★★★★☆ 弱さは速度でカバー!なんて出来ませんでした。
レビュー投稿時の進行状況
進行度:★4のCPUなら勝てる程度。(5に勝てない)
100円セール品なので点数は無し。★評価のみ。
2019年3月に、ウェイトタイム制を採用し駒を自由に動かせる、狂気の将棋ゲームとしてリリースされ、そのトンデモ発想が話題になったリアルタイムバトル将棋ですが、2020年1月9日にオンライン対応版が発売されていました。
ダウンロード版2200円でしたが、期間限定セールでなんと100円だったので買ってみました。
1.定石を知らないと幾ら早く入力出来ても勝てない
この将棋はターン制ではなくリアルタイム制なので、任意のタイミングで、好きな駒を好きなだけ動かすことが出来ます。
ただし、自由に動かすことが出来ると言っても、ウェイトタイムが設定されているので、1回動かした駒は待ち時間が発生します。つまり、同じコマの連続行動は出来ません。

弱い歩なら3秒、強い飛車や角なら6秒と、駒によってウェイトタイムも異なります。
リアルタイム制なら、普通の将棋が弱くてもワンチャンあるんじゃないか!?
と、思って挑戦しましたが、どうにもなりませんでした!
弱いCPU相手なら歩を動かして道が出来た瞬間に角を滑り込ませるとか、歩に取られる前に桂馬を奥に入れて成るとかしてたら何とかなりましたが、CPU★5のツバキさんから完敗です。

結局、攻め方の定石を知らないので、ポンポンと勢い良く駒を進めても詰めきれず、逆に高速で敵に駒を献上しているような状態に陥ります。
何の牽制力も無いジャブを連打して、勝手に疲弊しているような感じでしょうか。
そして、守り方の定石を知らないので、取られた駒を自陣に数個置かれて、その対応が分からずアタフタしているうちに負けますw

オンライン対戦も少しやってみましたが、歴戦の猛者達に60秒ぐらいで詰れますw
2.同レベルで対戦すると一気に化ける
1.で触れたように、結局は元の棋力が勝敗を左右するので、ある程度の実力者以上でないと、このゲームの真価を発揮できないです。しかし、素人同士が戦えば低レベルながらに、反射神経勝負のボードゲームみたいな感じなって新しい遊び方も生まれてきます。
素人同士が戦うと、お互いに詰め切れないので、時間いっぱいまで戦うことになりますが、このゲームはMAXで300秒、MIN90秒と言う短期決戦仕様です。そして、タイムアップになった時は取った駒を点数化して勝敗を決定します。
途中で点数を意識している暇はないので、最後の15秒ぐらいはお互いに兎に角、歩でも何でもいいから、手の届く範囲を全部取りまくれ!という感じで動かしまくり、本来の将棋とはかけ離れたアツい展開になります。
そして、素人ながらにグチャグチャな盤面の中から、偶に詰める手が見える事があります。
相手が駒を取まくって点数を稼いでいる裏で、冷静に王を取ることが出来る事があると、それはまさに成長を感じられる瞬間なので、ニヤニヤが止まらなくなりますw
3.最後に
最初に書いた通りセールの100円で買えたので、非常に良い買い物をしたなと言う印象。元々の2200円で買うなら将棋をガチでやっており、このゲームの様な新しい発想を許容できる人向けでしょうか。
将棋ガチ勢じゃなくても、少し時間が出来た時に家族と遊んだり、来客時には面白いゲームの話のネタになるので、セール時に買うことが出来ればコストパフォーマンスに優れたゲームだと思います。
定期的にセールはすると思うので、スイッチのニンテンドーeショップをコマ目に覗いて見ましょう!
オンライン大会の情報も公式サイトで更新されているようなので、既存の競技を新たにeスポーツ化した好事例として盛り上がると良いですね。
ちなみに、2020年11月にはパッケージ版も発売されるようなので、パッケージをしっかりとコレクションしたい人はもう少し待った方が良いかもしれません。