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不思議のダンジョン 風来のシレン5plus【レビュー/評価】Vita版がSwitchに移植されるが、不思議のダンジョン久しぶりの人は良く考えて買おうという話

12/5にSwtich版の追加ダンジョン「運命神の裏庭」をクリアして記事を投稿しました。
不思議のダンジョン 風来のシレン5plus 追加ダンジョン【レビュー/評価】追加された高難易度ダンジョン、”運命神の裏庭”を初見一発クリア!

以下の記事は、DS版/Vita版を踏まえた、Swich版発売前の情報。

評判/点数/感想
  • 5段階評価:★★★☆☆
  • 点数:70点(DS版、Vita版の評価)
  • コメント:久しぶりに買う人は戸惑う事間違いなし。

2015年6月4日にPSVitaで発売された、「不思議のダンジョン 風来のシレン 5plus フォーチュンタワーと運命のダイス」が、2020年12月3日にSwitchに移植されることが決まった。元々、Vita版風来のシレン5plusは、2010年12月9日のDS版風来のシレン5に追加要素を加えた移植版なので、10年ぶりに再びニンテンドーハードに逆輸入されて戻ってきた訳だ。

参考 「不思議のダンジョン 風来のシレン 5plus フォーチュンタワーと運命のダイス」がSwitchとSteamにて発売Gamewatch

2020年3月に公開されたPVでは、追加ダンジョンが用意されているような内容が書かれており、新作に飢えているシレンジャーには待望の新作だ。

しかし、新作が出る度に購入している熱心なシレンジャーではなく、風来のシレン4や5をプレイしておらず、久しぶりにシレンシリーズに手を出してみようと思っている人は注意してもらいたい。シレン5には以下の問題点が存在する。

シレン5の問題点
  • HP回復の仕様が昔と異なる
  • 夜&技が追加されている
  • 製作陣営の自己満足要素がある

1.アイテム管理が面倒くさくなるだけのHP回復量

不思議のダンジョンシリーズではHPが減ったとしても、歩けば歩くだけHPが回復していく。昔の不思議のダンジョンシリーズおけるHPの回復量は、最大HPに対する割合で決まっており(初代なら1ターンで150分の1)、HPが増えれば歩くだけでモリモリとHPが回復していた。

しかし、風来のシレン4以降はHP割合回復ではなく、最大HPが上がると何故かHP回復量が減っていくという仕様が追加された。詳細な計算式は攻略サイトなどを参照してもらいたいが、HPが増えて200程度になると、2歩でHP1しか回復しなくなる。

割合回復から固定値(しかも圧倒的に少ない)にされたので、必然的に回復アイテムを沢山持ち歩く、盾を大きく強化する、接近される前に倒すなどの大作が必要になる。ストーリークリアまでのダンジョン(事実上のチュートリアル)ならまだ良いが、クリア後の高難易度ダンジョンではこの仕様がかなりのストレスになる。

ダメージ⇒自然回復追いつかない⇒アイテムで対処 と言う流れがどうしても発生するので、中盤にアイテムの引きが悪いとジリ貧になる。致命的なミスを犯していないにも拘わらず、中途半端な階層でゲームオーバーになるという、余り面白くない展開が頻発する。

回復アイテムをHPが最大まで回復している状態で使い、HP上限をブーストしたくても、手持ちアイテム次第では温存する選択をする必要もある。それも考える要素の一つだと言われればそうかもしれませんが、管理要素が増えるだけで面白さには繋がっていない。

この固定値回復の仕様はシレン4で非常に不評だった。それがシレン5でも採用された理由は、シレン5はシレン4を流用して低工数で作られた、実質的にシレン4.5的なポジションだからだ。今のスパイク・チュンソフトは、ハッキリ言って企業体力が無い。回復仕様を変えて全体的なバランス調整をやり直すのは難しいのだろう。

2.技名のセンスの無さが絶望的に受け付けない

風来のシレン4以降、夜システムが採用されている。

時間が経過して夜になると、凶悪なモンスターがダンジョン内を徘徊するようになる。その凶悪さは、初代風来のシレンにて、峠で亡霊武者が乗り移ってハブーンがマムーンにレベルアップした時ぐらいのインパクトだ。夜になると、その様な即死級の攻撃力を持ったモンスターが、当たり前のようにポップするようになる。

しかし、夜のモンスターにはワザを使う事で、大ダメージを与えて楽に倒すことが出来る上に、大量の経験値を入手可能だ。ただし、技は使用回数が決められており、夜の敵には通常攻撃は通らないので、技が無くなって囲まれたらゲームオーバーになる。

その仕様までは良いのだが、問題はその技の名前だ。一番最悪なワザを紹介する。

大貫通ドドーン砲!

 

致命的に技名がダサい。

この技名をスパチュン社内で誰も止めない時点で、ゲームの出来もお察しだ。

ワザは大量に用意されているので、興味がある人は”シレン5 技”で検索すると良いだろう。他にも信じられない技名が出て来るはずだ。正面3体を即死させる”三匹うぎゃあ破”がオススメ。

ちなみに、この”大貫通ドドーン砲”はスパチュン的には手ごたえを感じているらしく、別のゲームにまで出張登場させている。

参考 「不思議のクロニクル」×「風来のシレン」コラボDLCの配信がスタート4gamers

不思議のクロニクルという、ひたすら左から右に進んでいくローグライク強制横スクロールRPGと、風来のシレンがコラボした際に、クラス”風来人”として大貫通ドドーン砲を引っ提げたシレンが登場する。シレン5の宣伝を兼ねていたようだがマイナス効果しかない。コラボしない方がマシだ。

センスは兎も角、ワザは専用ダンジョンとして幾つかあれば十分だったのだが、最高難易度の持ち込み不可ダンジョンにも登場する。夜と昼はターン経過で切り替わるので、単純にモンスターの出現テーブルが2倍用意されている。前項でジリ貧で面白くない倒され方をすると書いたが、回復アイテム問題は、どの階層を昼と夜どちらで抜けるかという選択肢にも影響してくる。アイテムが足りないから夜に経験値を稼げないとか、HPが減って逃げたら図らずとも即降りしたい階層で夜になってしまったとか、調整が非常に面倒くさい。

3.スタッフの自己満足の塊、石像の洞窟150問目

初代風来のシレンには、フェイの問題と呼ばれるパズルダンジョンが用意されていた。シレン5では石像の洞窟という名前でパズルダンジョンが存在しており、何と初代の1.5倍の150問を楽しむことが出来る。

しかし、その150問目が開発陣営の自己満足の塊で不快でしかない。

一人で正解ルートを考えてるならば、この1問だけで300時間ぐらいは必要なレベルの鬼畜難易度。インターネットで情報共有が当たり前の時代なので、SNSなどで解法を活発に議論する前提なのだろう。

どのような内容かは、動画を見てもらった方が早いので以下を見てもらいたい。手順を完全に理解していても8分以上かかる。やり方調べてクリアすれば良いとwikiなどで手順を見たとしても、何回も失敗して数時間は掛かると思った方が良いだろう。

下の動画にて、途中で何度も呪いの罠を踏んだり、床にアイテムを置いたり、画面外に遠投したりしているのは、決して無駄行動ではなく全て必要行動だ。

4.結局は買わない方が良いのか?

前3項の不満点を許容出来る人は買っても良いだろう。夜モンスター出現テーブル考えたり、どのアイテムを拾ったら何をするべきか、パターンを細分化して検討する事が楽しめそうな人にはオススメしたい。

また、買うならパッケージ版を手に入れたい。何故なら、”秘蔵図録&風来旅十景”という特典が付いて来るからだ。シレン関連の資料集と言うと、昔はビックリの壺という書籍が発売されていたが、最近はファミ通から適当な攻略本が出るだけでファンが満足できる資料集は発売されていない。

シリーズのキャラクターデザイン担当である長谷川薫氏のイラストや設定画を沢山見たいのだが、その機会がファンには与えられていない。しかし、今回は特典でようやく願いが叶いそうだ。わざわざ収納ケースでソフトと一緒に保管できるような仕様になっているので、内容にもそれなりに自信があるのだろう。

不思議のダンジョン 風来のシレン5plusを買ったものの、★3で70点程度の出来栄えに不満を持つ人が多いことが予想される。そういう人は、不思議の幻想郷リローデットをプレイすると良い。★5の90点ぐらいの出来なので、東方だと毛嫌いしてはいけない。

なお、不思議の幻想郷リローデットの続編、不思議の幻想郷ロータスラビリンスは、カラス避けの反射板として吊るす程度の能力しか持っていないのでクソゲーなのでプレイしてはいけない。(10時間ほどでトロコンなので、トロフィーブースターとしては使える。)

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