点数評価 | – |
クリア時間 | 約1時間 |
プレイ状況 | Hardでクリア INSANEでスコアアタック |
プレイ時間 | 約6時間 |
発売日 | 2022年8月26日 |
対応機種 | Switch/Steam |
プレイ機種 | Switch |
開発元 | ASTRO PORT |
発売元 | Henteko Doujin,Sanuk |
ジャンル | メカニカル&コミカルアクションSTG ジャンルの考え方 |
ネタバレ | 無し |
爆裂武装バルビークルは、その見た目で購入を見送ると勿体ない作品だ。アイキャッチ画像こそ美少女6人で軽めのシューティングゲームかと思いきや、高得点を狙うとなると使用機体のローテーションが重要となり全機体の習熟を求められたり、敵や地形も全て破壊できる豪快なシステム採用されているなど、オリジナリティを持った硬派な作品に仕上がっている。会話パートは人によっては飛ばしたくなる内容だが、スキップは容易なので気にせずにプレイしよう。
【総合評価】 | |
革新性 | |
ユーザビリティ | |
ビジュアル | |
サウンド | |
プレイ継続性 | |
コストパフォーマンス |
見た目で判断すると勿体ない
まず最初に伝えたいことは、爆裂武装バルビークルのシューティングパートは、非常に硬派に仕上がっているということだ。6人の美少女が並んだアイキャッチ画像からは、シューティングパートはオマケ程度の扱いで、美少女たちとの会話がメインの作品だと勘違いされるかもしれない。しかし、本作のシューティングパートはしっかりと作り込まれており、任意に選んだ3機を切り替えながらの戦闘は、機体特性の理解が進めば進むほどに面白い。
また、本作に登場する敵機体は実にメカメカしく、特にボス機体は美少女達が搭乗するビークルのこじんまりとした可愛い見た目と対照的でインパクトが強い。キャラ絵及び自機と敵機体のギャップから、なんとも言えない味わいを感じることが出来る。
もし、PVのシューティングパートを見て興味を持ったものの、会話パートやアイキャッチ画像から購入を躊躇しているのであれば、直感を信じて購入することを強く推奨したい。
プレイヤーの習熟が求められるシューティング
シューティングゲームというと一般的には残機制が採用され、既定のミス回数以内にラスボス撃破を目指すものが多いが、本作にはそのようなシステムは採用されていない。本作には全部で12種類の機体が用意されており、エリア毎にその中から3機を選んでチームを編成し、それらを任意に機体を切り替えながら戦うことになる。各エリアは横スクロール型のステージが3つと、ボスステージが1つの合計4ステージで構成されており、エリアボス撃破までに1機でも生き残ればエリアクリアとなる。
掲載した動画では、ダメージを負った機体を使い捨ててボスの撃破に成功しているが、HPを完全に削られてしまった機体は今後のエリアで一切使用することができない。また、エリアをクリアしたとしても、機体のHPは部分的にしか回復しないので注意が必要だ。さらに、ビークルは12機用意されているがそれぞれのパイロットは固定であり、当然ながら同じパイロットが扱う機体は同時に出撃出来ない。そのため、出撃不能やダメージが同一キャラクターの機体に偏らないように、どの機体を温存するのかしっかり考えて、使用機体をローテーションしていくことが重要だ。
また、本作のビークルは車輪走行する以外にも、ホバーでフワフワと浮遊することができる。敵の攻撃を避けるにはこの浮遊が必要不可欠だが、エネルギー制限が中々に厳しく長期間に渡って浮遊し続けることは出来ない。加えて、エネルギー切れになると、浮遊は維持できるものの動きが極端に遅くなり、敵の攻撃の的になってしまう。浮遊を止めるとエネルギーは自動で回復していくが、完全回復にはそれなりの時間を要する。そのため、エネルギー回復が必要になった場合は、他の機体へチェンジして耐え凌ぐことになる。
浮遊エネルギーをやりくりするためにステージ途中で機体を変更を要するのだが、“撃破されると再出撃不能”と“HPがエリア毎に一定値しか回復しない”という仕様と相まって、否が応でも全機体を満遍なく使うことになる。つまり、お気に入りの機体を連続して使い続けたくとも、システム上の制約がそれを許しておらず、全12機の操作習熟を求められる訳だ。完璧に敵の出現パターンや攻撃の回避方法をマスターすれば、制約から解き放たれるのかもしれないが、まずはどの機体も上手く扱えるようになることがプレイヤーに課せられたメインミッションであると言えるだろう。
この使いたい機体を使えないというじれったさが絶妙で、ステージと機体のベストパターンを見つけ出すことに喜びを覚えるタイプのプレイヤーには是非お勧めしたい。
“全12機の機体を使いこなす”と聞くと難易度が高く感じるかもしれないが、難易度は5段階用意されており、真ん中の難易度にあたる“ハード”までであれば、割とすんなりとクリア出来るようになっている。というのも、本作は通常攻撃でもボム(特殊攻撃)でも殆どの地形を撃破可能となっており、迷ったらとりあえず遮蔽もろとも破壊できるタイプのボムを持った機体で気持ち良くゴリ押しが出来るからだ。
なお、通常ショットの特性は機体によって全く異なり、攻撃の威力や範囲以外にも遮蔽物の破壊の能力も大きく変わる。まずはゴリ押しで良いので何回かクリアをしながら、ステージと機体の組み合わせを探っていくと面白いだろう。ベストパターンが見つかると、今まで苦労していたステージも嘘のように簡単にクリアできることも多い。
ドリルの使いこなしは難しい。遮蔽を削る能力が高過ぎて、敵の弾を防ぐことが出来ずに逆にピンチになることも。
被ダメージを抑えて高得点を目指す
シューティングゲームはクリアそのものには意味は無く、クリアを繰り返しハイスコアを更新することが重要だ。本作では、1000万点獲得という明確な目標が定められており、当面はそれの達成を目指してやり込むことになる。
スコアは敵を撃破する度に加算される以外にも、エリアクリア時に生き残った機体のHPに応じてHPボーナスが加算され、スコア全体で見るとその比重が大きく設定されている。HPボーナスは、機体のHPが全く減っていない場合の15万ポイントから撃破された場合の0ポイントの間で変動し、さらにそこに難易度に応じた倍率が掛けられる。次のスクリーンショットは、2機が体力最大で生き残り1機が撃破されているので30万ポイントを獲得し、ハードモードのボーナス倍率3倍が適用されて90万点のボーナスを得ている様子だ。
難易度は全5段階用意されており、難易度が上昇すればボーナス倍率は高くなっていくが、当然ながら難易度が上昇すれば被弾のリスクが上昇し、被弾すればHPボーナスが低下していく。ボーナス倍率が高くなったところで、計算の基礎となるHPボーナスが減ってしまっては意味が無いので、機体の特性を活かして安全地帯からショットを撃ち込める場所を見つけることが大切となる。
“クリアだけ”であれば、ボス戦でボムを連打する戦法で達成可能だが、HPを温存してハイスコアを目指してクリアとなると、同じモードであっても一気に難しさが跳ね上がる。それでも繰り返し遊ぶことでステージ毎の最適な機体選択を覚え、ダメージ回復のローテーションの方針が定まってくると、被ダメージを抑えることが出来てスコアが上昇してくる。さらに、被ダメージを抑えることが出来れば出撃機体の選択肢も広がり、それがさらに被ダメージを抑えることになってスコア上昇に繋がってくる。このような研究の積み重ねでスコアを改善できれば、大きいな達成感を得ることができるだろう。
武器の選択と位置取りが重要なシューティングであり、その上手さが残HPとして明確にスコアに反映される仕組みなので自身の上達が分かりやすい。
会話パートは大いに人を選ぶ
シューティングゲームとしては非常に面白い爆裂武装バルビークルだが、各ステージの間に用意されている会話パートは、かなり人を選ぶ内容となっている。
会話は全てバルビークルのパイロット6人達による騒々しいドタバタなコメディであり、恐らく普段から美少女ゲームを好んでプレイするような層には受け入れられるのだろう。しかし、そのような趣向が無くシューティングゲーム目当てで購入した場合は、読んでいて眩暈がしてくるような内容となっている。また、同作と世界観を共有する他の作品の話が入り乱れているため、聴いたことのが無い固有名詞のオンパレードとなる。
例えるなら、“スーパーロボット大戦で、原作の情報を一切仕入れていない作品同士がクロスオーバーしたギャグパートを延々と見せつけられる”ような感じだろうか。嗜好に合わなければ読んでいて辛いことは間違いないだろう。ただし、会話パートはボタン一つで即飛ばせるので、
なお本作は全年齢対象となっているが、会話パートで表示されるキャラクターの立ち絵は、その服装や体系からセンシティブ判定を受ける危険がある。従って当サイトでは紹介しないので、雰囲気を確認したい人はマイニンテンドーストアを参照してもらいたい。
評価ポイントのまとめ
直感でシューティングパートが面白いと思えば買って欲しい作品。値段も980円とお手頃だが難易度も5段階あり、そこそこ長く遊べそうだ。会話パートは人を選ぶので合わなければ飛ばそう。
長所
- 壁も敵もぶち壊せる爽快感
- 3機1チームで全12機を運用するという新しさ
- 工夫し甲斐のあるスコアアタック
短所
- ついていけないストーリーパート
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