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超王道JRPGながらも、ターン先取りシステムが最高に面白い!ブレイブリーデフォルトII【レビュー/感想】

評価と簡易感想
  • 5段階評価:★★★★☆
  • 点数:80点
  • 感想:将来ゲームパス入りして90点になると予想。
  • レビュー投稿時の進行状況:ノーマルエンドをクリア後、真エンドに向けて少しプレイ。
  • プレイ時間:約30時間

ブレイブリーデフォルトIIは、スクウェア・エニックスからSwitch向けに2021年2月26日に発売されたRPG。2012年10月11日に3DS向けに発売されたブレイブーデフォルトのナンバリングタイトル。

ブレイブリーデフォルトは、往年の名作RPGであるFF5の血筋を継ぐ作品であり、多彩なジョブと習得したアビリティの組み合わせで、キャラクターを自由に構築できることが特徴。また、ターンを先取りして複数回連続行動するブレイブと、ターンを貯めながら防御するデフォルトという独自のシステムが取り入れられている。ブレイブリーデフォルトIIでもそれらは健在で、ジョブ名やアビリティの詳細は変われど、ほぼ前作と同様の遊び方が可能。そのため、前作を楽しめた人なら高確率でハマるだろう。

1.5年に1回ぐらいは遊びたい超王道JRPG

ブレイブリーデフォルトIIのストーリーを簡単に説明すると、

水・火・土・風の4つのクリスタルが奪われた。クリスタルの大いなる力が解放されてしまうと、封印されし”ヤミノヒトミ”が復活し、世界は滅亡の危機に瀕してしまう。亡国の姫グローリアとその仲間達は、封印が解かれる前にクリスタルの奪還するべく旅に出る。

という、むせかえるようなJRPG臭の漂う超王道展開。最初から最後まで作風は変わらず安心して観ていられる。前作同様にノーマルエンドからの真エンドを目指す形式なので、最後に仕掛けは用意されているようだが、前作のように奇を衒った内容では無さそうである。

あまり深く考えずにストーリーを楽しむことのできるJRPGなので、ノスタルジックなファンタジー物に触れたいのであれば間違いなく最適な作品である。

ハードが3DSからSwitchに変わり、次世代機としては非力ながらも、JRPGのグラフィックには十分なスペックが与えられたことで、その世界観を存分に表現できるようになった。特に街のグラフィックは秀逸で、温かみのあるミニチュアのような世界を楽しむ事が出来る。

温かみのある街並みは思わず見入る

また、フィールド上の操作キャラ対して強めに焦点が絞られており、前後がボケて奥行きを出すように工夫されている。

吹き出しもボケる

3Dデフォルメキャラは好みが別れるだろうが、キャラクターの特徴を捉えた表情をしている点も評価したい。狂った様子から冷酷な雰囲気まで、デフォルメキャラでもしっかりと伝わってくる。

ピクトマンサーの狂った顔

冷酷な妖精

また、登場する魔法やアイテムの多くはファイナルファンタジーシリーズに準拠しているので親しみやすい。ファイナルファンタジーシリーズ経験者であれば、懐かしさを感じること間違い無し。

2.ボス戦が何よりも面白い

ブレイブリーデフォルトIIの面白さの半分以上は、難易度が高いボスバトルが占めている。

ストーリー上のボスの大半はアスタリスク所持者であり、それらはジョブ特有の見た目をしているため、次にどんなジョブの誰と戦うかは一目瞭然。隠す気は無く完全にネタバレされているのである。

このあと滅茶苦茶ジャンプされた(竜騎士的な意味で)

事前にボスのジョブが分かっているので、どのような攻撃をしてくるかも大体想像が付くのだがボス戦は面白い。それはやはりブレイブとデフォルトの特殊なターンシステムのお陰だ。

こちらがブレイブで複数ターン連続行動をしたり、デフォルトでターンを溜めたりするように、ボスもブレイブとデフォルトを使いこなして大ダメージを与えてくる。弱体を掛けてから連撃を放ってきたり、回復魔法連打で今までのダメージを全て無駄にされたりと、ボス戦の度に驚かされることだろう。

見た目からジョブ特性は容易に想像つくが・・・

ボスは体力が減ってくると行動パターンが変わってくる。序盤なら仲間が倒されても、レイズ→ケアルラ→念のためプロテスのように、ターン先取りで回復とバフをまとめてやっていれば十分耐える事が多いが、パターン変化後は回復が追いつかなくなってくることが多い。

加えて、今作からの新要素として追加された、カウンターとジャマーがボス戦の難易度を大幅に上げている。

カウンターは名前の通り、こちらが攻撃に対する反撃だが、ジャマーは特定の行動に反応して発現する行動である。例えば、アイテムに対するジャマーを持っているボスの場合、仲間にポーションを使うとそれに反応して強力な攻撃を挟み込んでくる。ジャマーの対象は当然ながらアイテムだけではなく、デフォルトや特定のジョブのアビリティであったりと多岐に渡り、戦って実際に発動されるまで詳細は分からない。

初見だとアイテムを使うだけでも怖い

カウンターとジャマーは確率で発動するとはいえ、こちらが迂闊なブレイブ4回行動をすれば、最悪4回も手痛い反撃を受けることになる。

ボスに対して気持ち良くブレイブ攻撃を決めることが出来なくなったので、このシステムは賛否両論あるだろうが、個人的には一度ボスで全滅してから、相手のカウンターとジャマーを踏まえてジョブとアビリティと組み合わせを考える作業が実に楽しかった。この仕様を受け入れる事が出来るかどうかが、ブレイブリーデフォルトIIを面白いと感じるかどうかの分かれ道と言っても過言では無いだろう。

手持ちのジョブの育成具合によっては打つ手無しになる場合もあり、その時には潔くジョブのレベル上げをするしか無い。幸いにも意図的に特定の種族のモンスターと連戦できるアイテムが用意されているので、レベル上げ自体はさほど時間が掛からず苦ではない。

ちなみに、魔法使いタイプのボスであれば、ヴァンガードやシールドマスターのようなタンク職と白魔導士で回復し続けて、MP切れまで粘るという戦法を取れないことも無い。

オラクルのおじいちゃん、MP欠乏症に掛かってしまって・・・

そしてボスを倒せばお待ちかねの新ジョブ解放である。新ジョブ解放からのアビリティ確認の瞬間はまさに至福。習得可能アビリティには、戦闘中に選択して使うコマンドアビリティ以外にも、決められたコスト内でセットして常時発動するタイプのアビリティもある。これらの組み合わせから、今後の育成方針に頭を悩ませることも楽しみの一つだ。

新ジョブ入手のワクワクはプライスレス

狩人の仕返し回避は、物理カウンター100%回避の超重要アビリティ

このように、ボス戦は実に楽しいのだが、ザコ敵もカウンターとジャマーを使ってくるので少々面倒くさい。ザコ戦は仲間全員でブレイブ4回行動1ターンキルが前提のバランスなので、同時出現数が多めに設定されており、5,6体同時に出現する事も良くある。そのため、ジョブや武器相性が悪くて倒し損ねたり、ジャマーを発動させてしまうと簡単に全滅する危険があるので気を遣う。特に、同じモンスターが複数体居る時にジャマーを発動させてしまうと、こちらが1回行動しただけで複数回の反撃を貰うことになり大変危険。

ザコ戦でまで考えてプレイすることが面倒くさい場合は、攻撃用の消費アイテムを買い込んで、積極的に投げて行く方が良いだろう。金は掛かるが結局は時短になるのでトータルで見て損はしないはずだ。物理攻撃アイテムの場合、350の固定ダメージだが、手裏剣や投げ斧など武器属性を敵の弱点に合わせたり、盗賊の攻撃アイテム強化のアビリティと組み合わせることで、敵全体に大ダメージを与えることができる。

基本は350の固定ダメージだが、アビリティや弱点で効果アップ。

3.不満点も幾つかある

ブレイブリーデフォルトIIは、王道のストーリーやボスバトルの楽しさは高評価だが、作品全体を手放しに褒めたたえることは出来ない。特に以下の3点は減点の対象である。

ロード長過ぎ問題

やはり最大の問題点はロード時間だろう。マップが切り替われば確実に数秒のロードが入る。JRPGでは街からフィールドに出てから、”アイテムを買い忘れた”と思い出して再び街に戻るなんてことは日常茶飯事だが、出入りだけで合計10秒弱のロスが発生する。

また、街の中で人に話しかけただけで一瞬フリーズするし、ストーリーの進行に合わせて任意で楽しむ事の出来るパーティチャットを開いても数秒の読み込みが発生する。特にパーティチャットでロード時間を取られる事は致命的。パーティチャットでは、ストーリーの補完として登場人物のバックボーンが語られたり、街での出来事について仲間内で回想するような内容が多く、王道JRPGにおける重要な世界観の構築要素である。折角パーティチャットが多数用意されているにも関わらず、ロード時間の長さから開くことが億劫になってくる点は実に残念である。

無駄な草刈り問題

次に、理解できない仕様は草刈り。ゼルダの伝説の如くフィールド上で草を刈り取ることができる。元々は敵シンボルに対するエンカウント時の先制攻撃や、ダンジョン内の隠し通路を見つけるためのアクションにだったようだが、そこに特に意味も無く草を刈ってアイテムや装備を手に入れるという仕様が追加されている。

フィールドの草を刈っていると、進行状況から考えると妙に高額な装備や資金が手に入る。そのため、せっせと草を刈ることになるのでストーリー進行の腰を折ってしまうことになる。草刈りをしなければ良いだけだが、元々高価なアイテムが手に入るため、特定のエリアの草を刈れば何か限定アイテムでも出るのでは?と、思ってしまい刈らずにはいられない。結局最後まで限定アイテムが出たのかどうかは分からなかったが、草刈りがパーティの戦闘能力向上に繋がったことは間違いない。しかし、それはJRPGらしくレベル上げで達成したかった。

体当たり強過ぎ問題

すっぴんの体当たりが強すぎるという問題もある。最初から最後まで体当たりが万能すぎる。ジョブとアビリティの組み合わせの妙を楽しむゲームにおいて、突出して強い技があると遊びの幅を狭めてしまう。

体当たりはBPを1消費して、攻撃力に装備重量も加味したダメージを与えた上に、行動を遅らせるという技だがこれが兎に角強い。行動に加えてBPを1消費するため、体当たり1回で2ターン行動したことになるが、それでも十分にお釣りがくる性能。加えて、ピクトマンサーの”サブBP節約”をセットして、すっぴんをサブジョブにセットすると、無制限に体当たりを撃ち放題になる。狩人の固有特性”バラージ”と合わせればダメージも10%づつ上昇していくので、メイン狩人+サブすっぴんで体当たり4連発は、相手の属性無視のお手軽強攻撃として最後の最後まで使えてしまう。

サブBP節約でBPのデメリットが無くなると、命中率の低さだけがデメリットだが、それも狩人を筆頭に、比較的に命中率の高い軽装系アタッカーで使えば問題ない。威力は装備重量を参照と言いつつも、軽装でも十分なダメージが出るし、命中も高くなるので結果として強い。

メインジョブによっては命中率に難はある

BP節約は体当たり以外にも応用が効く強アビリティ

これらの問題により20点の減点をしている。

当レビュー記事の一つ前のゲームニュース記事で、スクウェア・エニックスのオクトパストラベラーズがXboxのゲームパス入りする記事を紹介したが、将来ブレイブリーデフォルト2も同様に配信されるのであれば、ロード問題は解消されるので、90点まで点数は上昇すると考えてもらいたい。

ブレイブリーデフォルトIIは明確に3つの問題を抱えているが、王道PRGに飢えていたり、FF5のジョブシステムに特に深い思い出を持っている人には間違いなくオススメ出来るゲーム。難易度もノーマルとハードが用意されており、前述の体当たりを多用しなければノーマルでもRPGとしては難易度は高めなのでやり応えも十分。また、音楽も前作同様にRevoが担当しており、サウンドトラックはファン必携の出来栄え。

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