- 5段階評価:★★★★★
- 点数:100点
- コメント:合計10か所設定とプロファイル機能で超便利
1.ところでこのマウスを見てくれ、どう思う?
M-HT1DRBKとM570の大きな違いは何かというと、ボールを操作する指です。
トラックボールマウスは親指で操作する物が多いですが、このマウスは人差し指と中指で操作します。
人差し指と中指で操作することの何が良いの?
と、思うかもしれませんが、
ゲーマーはスティック操作で親指を酷使している!
なので、日常の仕事では、親指を休ませたいんですよ。特にFPSを長時間やった後。
一般的なマウスだと手首が痛い、普通のトラックボールだと親指が痛い。
よって、人差し指と中指タイプがベストな訳です。
2.アプリケーション(プロファイル)毎に10ボタンを設定することが可能
下の画像は設定用のアプリケーション、エレコム マウスアシスタントの設定画面です。

使用するアプリケーション毎にボタンの挙動を設定できます。
プロファイル=アプリケーション毎の設定です。
つまり、10ボタンの挙動を、アプリケーション毎に変えて設定することが出来ます。
上の画像では、プロファイルという所に、”Mail/Firefox”と書いていると思いますが、筆者の場合は偶然にも使っているメールソフトとFirefoxが同じ設定でOKだったため、その様な名前を付けています。
個別設定していないアプリケーションには、デフォルト設定したプロファイルが自動的に適用されます。
筆者の場合は、中ボタン、ボタン8、チルト右以外は全て共通にして、これら3ボタンはアプリケーション毎に中身を変えています。
アプリケーション毎に大きく変えすぎると流石に混乱するので、鉄板のショートカットは共通で設定した方が使い易いです。
ディスプレイを複数並べて、アプリケーションを複数立ち上げて作業する人は、”Windowsキー+矢印”で、画面ピッタリにウインドウを移動させること多いと思うんですが、わざわざマウスから手を離さず操作できるので、矢印4方向とも登録することがオススメです。
後は、アクティブ”以外”を最小化するWindows+Homeが手元で即出せるとかなり便利です。ごちゃごちゃして来たけど、ウインドウを閉じたく無くて、タスクビューの切り替えもしたくない時に。
なお、共通に多く割り当てると、そこまで頻繁には使わない準レギュラー的なショートカット用のボタンが欲しくなります。それについては、左手用にプログラマブルテンキーを用意して、24個コマンドを仕込んで使っています。
そちらは単純なショートカットではなく、一連のキー操作(ショートカット〇〇を押してから、Tabを2回押して、その後エンター押すみたいな。)をまとめて入れることが出来ます。
それについては、また別の機会に紹介したいと思います。
3.簡単には操作をマスターできない
記事の冒頭にも書きましたが、トラックボールマウスは一朝一夕で上手くは使えません。
使いこなすまで時間が掛かります。慣れた環境を捨てて、ガラっと操作性が変わるので40時間ぐらいはトレーニングだと思ってください。
40時間!?と思うかもしれませんが、1日8時間働いたら×5日です。逆に、1週間も使えば段々と馴染んできます。(が、それを待たずに直ぐ諦める人が多い)
ゲームで例えると、スプラトゥーンで通常操作をしていた人がジャイロ操作に変更したらどうなるでしょうか?
ジャイロの直感的なエイムに慣れるまでは時間が掛かりますよね?でも、馴染んでくると、ジャンプ中に簡単にエイム出来るようになってジャイロ操作を手放せなくなります。
それと同じで、時間が経てばもうこのマウスを手放せません。
マンガで例えると、幽遊白書の飛影が探し物をするために邪眼手術をしたら、妖力が低下してA級妖怪からD級妖怪になりました。それと同じで、最初は必ず操作性は低下します。
しかし、大玉の操作+10ボタンの設定をアプリケーション毎に設定した環境に慣れると、操作性は一気に向上します。
無意識に設定したボタンを選べるようになってくると完璧です。ショートカットのためにキーボードを触る機会が一気に減って、仕事効率が大幅にアップします。
偶に、他の何かの機器やアプリケーションと干渉しているのか不明ですが、ボタンに設定したショートカットが効かなくなることがありますが、その時はマウスアシスタントを一回起動して何もせずにOK押すだけで直ります。(多分PCの環境依存)
ちなみに、大玉が真ん中に配置されているタイプは、KensingtonのK72359JPもありますが、あれは4ボタン+2の6か所設定しかできません。
マウスは設定できるボタンの数が多ければ多いほど良いので、エレコムのM-HT1DRBKを選ぶわけです。