点数評価 | – |
プレイ状況 | クリア |
プレイ時間 | 約0.5時間 |
発売日 | 2021年6月5日 |
対応機種 | Switch/Steam |
プレイ機種 | Switch |
開発元 | Rolliing Glory Jam |
発売元 | コーラス・ワールドワイド |
ジャンル | アドベンチャー ジャンルの考え方 |
『コーヒートーク』の作者であるモハメド・ファーミが、インドネシアのインディースタジオ、Rolliing Glory Jamと共同で製作とのことだが、プレイ時間約30分の短編であり少々拍子抜けする。心が落ち込み気味の人には刺さるストーリーかもしれないが、内容量に対して値段が割高なので、コーヒートーク信者ならお布施にプレイすれば良いという程度。
【総合評価】 | |
革新性 | |
ユーザビリティ | |
ビジュアル | |
サウンド | |
プレイ継続性 | |
コストパフォーマンス |
What Comes After(ワットカムズアフター)は、横スクロールの移動型アドベンチャーゲームだが、リリース情報にある通りショートストーリーなので、プレイ時間は約30分ほどの短い作品だ。プレイ時間はテキストを読む速度に左右されるだろうが、じっくりと読む人でも1時間もあればクリアできるだろう。
特にストーリーの分岐は無く、プレイヤーが状況に介入できる要素も無い。淡々とインタラクトして文字を読むだけのゲームだ。“コーヒートークの作者”という部分に釣られて買ったものの、プレイの9割はテキストを読むだけなので、770円は割高という印象を受けた。
コーヒートークに続いて多様性を論じる短編
コーヒートークは、ファンタジー種族と現代社会をミックスした異世界で、文化の多様性を楽しむ作品だったが、What Comes Afterもテーマは違えど多様性に重きが置かれている。
What Comes Afterの主人公ビビは、とある理由で死者を死後の世界に運ぶ電車に乗ってしまった、ごく普通の人間だ。死者を運ぶ電車の中には、老若男女問わずに幽霊が乗っているのだが、生前の生活に満足して安らかにあの世に向かう者、復讐心を滾らせて現世に未練を持つ者、そもそも状況を把握していない者など、話しかけた際の反応は千差万別だ。つまり、死生観の多様性が語られる作品である。
この電車には人間以外にも、飼い主の後を追った、あるいは飼い主を残して現世を去ったペットも乗っている。ペットの視点から見た死に対する認知も様々。
車両を進めば、野生の動物の幽霊も乗っており、野生生物には野生生物の死生観が在ることを知る。また、植物であれば、人間とは全く異なって生に執着が無いように見えて、綺麗な花を咲かせたかったような切実な願いを持っているなど、人間の物差しでは測れない価値観を垣間見ることが出来る。
このように、プレイヤー(人間)個人が持っている死生観など、ある一つの考え方に過ぎないと認識させられる作品である。ショートストーリーということで、短編小説のように淡々と進み、捻った問答や難解な表現は無く、短い尺の中で作者がプレイヤーに伝えたいことがダイレクトに伝わってくる作品だ。
心が落ち込み気味の人には刺さるかもしれない
What Comes Afterは、“自分が他人の重荷になっていると思い込んでいるすべての人たちへのラブレター”を謳っている。操作キャラクターはマスクを付けており、現実世界のNPCも全てマスクを付けていることから、リリースされた2021年8月時点のコロナ禍という情勢を反映した作品となっていることが伺い知ることが出来る。暗いニュースが多い世の中で、コーヒートークの作者なりに、時世の影響を受けて心が落ち込んでいる人向けに、プレイした人の心の在り方が前向きになるようなゲームを目指したのだろう。
筆者の場合は、コロナ禍による改革で大幅に仕事環境が改善し毎日の通勤も8割は無くなり、奇しくも恩恵を受けた側の人間だ。そのため、現在の生活で心に影を落とすことは無いので、残念ながら評価としては★3の人を選ぶという結果になり、内容は悪くないが770円ならコストパフォーマンス的に魅力を感じないお布施作品という感想に至った。
高々770円だが、コストパフォーマンスは評価に反映させる主義である。
コーヒートークのファンで、少し弱っているので心温まるストーリーに触れてみたいという人はプレイしてみても良いかもしれない。
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