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HADES(ハデス)【レビュー/評価】前評判で期待値が高まり過ぎた感が否めないが、それを差し引いても尚、名作には間違いない

評価と感想
  • 5段階評価:★★★★☆
  • 点数:90点
  • 感想:ローグライクアクションとしてはありきたり
  • レビュー投稿時の進行状況:電磁砲でクリア。
  • プレイ時間:約8時間
  • 実績:175/1000

HADES(ハデス)は、Supergiant Games開発のローグライクアクションゲーム。2021年6月24日にSwitch版が発売され、9月30日にパッケージ版がPS4/5,Xbox,Switch向けに発売予定。また、8月13日からはXboxのGamePassに対応しているので、今回はXbox Series Xでプレイした。

少しでもゲーム情報を収集しているゲーマーなら、”HADES”というシンプルなゲームタイトルを一度は目にしたことがあるだろう。HADESは海外で数々のゲームアワード受賞したことから、日本でも発売前から大きな話題となっており、ローグライクやインディーゲームに興味が無くても情報が目に付くレベルに前評判が高かった期待作だ。

しかし、1周クリアした段階での感想を、誤解を招くことを承知で書くと、記事タイトルにあるように、

前評判が高過ぎて、余りに大きな期待を寄せ過ぎた。

である。しかし決して、面白くないとか、つまらないという意味では無い。

スタイリッシュで爽快感のあるアクションは病み付きになり、洗練されたアートはギリシャの神々を美しく彩り、家出の黄泉路に華を添える。また、底の見えない程に用意されている会話パターンには驚愕した。ただし、ローグライクとしては新しい物は何一つ無い、ステージ構成にはやや不満が残った。

筆者が”期待を寄せ過ぎた”と感じた理由は、ここまで前評判が高いので、”ローグライクゲームとして何か革新的な試みが行われているのではないか?”と考えていたからである。

つまりHADESは、ローグライクとしては平凡だが、アクション、アートワーク、会話を至高の域まで到達させた結果生まれた名作と言える。

1.既存のローグライクと差別化は図れていないが、軽快なアクションが秀逸

HADESは各方面で大絶賛されているゲームだが、ローグライク面においては特に革新的なゲームでは無い。

プレイヤーは主人公ザグレウスを操作し、ギリシア神話における冥府を脱出して地上を目指すことになる。(その冥府からの脱出は、ネットのゲーマー界隈において殊更”家出”と称されている。)

その家出の旅路はランダム生成されるバトルフィールドになっており、バトルをクリアする毎に、オリュンポス十二神から功徳と呼ばれるバフ効果を得たり、冥界の商人であるカロンと売買するためのゲーム内の資金や、ロストしない通貨に相当する「冥府の鍵」や「闇の結晶」を手に入れることが出来る。また、ダイダロスの槌というアイテムを手に入れることで攻撃特性を変化させることも出来る。

功徳は3つ提示された中から選ぶ。ランダムでランクも変動する。(レアやエピックなど)

ローグライクではお馴染みの、ロストしない通貨によるステータス底上げ。

プレイしたてで右も左も分からない内は、様々な功徳のバフ効果を試しながら操作に慣れつつ、鍵と結晶を集めてステータスを底上げしていく。そして、一通りの操作も覚え、武器や功徳のシナジー効果も理解出来て、ステータスも伸びたところでクリアを目指していく。つまり、ローグライク特有のパーマデスで手に入れた功徳を失いつつも、パーマバフ(永続的な強化)で確実に強くなっていくという、ローグライクゲームの王道なのでシステム面では特筆するべきことは無い。

武器は全6種だが、それぞれに派生が4パターン用意されている。

賜物という、アクセサリー的な装備品も数多く用意されているので、自分のプレイスタイル合わせて選択する。

家出の道中は4ステージに分かれており、バトルと強化を繰り返しながら4回ボスを倒せばクリアとなる。家出のラストには4回目のボス(ラスボス)として父ハデスが待ち受けているが、それ自体は特にネタバレという訳では無く、クリア後も延々と家出を繰り返すことになる理由が肝心なので、そちらは是非プレイして確かめて欲しい。

クリアだけなら1プレイ30分程度と短め!

初クリアは約33分というタイム。慣れればもっと早くなってくるはずだ。

主人公ザグレウスが装備する武器は6種×4派生=24パターンが用意されており、攻撃方法の特性変化や、功徳によるバフのシナジー効果など、組み合わせの幅は広いが、4ステージ4ボスで1プレイ30分と聞くと、少々物足りなく感じる人も居るだろう。しかしそれは杞憂だ。

用意されている6種の武器(剣、槍、盾、弓、拳、電磁砲)は全く操作性が異なっており、派生と功徳によっては、通常攻撃、特殊攻撃どちらを主体に置くか変化する。時には弾数制の魔弾という遠距離攻撃も活用することになる。HADESはアクションゲームとしては、普通よりもやや難しめに振れた難易度なので、武器の扱いに慣れるまではラスボスに辿り付くことも難しいだろう。

慣れない武器だと3体目のボスが鬼門!死に戻りで時間が掛かる!

やや難しめとはいえ、どの武器も軽快に流れるような攻撃を繰り出すことが可能であり、操作入力に対する追従性も素晴らしい。複雑な操作無しでも格好良く立ち回れるので、ローグライク以前にアクションゲームとしてトップクラスの面白さだ。更に、攻撃に伴うエフェクト類はどれも美麗で、適当に武器を振り回しているだけでも、冥府という舞台に場違いなスタイリッシュさが演出されて、楽しさをブーストしてくれる。

折角なので、動画で4つの武器を紹介する。

通常攻撃主体の剣

停滞する特殊攻撃を軸に守りを固めて戦う盾

シナジー効果で無数の矢が相手に必中する弓矢

安全地帯からグレネードを撃ち続ける電磁砲

武器を使いこなしてクリアした後は、様々な”懲罰の盟約”という枷を与えられて難易度が上り続けていく。次項にも記載するが、周回することが前提のゲームなので、ボリュームという点については全く問題ないはずだ。

ちなみに、HADESは他のローグライクゲームと比べて、比較的に好みのビルドを作り易くなっている。エリア移動の度に、道を2択か3択で選ぶことになるが、その先の報酬が予めアイコンで表示されているのだ。例えば槍のマークがあればポセイドンの功徳、盾ならアテナの功徳など、功徳の中身自体はランダムだがジャンル(神々)は提示されている。また、体力が少ない場合にはショップに行くなどという選択も可能となっている。

そのため、アクションが苦手であっても、ある程度シナジーを覚えてしまえば、狙って強化をすることが可能なので何とかクリアすることが出来るだろう。

右の強化アイテムを取りに行きたいが、体力が少ないので右のショップアイコンへ・・・。

2.圧倒的文章量と、美麗なイラストワーク

HADESがここまで持て囃された理由は、何もアクションが一級品だったからだけではない。その評価を支えるのは、ローグライクゲームの常識を逸脱した会話パターンの多さだろう。

一般的にローグライクゲームというと、大ジャンルがRPGやアクションどれであれ、ランダム要素の組み合わせに重きを置いている。そのため、序盤は導入である程度の会話や説明は在れど、一通りのイベントを見終えると淡々とした雰囲気になり、後はプレイヤーが黙々と腕を磨き続けるというものが多い。しかし、HADESには尋常では無い数の会話が用意されているため、話を幾ら聞いても会話の底が見えてこない。

家出に選定した装備、道中で手に入れた功徳の組み合わせ、前回家出の結末(道中の誰で倒された、あるいはどのボスを倒した)などなど、考え得るあらゆるパターンの会話が用意されており、その多さには驚かされる。HADESは海外でリリースされた後、ローカライズに随分と時間を要しており、翻訳者が苦労している様子は公式情報から伺い知ることが出来た。いざプレイしてみると分かるが、言い回しが独特で翻訳が難しいとかではなく、単純にテキスト量が異常なのだ。これはローカライズが遅れても当然である。

アイギスの盾を装備した主人公を見て懐かしがるゼウス。

ゼウスの功徳取得後にアレスの功徳を取得すると発生する会話。

ラスボスである父上との会話も無数に用意されている。

クリア後も新しい会話パターンが次々と飛び出す!

また、饒舌なギリシャ神話の神々のイラストワークも凝っており、家出の舞台となる黄泉路も美しい。神々の服装は細部まで確認したくなるし、冥府では戦闘がひと段落した後に細部を見て回りたくなるだろう。パッケージ版にはアートブックが同梱されるとのことなので、ゲームパスでフリーに遊べるにも拘わらずパッケージ版も予約してしまった程の出来栄えだ。

3.ローグライクファンの目で見ると一部に不満点もある

HADESの話題性の高さから、本作で初めてローグライクアクションゲームに触れた人も多いだろう。普段はローグライクゲームを余り遊んでいないが、アクションゲームが好きであれば、HADSEを神ゲー認定をする人も居るはずだ。しかし、常日頃からローグライクゲームを好んでプレイする筆者からすると、HADSEはステージ構成にもう一工夫必要だったという印象を受けた。

まず、ボスにはバリエーション(基本動作は同じだが技が強化される)が用意されており、ランダムに難易度が変化するとはいえ、家出完了までに戦うボスは4体だけでありラストの”ハデス”が圧倒的に強い。次に、”闇の結晶”による底上げにて、最大で3回まで死亡してもHP半分で復活が可能となる”死神騙し”という能力が手に入る。この”ハデス戦”と”死神騙し”がローグライクゲームとしての面白さを損ねているといえる。

ラスボス”ハデス”の強さが、他の3体のボスよりも別格なので、このゲームは必然的に最序盤からハデス戦を意識して功徳とダイダロスの槌によるビルドを重ねていくことになる。全4ステージと尺が短いために、途中の山場(難しいボスやエリア)に向けての中間目標的なビルドは存在しない。つまり、序盤の引きに合わせてビルドの方針を調整していくという楽しみ方はなく、序盤はシナジー効果が得られなかったとしても、死神騙しによる復活効果で推し通して、無理をしてでもハデス戦に向かって全力疾走という訳だ。そのビルドスタイルはザグレウスの家出というテーマには合致しているかもしれないが、ローグライクファンからすると、少々底の浅さを感じた。

1ステージのボスは復讐の三姉妹の一人メガイラが基本。

時折、他の姉妹が登場することもある。攻撃方法・性格が異なり会話パターンも豊富なのは評価できるが・・・

ただし、この記事のタイトルにもあるように、HADSEは名作には間違いなく、熱心なローグライクファンから見れば少し疑問点が残る程度だと考えてもらって構わない。低価格で繰り返し長時間遊べる良質なアクションゲームを探しているのであれば、絶対に買いである。もし、プレイヤーがローグライク初心者であれば、HADESで冥府からの家出を完了した暁には、新たにローグライクの沼にハマって行くのも良いだろう。

なお、冒頭にも記載した通り、HADSEはXboxのゲームパスに対応している。Xboxを購入予定であれば、アップグレードキャンペーンについて以下の記事にまとめているので、参考にしてもらいたい。

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