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Eldest Souls(エルデストソウル)【レビュー/評価】全ての戦闘狂に捧ぐ、漫画『ベルセルク』リスペクトの超高難易度2Dアクションゲーム

評価と感想
  • 5段階評価:★★★★☆
  • 点数:90点
  • 感想:ゲームの腕前に自信があっても序盤は苦戦必至
  • レビュー投稿時の進行状況:神々の力を使わず、1周目クリア。
  • プレイ時間:約6.5時間

Eldest Souls(エルデストソウル)は、2021年7月29日にPS5/PS4/Xbox/Switch向けに発売された、Fallen Flag Studio開発のアクションゲーム。

開発者インタビューによると、ダークソウルシリーズや、漫画ベルセルクから大きな影響を受けた作品である公言しており、所謂死にゲーに分類される高難易度ゲームだ。大剣を背負った主人公が痛々しく一人で神々に戦いを挑む様はベルセルクを彷彿させるだろう。

アクションゲームであると同時に、ボスラッシュゲームを称しており、ザコ戦は用意されていない。戦闘は手強いボス9体のみという潔い作りとなっている。インディゲームの値段相応のボリュームでクリアまでは約6.5時間だったが、高難易度アクションに不慣れな人は数十時間のチャレンジが必要になるだろう。

なお、ボスラッシュとは言うものの、間髪入れずにボスと連戦する訳では無く、ボスとボスの間には小規模な探索が用意されている。繊細なドット絵で描かれた荒廃した世界を歩き、遺物から世界観を把握することが出来る。またボスを倒す度にスキルによるキャラクタービルドを行うことが出来る。

Eldest Soulsを簡単に説明すれば、“2D版ボス戦限定ダークソウル(大剣縛り)”とでも言ったところだろうか。

1.攻め以外の手は無い、絶望の超高難易度アクション

死にゲー、あるいはソウルライク。それは、2009年2月5日に発売されたデモンズソウル以降ゲーム業界に定着した、廃退的な世界で繰り広げられる高難易度アクションゲームのサブジャンルだ。Eldest Soulsも名前にソウルを冠するアクションゲームであることから、何となく想像が付くだろうが死にゲーである。

一般的なライトゲーマー(ボリューム層)から見ると、序盤で投げそうなゲームが総じて死にゲーと呼ばれることから、一口に死にゲーと言っても、その難易度はピンからキリまで振れ幅がある。

今回レビューするEldest Soulsは、甘いか辛いかで言えば、間違いなく火が吹くほどの激辛だ。

何がEldest Soulsを難しくするのか?というと、体力回復の仕様である。 同じ死にゲーであっても、本家ダークソウルであれば、瀕死になったとしてもスタミナの限り連続でローリングして敵から距離を取り、エスト瓶(回復薬)をガブ飲みしてから仕切り直しが出来る。しかし、Eldest Soulsには回復薬は存在しない。

どうやって体力を回復するかというと、それは攻撃である。主な回復手段は溜め攻撃を当てた際に得られるバフ効果”血飢え”の状態で、敵を攻撃することである。”血飢え”の状態になると、与ダメージアップ、移動速度アップ、攻撃速度アップ、攻撃の度に体力回復という効果が発生する。つまり、体力が減ったのであれば、1発で昇天しかねない攻撃を掻い潜り溜め攻撃を当てたうえで、さらにそこから軽攻撃を重ねなければならない。仕切り直しなどできず、生きるために敵を切るというバーサーカーじみたの戦い方を求められる仕様だ。

メニュー画面を開いてもボスの攻撃は止まらない!ボス戦は休憩不可!

体力が減ったら、溜め攻撃を当ててから殴る。

文字にすれば僅か1行。しかしこれが難しい。溜め時間は1秒程だろうか。苛烈なボスの攻撃の前では、この1秒が何とも長く感じ、溜め攻撃自体も当たるとも限らない。後一撃で倒される状況においては、冷静に集中力を切らさずに、安全な溜め位置と発動タイミングを考えることが実に難しい。また、当てたからと言ってそこで終わりでは無く、そこからはバフ効果が切れるまでに軽攻撃を当てて体力を回復していく必要がある。ここで焦ってボスを迂闊に殴り続けようものなら手痛い反撃を喰らい、回復した分以上のダメージを喰らうだろう。

ボスの攻撃予兆が見えたらすかさず距離を取る。

焦ったら即死亡。冷静に隙間を抜けてボスの元へ。

体力を回復するために”軽攻撃”を当てると書いたが、主人公の得物は身丈程もある大剣である。つまり、軽攻撃と言えども発動はそのイメージよりも遅い。武器種は存在せず、大剣以外は使えないため、どのような状況であっても大剣を当ててHPを回復していくしかない。絶望的な逆境においても大剣を振り続ける戦い方は、まさにベルセルクだ。

ボスの大技の終わりに活路を見出す。

なお、Eldest Soulsにはキャラクターレベルは存在しないし、協力プレイも用意されていない。唯一イベントで攻撃か防御のどちらかだけを1回限り強化できるが、それ以外にステータスの底上げは不可能である。勝てるまで現環境でトライ&エラーを繰り返すことになる。それを9回行えばゲームクリアとなる。

せっかくだから俺は剣の改良を選ぶぜ!

ボスは最初から最後まで難易度が高く、特にまだゲームに慣れていない時期にも関わらず、多彩な攻撃を繰り出してくる3番目と4番目のボスが鬼門になる。

クリアまでのボス戦を料理に例えると、フランス料理のフルコースで、前菜からデザートまで、全てでメインディッシュ級のカロリーの塊が出て来るようなイメージだろうか。なにせボス戦しか存在しないゲームなので、胃もたれするよう高難易度が続く。死にゲーやソウルライクの絶望を糧に生きている、高難易度指向を好むゲーマーにしかオススメできない。

なお、ラスボスまで到達することが出来れば、クリア出来る可能性が非常に高いことを記載しておく。ラスボスはそこまでに登場したボス達のおさらい、あるいは複合的な要素が強く、ここまでの死線を乗り越えて来たプレイヤーなら”体が覚えている”という感覚でクリア出来るだろう。筆者の場合、3~8番目のボス>ラスボス>2番目のボス>1番目のボス という難しさに感じた。

いずれのボスにも言えることだが、最も効果的な攻略方法は、繰り返しトライしてパターン毎の対応を体に叩き込むことである。他人のプレイ動画を見たとしても咄嗟の判断力は見に付かない。特に、溜め攻撃後に、反撃を貰わずに何発軽攻撃を繰り出せるか?あるいは、”血飢え”ゲージを消費して繰り出す大攻撃”血液爆裂”を安全に繰り出せるか?という見極めが重要だ。これらを見に付けなければ、知識だけではクリアは難しいだろう。

ラスボスは意外と苦戦しない。10回ぐらいのリトライで突破できた。

2.多彩で何度でもやり直しが出来るキャラクタービルド

Eldest Soulsには、レベルも無ければ武器の切り替えも無いが、ボスを倒す度にスキルポイントを入手できる。3種類の戦闘スタイルから好きなものを選び、スキルポイントを振ることで、特殊攻撃を使えるようになったり、特定条件でバフが発生するようになる。戦闘スタイルには、素早い移動攻撃や自動攻撃を出せる”風のスライディング”、攻撃力を強化できる”狂戦士斬り”、反撃や一時的なシールドを得ることができる”カウンター”の3種類が用意されている。

選んだ戦闘スタイルのみ、スキルポイントを振ることが出来る。

同じ戦闘スタイルの中にも系列が2種類存在し、さらにスキルのルート分岐も用意されている。そのため、スキルポイントの振り方によって戦い方は全く変わってくる。スキルビルドの幅が広いため、自分の戦い方に合っていたり、ボスにハマる組み合わせを見つけることが出来ると、ダメージ効率を大きく上昇させることが可能だ。

また、ボスを倒す度に、ボスの欠片というアイテムを入手できる。それを用意されたスロットにセットすることで、何らかのバフ効果が得られるようになる。例えば、2番目のボス撃破で入手できる”腐敗の掌握”は、アビリティスロットに注入すると、クールタイム制の射出攻撃となる。溜め攻撃のスロットに注入すると、溜め攻撃後に継続ダメージを与える設置型のトラップが発生するようになる。

なお、スキルポイントの振り分けと、ボスの欠片の注入は、どちらも無制限にやり直し可能である。ボスに何回も倒され続ければ、カウンターするべきなのか、移動速度を上げるべきなのか、力で押し切るべきなのか見えてくるはずだ。

戦闘エリアが狭いのなら・・・

ボスが倒せない時は、ビルドの見直しが基本!

何故、幅の広いキャラクタービルドが用意されているかというと、答えは単純でボスが多彩だからだ。

Eldest Soulsはボス戦に絞ったゲームであり、ボスは全9体しか居ないが、ボス毎にフィールドサイズも攻撃速度も違う。また、体力低下により例外なく行動パターンが強化される。強化前から十分に難しいので、強化後に瞬殺された際には、”まだ戦闘能力が上がるのか・・・”と呆然することもあるだろう。強化後を見据えてキャラクタービルドを考える必要があるのだ。

下の動画はとあるボスとの戦闘シーンである。体力を削り切ったと思ったら、そもそもボス自体が変わるパターンも用意されている。

攻撃予兆を見てから反射で逃げるタイプのボスから、一気にギミックを理解して対処するタイプのボスに切り替わる。どちらのボスに最適化したキャラクタービルドを用意するかはプレイヤー次第。負けると当然ながら第一形態からやり直しとなるので長期戦は必至。

広いフィールドが用意され、ある程度は回避の選択肢をプレイヤーが持つことが出来るボスだけではなく、極端に狭いフィールドで回避パターンを限定されるボスも用意されている。

このように、キャラクタービルド×ボス個性により、ボス戦で詰まる度に、最適なキャラクタービルドを求めて、戦闘スタイルを研究するのも楽しいはずだ。(楽しいだけでクリア出来る保証はない)

3.世界観は全体的に分かり難い

ソウルシリーズと言えば、”語らぬことの美学”や”人よりも語るアイテム”で独自の世界観が構築されている。ソウルシリーズの影響を受けたEldest Soulsでも、似たような試みが散見される。ただし、ゲームボリュームはそこまで多くなく、エリア探索も用意されているが限定的なため、世界観を構築というレベルには達していない。”何となく分かる”程度である。

時折拾えるキーアイテム。

キーアイテムで開く、メインストーリーとは関係の無い寄り道。

一応マルチエンディングらしく、キーアイテムを集めて古の神々の力の集めれば、最後に多少の分岐が用意(神々の力無しor神々の力3種類の、合計4種類の分岐)されているようだ。バフ効果が得られるので、最初は神々の力のエンディングに向かった方が楽だろう。筆者はキーアイテムを見落として、神々の力無しのエンディングになったので、無駄に難しいルートを通ってしまった。

フィールドを隅々まで探索をすれば、世界観を補足する資料が落ちているが、全容を把握するには足りていない。

また、作業に没頭して条件が揃わないとロクにプレイヤーへ関心を持たないキャラクターや、定番の心が折れた兵士など、如何にもソウルらしい登場人物が用意されている。この辺りは影響を受けたと公言するだけあり流石だ。

アイテムを持って行った時だけ喜ぶ。

青ニートポジション。

クリア後には大幅に難易度が上ったニューゲーム+が用意されている。攻撃パターン追加、被ダメージ15%アップ、回復10%ダウン、ボス体力2.6倍と、尋常では無い難易度の伸びなので、死にゲーに染まり過ぎて、通常モードでは止まらない狂戦士でも満足出来るだろう。

Eldest Soulsは、世界観の構築にやや課題が残るが、攻めの姿勢を保ち続けることを強いられる難易度の高い戦闘と、気楽に組み替えられるキャラクタービルドが見事に調和した質の高い作品である。メインの開発者は2人だけで、更にこれが1作目とは驚きだ。もう1段階スケールの大きい作品に挑戦すれば、次回作は★5の100点が期待できそうだ。

参考 高難度ボスラッシュACT『Eldest Souls』―「ベルセルク」から大きな影響を受けたので、三浦氏への哀悼の誠を捧げた【開発者インタビューGame*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ちなみに、プレイ中にはBGMなど気にしている暇などないが、サウンドトラックはAmazonMusicで配信されているので有難い。

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