- 5段階評価:★★★★★
- 点数:80点
- コメント:本気で遊ばないなら最高のパーティ向けボードゲーム
2020年11月19日にKONAMI発売された「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!」、筆者が桃鉄シリーズを購入するのは実に四半世紀ぶり。
グラフィックが綺麗になり、追加イベントや追加カード、追加駅が多数あるものの、プレイ感は何一つ変わらずまさに“定番”と言える非常に満足度の高いゲームだった。
安心と信頼の内容で、基礎的な部分に変化は無かったのでレビューしない予定だったが、お笑い芸人“陣内智則”とコラボしたコント動画が予想以上に面白かったので、それを紹介したくてこの記事を投稿する。
1.KONAMI全面バックアップの新作コント
この動画、桃鉄公式サイトのムービー一覧には載っていない。
公式にはCM,PV,物件巡りの動画3本が掲載されており、これらを見たところ、関連動画に陣内智則のチャンネルの当動画が現れて存在を知った。
一度もプレイした事が無い人でも理解できるように、プレイ開始直後の4月から決算前の翌年3月までを1年間通じてプレイしており、この動画を見れば自然とルールが理解できるよう作られているようだ。
1年分なので尺は18分と長目で見応えあり。丁寧に作られた初心者向け動画なのだが、ルールを理解しているシリーズ経験者が見ても飽きさせない内容となっている。
最後のオチ部分では、一発逆転するためのテクニックまで取り入れられており、制作への意気込みを感じた。
2.定番は本当に変わっていない
動画の紹介だけで終わるのも勿体無いので、ツイッターにアップした内容をまとめる。
序盤の買い占めの定番は・・・
約25年振りの桃鉄をプレイするにあたり、どこのどんな物件を買うと有利かあまり覚えていなかった。それでも漠然と、出雲は序盤でも買い占め可能な安いそば屋しかなく、買い占めできれば圧倒的に有利になるという記憶が残っていたので行ってみると、定番は変わっておらず感動。
四半世紀振りの桃鉄。出雲=そば屋を少額で買い占め可能 という記憶があったが定番は変わっていなくて感動した! #桃鉄令和 #桃鉄 #NintendoSwitch pic.twitter.com/bUXX1sGe7P
— Sara@ゲームの話が7割ぐらい (@mig60_net) November 29, 2020
流石に四半世紀も経過すればそば屋以外にも何か名物あるだろう!というツッコミも入れたい所なのだが、やはりそば屋の買い占めはシリーズの“定番”という事なのだろう。ちなみに、作品によっては蕎麦屋以外の物件も登場するらしい。
そば屋繋がりでもう一つ
2020年は何かと話題になった対馬にも物件駅があり、そば屋があったが誉は売っていなかった。
3.相変わらずのエグい仕打ちも
桃鉄をプレイしていると運悪く、本気でどうしようもない状態に陥って、何の救いも無くゲームが終了することがある。そのようなアクシデントは桃鉄の定番中の定番なのだが、マイナスに陥ったプレイヤーを完全に殺しにくる仕様がさらに追加されていた。
借金が一気に膨れ上がるビッグボンビー
貧乏神が変身する新たなボンビーであるビッグボンビーは、サイコロを振って出た目の数だけ借金を掛け算してくる。
逆転不可! #桃鉄令和 #桃鉄 #NintendoSwitch pic.twitter.com/sJT5lSDcHt
— Sara@ゲームの話が7割ぐらい (@mig60_net) December 5, 2020
一応、マイナス100億まで行けば記念仙人が出て、借金を帳消しにしてくれる。既に借金帳消しイベントの発動後だったり、マイナス100億に届かない中途半端な額で終わった時は悲惨。徳政令で0に戻すこともできるが、短期ではどうにもならない。
キングボンビーのカード埋めもキツイ
みんなが大嫌いなキングボンビーも、色々とパワーアップ。
そこそこの確率でやられる、〇〇に行けカードでカード欄を全て埋める妨害がキツイ。
キングボンビーに荒らされたとしても、様々なカードを駆使すれば逆転可能な桃鉄だが、これをやられるとキングボンビーが去った後に何一つカードを補充できず手詰まりに。
〇〇に行けカードで埋めた次のターンに、勝手に全部のカードを捨てるが発動して2ターン被害なしというパターンもあるので、それに期待するしかない。
桃鉄は本気でプレイするゲームではないので、CPUの極端なサイコロやルーレットの補正に怒ったり、一緒に遊んでいる他のプレイヤーの妨害を恨んだりせずに、気楽にプレイしたいところだ。