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Coffee Talk(コーヒートーク)【レビュー/評価】ファンタジー種族と現代社会をミックスした異世界で多様性を楽しむ良質ラノベ!

評価と感想
  • 5段階評価:★★★★☆
  • 点数:80点
  • 感想:もう少しストーリーが長く、登場人物も多ければ1ランクアップできた。
  • レビュー投稿時の進行状況:2周クリア。
  • レビュー投稿時のトロフィー:80%
  • プレイ時間:約4時間

Coffee Talk(コーヒートーク)は、インドネシアのToge Productionsが開発したアドベンチャーゲーム。日本向けには2020年1月30日にPS4/Switch/Xboxで発売され、2021年5月6日にPS Plusのフリープレイ入り。

パッケージ版を買ったものの、少しばかり寝かしていたらフリープレイ入りしてしまい慌ててプレイ。

Coffee Talkにおいてプレイヤーは、カフェでバリスタとして来客者に飲み物を提供する。また、多くの来客者は人間以外の種族であり、種族ゆえの悩み、あるいは種族は違えど人間と似たような悩みを抱えているので、カフェのマスターとして適度に話を聞き、状況に応じて飲み物のブレンドを変えて提供していく。

Coffee Talkは選択肢の存在しないアドベンチャーゲームであり、客に提供する飲み物が選択肢の役割を果たす。ベネズエラのSukeban Gamesが開発した、VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)というゲームは、カクテルが選択肢の役割を果たすバーテンダーのゲームだったが、COFFEE TALKはまさにVA-11 Hall-Aのカフェ版。実際に、Coffee Talkの開発者はVA-11 Hall-Aの開発者と対面しており、大きく影響を受けたことを公表している。
VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)【レビュー/評価】サイバーパンクな世界で、CERO “D”セクシャルトークが止まらない超高品質ラノベ

1.プレイ感はVA-11 Hall-Aと殆ど同じ一緒だが、落ち着いた短めのストーリー

Coffee Talkは紛れもないVA-11 Hall-Aのフォロワーなので、ゲームとしての作りはVA-11 Hall-Aと全く一緒。

飲み物が選択肢の代わりとなり、提供する飲み物で客の反応が変わる。ストーリーは殆ど一本道であり、飲み物の違いで結末は大きく変わることは無い。

一方で、世界観は全く異なる。サイバーパンクな近未来を舞台としたVA-11 Hall-Aに対して、Coffee Talkは2020年のシアトルが舞台で、オーク、エルフ、サキュバス、人狼などなど、ファンタジーゲームで見かけるような種族が当たり前のように暮らしている世界だ。

ネコミミは駆け出しアイドル、オークはゲームプログラマー

当然ながら、種族の数だけ価値観が存在し、人間とはかけ離れた考え方や生活様式を持っている種族も多い。

高潔なエルフ一族と怠惰(と思われている)サキュバスのカップルは、両親にどのように受け入れてもらえば良いかを悩み、人狼と吸血鬼は種族を超えた友人二人組は、その友人関係を人間の寿命からは想像の出来ないスパンで維持している。一方で駆け出しアイドルのネコミミは、成人しているにも関わらず執拗に心配すると親との距離感を計りかねるという、人間と何一つ変わらない悩みを抱えている。

吸血鬼はモデル、人狼は病院の事務員

交配目的(銀河レベルの種の拡散)に地球にやってきた宇宙人は、ストレートに会話を振ってくるが悪意は無く、知的好奇心に溢れているだけである。これもまた、大いなる多様性のあり方の一つとして描かれる。

カフェで行われる異種族間の会話は、まさに価値観の坩堝。プレイヤーはカフェのマスターとして大きく干渉し過ぎず、それでいて適切に言葉(と飲み物)を挟んでいくというスタイル。

Coffee Talkのプレイヤーは、VA-11 Hall-Aとは異なり立ち絵は用意されておらず、あくまで聞き手側であり発信側では無い。カフェのマスターとして、同じ場所で偶にクロスオーバーする、幾つかの短編小説を最後まで見届けると言ったところだろう。

一方で、VA-11 Hall-Aは最初から最後まで頭の悪い(褒め言葉)、セクシャルなCERO”D”トークを、バーテンダーであるプレイヤー自らが積極的に展開していく中毒性のあるオトナな作品だ。つまり、プレイ様式は全く同じでも、Coffee TalkとVA-11 Hall-Aは、会話の方向性が正反対だと理解して頂きたい。

淡々と多種族のトークを聴くだけなので、VA-11 Hall-Aのような欲求に直球的で刺激的な作品を求めている人は満足しない可能性が高い。一方で、VA-11 Hall-Aのトークは過激すぎてちょっと・・・という人には、Coffee Talkが合うはずだ。

なお、ストーリーの長さはVA-11 Hall-Aの半分程度しかないので、クリア後にはマスターとしてもう少し話を聞きたかったと思うことだろう。腹八分目が丁度良いと言うが、感覚的には6割ぐらいであり物足りなさは否めない。

システム的なプレイ感が全く同じなため、Coffee TalkとVA-11 Hall-Aを一言で表せば、”似たような作品”と一括りにされる可能性が高い。しかし、上記の通りストーリーが目指すところは全く異なるため、2作品を連続してプレイしたとしても飽きることは無く何一つ問題は無いはずだ。

音楽に関しては、Coffee TalkはVA-11 Hall-Aに引けを取らないとまで言うと過大評価になるが、良質で心を安らかにしてくれるカフェミュージックとして十分に評価に値する。システムの共通点以外にも、音楽の質が高いことも、Coffee TalkはVA-11 Hall-Aの共通点である。

ファンタジー多種族×現代社会という特異なジャンルで、大人しめで短めに仕上げた、”良質なライトノベル”と認識すれば良いだろう。

2.ドリンク作りはヒントが少なく間違いやすい

Coffee Talkにおけるドリンク提供パートは、情報が少なくやや難しい。

ベース、メイン、サブの3種類の材料を選んでバリスタマシンにセットすればドリンクは完成する。簡単なドリンクであればレシピ帳を見れば作れるが、時には自分で配合を試して正解を導き出す必要がある。最も、2週プレイする前提のゲームなので、1周目は一々レシピを検索したりせずに試行錯誤を楽しんでもらいたい。

コーヒー系やココア系なら何となく分かるだろうが、いきなりレシピ帳に載っていないドリンク名を告げられることもあるので戸惑うだろう。

マサラチャイは簡単だが・・・

ゲームのロード画面にはランダムに、ドリンク名、味、外観が表示されるので、一応はこれがヒントになっている。見慣れないドリンクが表示された場合はレシピを想像してみよう。

真ん中の黄色と、説明文のお茶から、ショウガと抹茶が確定。後は・・・?

偶にお任せ的なことを言われる。こういうシーンでは、ピッタリのドリンクを出して雰囲気を盛り上げたいと思うところだが、前述の通り2週前提なので作った事の無い組み合わせにチャンレジしても良いだろう。ちなみにドリンクの作り直しは1日5回まで。

ドリンク作りのヒントの無さをゲーム性と捉えるには少々厳しいため、人によっては減点要素かもしれない。

要望に合った正しいドリンクを提供し続けることによって、プレイヤーと客との信頼が上昇していく。それによって、登場人物のSNSのプロフィール情報の開示度合いが変わってくる。最終的に親しい友達になれば全情報が解禁される仕組みである。

VA-11 Hall-Aでもブログや掲示板を見るという、インターネットを楽しむ要素があった。Coffee TalkではそのポジションにSNSが採用されており、ドリンク提供のミニゲームとリンクしているのである。ただ、SNSと言ってもプロフィールが開示されるだけなので、VA-11 Hall-A経験者であれば少々物足りないかもしれない。

なお、ラテ系のドリンクを作った場合には、自分でラテアート描くことのできる凝りよう。だが、このラテアートが実に難しい。

初挑戦で作ったラテアートは、リングフィットで初めて作ったろくろ回しの上級レベルにひどい物が出来上がる筈だ。ラテアートを1時間プレイしたトロフィーが用意されているが、Coffee Talkがクリアまで3時間、飛ばしながら追加要素だけみて2周しても4時間のゲームである。そのようなボリュームのゲームに、1時間も時間をかけるトロフィーが用意されているということは、”ラテアートとは相当の鍛錬が必要な技法である”という、開発陣からプレイヤーへのメッセージだろう。

チューリップみたいな花を描いたつもり!

3.実はToge Productions次回作の名前が隠れている

Coffee Talkを開発したToge Productionsの次回作は、2021年5月20日発売のRising Hell(ライジングヘル)だが、どうもCoffee Talkを開発した時点で既にアイデアが存在していたようである。

RISING HELL(ライジングヘル)【レビュー/評価】地獄をベースにローグライクで割ってヘビメタを添えれば出来上がり

下のスクショは1日の始まりの最初に表示される新聞記事。

ある日の新聞記事の右側に、アクションゲーム「ライジング・ヘル」が暴力的なゲームとして問題視されているという記載がある。まさしくライジング・ヘルは、暴力的な印象のヘビメタサウンドが唸りを上げる、ローグライクのアクションゲーム。

ライジング・ヘルは、Coffee Talkからは全く想像の出来ない路線のゲームなので、Coffee Talkリリース時点でアイデアがあったとは驚き。

Coffee Talkはクリアまで数時間と小ぶりながらも、良質なカフェサウンドと共に、非現実的な世界で多様性のあり方を楽しむことが出来る癒しのゲーム。VA-11 Hall-Aと同様に、ハードなゲームの合間の休憩に最適。既にVA-11 Hall-Aをプレイ済であっても、シナリオの特色も世界観も異なるためプレイして損は無いだろう。

なお、パッケージ版を購入するのであれば、特典のサウンドトラックCD(資料集同梱)も忘れずに入手したい。サウンドトラックCDは特典のみの配布で、他の視聴手段は配信とアナログLPのみとなっているので注意。

ゲームサントラも大量に用意されているので、作業用BGMを探しているゲーマーは是非!

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