- 5段階評価:★★★★☆
- 点数:80点
- コメント:低価格リマスターとしては非常に良く出来ている。
- レビュー投稿時の進行状況:うお座まで
- プレイ時間:約5時間
2018年12月20日にSwitchで発売された、初代塊魂のHDリマスター版、塊魂アンコールですが、時限独占が終わり、2020年11月19日にPS4でも発売される事が決まりました。
参考 塊魂アンコール公式サイト公式サイトPS4版の購入を検討している人も居ると思いますのでレビューします!
ゲーム自体の詳細は説明不要だと思いますが、念のために書いておくと、
- 主人公である”王子”が、星空をぶっ壊した”王様”の尻拭いで地球で塊を転がして、延々と色々な物を巻き込んで星を作るゲーム。
- ステージ毎に決められたサイズまで、決められた時間で到達すればクリア。
- ステージ前後の、王様のふざけたセリフもこのゲームの醍醐味。
フルHD化で非常に遊びやすくなったが3D酔いは健在
オリジナルの塊魂が発売されたのが2004年で、実に16年経ってからのリマスターという事で、グラフィックが大幅に改善され、画面も4:3から16:9になった事で視認性は非常に良くなっています。
塊魂と言えば3D酔いと言われるぐらい、このゲームと酔いは切っても切れない関係です。私もPS2版では盛大に酔いましたが、あれは独特の操作とカメラに加えて、荒いグラフィックが原因だと思っていました。が、今作塊魂アンコールも見事に酔いました!
いやまあ、Vita版でも酔ったので、多分酔うと思っていましたよ。塊魂の酔いの根本原因は操作とカメラなんです。それでも、”今回は行けるんじゃないか・・・”と、淡い期待を抱いて遊んでしまう魅力が塊魂にはあるんですよね。
塊の操作性にも調整が入っているようですが、酔いの解決に寄与するような大きな変更では無いようです。
王子星でキツツキ?を調べると、操作タイプを変更可能。通常操作に加えて、簡単操作も試してみましたが、どちらでも酔いました!
FPSとかTPSは何時間やっても酔わないですが、塊魂は酔ってしまいます。人体の不思議。
面白さは何も失われていない
いきなりネガティブな酔いの話をしましたが、リマスターされても、オリジナルの塊魂”らしさ”は一切失われていません。
小さかった塊をコツコツと転がして育てていき、段差を乗り越えて広いエリアに出れるようになり、更に塊を育てた後に初期エリアに戻って来て、最初は巻き込めなかったオブジェクトを根こそぎはがし取ることが出来た時の快感は唯一無二ですね。
更に塊が大きくなっていき、人も車も電柱も・・・と、何でもかんでも巻き込まれて阿鼻叫喚の地獄絵図に変わっていく様は、何ともシュールです。リマスターされて綺麗になったので、巻き込まれたオブジェクトをしっかりと識別できます。
PS4版とSwitch版どちらを買うべきか?
約2年遅れでPS4版が発売されますが、これから買う人はどちらが良いか?それはずばり、PS4版です。何故かというと、
PS4のコントローラーは、左右のスティックが同軸に並んでいるから。
このゲームは簡単操作なら、左スティックのみでキャラ移動可能ですが、オリジナル操作の場合は常に左右のスティックを同期させて動かします。スイッチの場合、ジョイコンもプロコンも左右のスティックが同軸に配置されていないため、微妙に指に違和感が残ります。スイッチのスティックの位置にどの様なこだわりがあるのか知りませんが、個人的には好きではありません。
なお、互換コントローラーでスティック位置が同軸な物が安く売っているので、そちらを持っている人はSwitch版をオススメします。新品でも2000円台前半に下がっていますので。
[itemlink post_id=”1644″]そんな訳で、3D酔いする人もしない人も、塊魂アンコールは非常に出来の良いリマスター作品なのでプレイしてみてください。
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