Amazon Music Unlimitedは言わずと知れた、音楽聞き放題のサブスクリプションサービスだが、
ゲームミュージックが急速に充実している!
ことをご存じだろうか。
Amazon Music Unlimitedは、サービス開始直後こそ聴き放題とは名ばかりで、非公式アレンジばかりが検索に引っ掛かり“使えない”という印象だった。しかし、サービス開始から年数が経ち、急速にゲームの公式なサウンドトラックが充実されていったことで、“使える”サービスに進化を遂げている。
Amazon Music Unlimitedは頻繁に登録キャンペーンが行われているので、当記事ではアクティブに実施されているキャンペーンと、個人的に気に入っているゲームミュージックの紹介を行う。
キャンペーンについては項目1、サントラ紹介は項目2を見て欲しい。
Amazon Music Unlimitedは頻繁にキャンペーンを実施
Amazonでは不定期に、Amazon Music Unlimitedが最大3か月無料で楽しめるキャンペーンを実施中だ。サイトを訪問して以下のような画像が表示されていればキャンペーンに応募できる。大抵は大規模セールに合わせて開催されるので、未加入の人はチェックしてみると良いだろう。
現在、5月7日までは3ヶ月無料のキャンペーン開催中だ。
オススメのサウンドトラックを紹介
この項目では筆者が良く聴いているサウンドトラックの一部を紹介する。あくまで一部であり、Amazon Music Unlimitedには膨大な量のサントラが登録されている。気になるサントラが登録されているかどうかは各自検索して欲しい。気に入っているサントラは大量にあるので、時間があるときに少しずつ追記している。もしオススメのサントラがあれば教えて欲しい。
なお、Amazonのリンク先はタブをストリーミングに切り替えると、サブスクリプションサービスにアクセス可能。
ファイナルファンタジーシリーズを筆頭に、Sagaシリーズ、ニーアシリーズ、聖剣伝説シリーズなどなど、有名タイトルが多数登録されている。
Final Fantasy XIII Original Soundtrack
シンプルな繰り返しフレーズながらも、力強さと主人公ライトニングの凛々しさを感じとれるような“閃光”や、クリアなメロディとボーカル曲の美しさが、自然溢れるエリアにマッチして強烈な印象を残した“サンレス水郷”など名曲が多い。
チョコボの不思議なダンジョン Original Soundtrack
FF13と同じく浜渦正志が作曲。同氏がスクエニで全編作曲を行った最初の作品である。おっかなさと勇気が入り混じったような“はじめてのダンジョン”、ダンジョン探索にも慣れてきたような“幻のアイテムを求めて”、チョコボの世界観にマッチした穏やかさが感じられる“チョコボの村”などなど、キャラクターとその成長にマッチした曲が多く捨て曲が無い名盤。
NieR:Automata Original Soundtrack
戦闘人形の儚き運命と衝撃の展開が描かれる本作のサウンドは、何と言ってもボーカル付きの曲が印象的。機械生命体が人間の如く振る舞う奇妙さが凝縮されたような“遊園施設”や、知的で非好戦的な機械生命体の村で流れる“パスカル”は、その後の展開を思い出すと心抉られるようなサウンドだ。
聖剣伝説 Legend of Mana オリジナル・サウンドトラック
ゲームを開始して最初にアクセスする町で流れる“ホームタウン ドミナ”から“ディドルのオルガン”へ、哀愁を感じるような優しめな曲が続く。そこからから一転して、軽快な繰り返しからの盛り上がりが、これから始まる数々の冒険を予感させる“旅人たちの道”を経て、ヘビメタサウンドが印象的なボス戦闘曲“Pain the Universe”に繋がるというセットリストは、ゲームの思い出が一気にフラッシュバックする。
Re:Birth II/ロマンシングサ・ガ バトル
特に戦闘曲が人気なロマンシグサ・ガのバトル曲に特化し、伊藤賢治が自らアレンジしたアルバム。最初から最後まで戦闘曲なので、続けて聴くと少々疲れるが何れも名曲なのは間違いない。勿論アレンジ前のオリジナルサウンドトラックも配信されている。
サガ スカーレット グレイス オリジナル・サウンドトラック
バトルに特化したアレンジアルバムが出ているように、サガシリーズの伊藤賢治=バトル曲という印象が強いが、サガスカの楽曲はフィールド曲も良い。気品と可憐さを兼ね揃えた主人公の一人であるウルピナのテーマ、“花咲きほこる時〜ウルピナテーマ”は、聴いた瞬間に伊藤賢治の新境地を感じることが出来るだろう。今までは音楽の方向性を上から定められて抑圧されていたのか、サガスカで新たな才能が開花したのかは不明だが、いずれにせよ新しいイトケンを存分に楽しめる1枚。戦闘曲も勿論良い。
ブレイブリーデフォルト フライング・フェアリー オリジナル・サウンドトラック
2000年前後の同人音楽活動時代から熱狂的なファンを多く抱えるSound HorizonのRevoが、コラボレーションの企画のために立ち上げたLinked Horizonの第1弾。同氏がゲーム音楽を本格的に手掛けるのはこれが初であるが、文句なしの出来栄えだ。そして、特筆すべきは戦闘曲だろう。通常戦闘曲“戦いの鐘”、アスタリスク所持者曲“彼の者の名は”ともに、王道的RPGにふさわしい熱く激しい曲である。また、戦闘中に必殺技を使うと曲が切り替わるが、ティズの曲である“君は僕の希望”を筆頭にエキゾチックさを感じる仕上がりになっており、雰囲気が変わることで必殺技にて戦況が大きく変わる様が表現されている。曲を並び替えて戦闘曲と必殺曲を連続で聴くのもありだ。
BRAVELY DEFAULT II Original Soundtrack
ブレイブリーデフォルトシリーズのナンバリング第2弾のサントラ。前作と同様にRevoが全曲を担当。前作での戦闘曲の高評価を受けてか、本作ではアスタリスク所持者との戦闘曲が4曲も用意されている。CDとしても3枚組にまで膨らんだうえに、初回限定版にはアレンジ版が収録されたディスク4が付属しており、Revoの気合の入りようが伝わってくる。戦闘曲ばかりが注目されがちだが、例えば〇〇シリーズのダンジョン曲はゲーム内の情景に完全にマッチしており高く評価したい。特に「例えば寂寥と佇む洞窟」は名曲だ。
FOAMSTARS Game Soundtrack
新感覚アワパーティシューターを謳うFOAMSTARSだが、このアルバムにはパーティに相応しいテンション上がる曲が多数収録されており、作業前の景気付けに一発聴くときなどに最適だ。チルい曲も収録されているが、やはりここはアップテンポな曲を楽しみたい。
アトラスのゲームミュージックと言えばやはりペルソナシリーズ。オシャレで大人な雰囲気を演出する楽曲が多く、初めて聴いた際にはこの曲をJRPGの戦闘に持って来るのか!?と驚く“Reach Out To The Truth”をはじめ、名曲が多過ぎてオススメと言われたら枚挙にいとまがない。ひとまず、人気曲のアレンジが詰め込まれたNever More ペルソナ4 輪廻転生を流せば、間違いなくハズレは無い。JRPGからアクションへゲームシステムを切り替えたP5Sのサントラもしっかりと登録されている。
ロックマンシリーズ、ストリートファイターシリーズ、モンスターハンターシリーズ、逆転裁判シリーズ、大神などなど多数が登録されている。ホラーゲームの金字塔、バイオハザードシリーズも登録されているので、ゲーム本編ではビビってゲームサウンドを聴いている場合では無いという人も、後からじっくりと聞いてみても良いだろう。
ロックマン2
ロックマンと言えば、ニコニコ動画で歌詞が付けられて一躍有名になった“Dr.WILY STAGE 1”が有名だ。ゲームスピードに対して少々テンポが速すぎる気もするが、実にキャッチーで耳に残るこの曲は、同時期に発売されたファミコンゲームと比べても突出した出来栄えだろう。
ロックマン3
ロックマンの曲というと、ロックマン2が知名度が圧倒的だが、個人的にはロックマン3の方が全体的に好みだ。どのステージも素晴らしいのだが、特に挙げるのであれば“GEMINI MAN STAGE”と、“SNAKE MAN STAGE”である。前者は分身するというボスの特性が反映されたのか、何とも言えない怪しさが潜んだが楽曲。後者は全体的に軽快なサウンドが多いロックマンサウンドだが、特にテンションの高い仕上がりになっている。他にも、途中で“ピン”という電子音の挿入が何とも言えない“SHADOW MAN STAGE”も味があって良い。
セガと言えばやはりソニック。セガの顔ということもあり、40枚近いアルバムが登録されている。個人的にはソニックは初代とアドベンチャー1,2しかプレイしていないので全容は余り把握していない。そのため、セガではソニック関係よりも、アウトランのオリジナルサウンドトラックを好んで聞いている。代表曲の一つである“MAGICAL SOUND SHOWER”は、大型筐体でプレイするゲームに相応しい雰囲気の曲。Vol1~Vol3でアレンジの違いを楽しみながら実際のドライブに出かけても良いだろう。
塊魂サウンドトラック 「塊フォルテッシモ魂」
方向性やジャンルが完全にバラバラな曲が集まったカオスなアルバム。そのカオスさは、まさにゲーム内で転がって大きくなった塊のようなものであり、一貫性の無さこそが個性となっている意外性の塊。
スーパーロボット大戦30 オリジナル主人公ソング集1,2
スパロボ30の男女主人公曲の前後期曲がそれぞれ先行配信された物。JAM Project一辺倒からの脱却で採用された女性4人のボーカルユニット、M.A.R.Y. 4 TUNESの2曲は30周年に相応しい新しい息吹を感じる名曲。前期の「Divine beast」は、アズがヒュッケンバイン30の性能に振り回されているような印象を与えつつも力強さを感じさせる曲だ。後期の「翼はシュヴァルツ」はストーリー進行と共に決意を胸に戦いへ赴くアズとシンクロしており評価が非常に高い。なお、ロボット大戦のアルバムはFやαなども配信されている。
SCARLET NEXUS Original Soundtrack
テクノロジーが進化した近未来を舞台にした作品ということもあり、全体的に洗練されたオシャレな印象を受ける曲が多い。要所要所で弦楽器や管楽器が強く主張し、単にオシャレな曲で終わっておらず聴き応えがある仕上がりになっている。サントラはCD版が発売されておらず、さらにデジタル版の配信もゲーム発売から1年後と遅かったため話題にならなかったが、間違いなく名盤である。
Tetris Effect (Original Soundtrack)
テトリスと言えば誰もが知る落ち物ゲームのレジェンドタイトルだ。落ちてきたピースを揃えて消すだけのシンプルなゲームであり、多少のルールアレンジはあれど進化の余地を残していないと思われて来たテトリスだが、2018年に革新的な新作「テトリス エフェクト」が発売された。タイトルに付けられたエフェクトが示すように、音楽や映像を強化する方向に進化を遂げており、単なる知能的なパズルだけではなく心地良さを感じる環境ソフトのような仕上がりになっている。そんなテトリス エフェクトのサントラはリラックスしたいときのBGMに最適だ。
オリジナル・サウンドトラック Zwei!!
2002年に老舗ゲームメーカー、日本ファルコムから発売されたアクションRPGのサウンドトラック。民族的な雰囲気を押し出し当作品は、日本ファルコム作品の中でも一二を争う人気だ。特にラストダンジョン曲“幻の大地 セルペンティナ”は、ラスダンにもかかわらずスローテンポで穏やかに始まりつつ、途中からの変調で一気に盛り上げる演出はプレイヤーの鼓動を間違いなく高鳴らせる。以下のリンク先は通常版だが、スーパーアレンジ版、2008年PSP版も存在する。聴き比べても面白いだろう。
Death Stranding (Songs from the Video Game)
権利の関係で一部の曲は再生不可になっているが、ゲーム内の大よそのボーカル曲を聞くことが出来る。ゲーム序盤、複雑な気持ちでサムが歩き出した際に挿入される“Don’t Be So Serious”は、そのタイトルからして秀逸。人類の最後の希望を託されはしたものの、決心が付かないままに配送を続けるゲーム序盤のサムを上手く現している。
星のカービィ 25周年記念オーケストラコンサート
任天堂が発売したゲームは、デジタル配信が無ければサントラの再販も無いが、記念アルバムが珍しく配信されている。25周年記念ということで、歴代作品から曲が採用されているのでシリーズファンは聴く価値があるだろう。後は何故かロボボプラネットのみ配信されている。
Fall Guys (Original Soundtrack)
非銃撃戦バトロワの火付け役であるフォールガイズのサントラ。ファンキーでお祭り感のあるミュージックは気分転換したい時にはうってつけだ。なお、ゲームはシーズン制となっているが、新シーズンが始まる度に新しいデジタルサントラがしっかりと配信されている。
Amazon Music Unlimitedは、インディーゲームのサントラも多く登録されている。特にインディーゲームのサントラは発売と同時に登録されることが多い。
メグとばけもの (オリジナル・サウンドトラック)
『メグとばけもの』は、お話を重視した作品だが戦闘曲が本当に良い。戦闘能力を持たず、戦闘では守られるだけの少女のような美しい音色を用いて、それを守るHPカンストの化け物の勇ましさを現わしたような楽曲が特徴的。
Dicey Dungeons
奇妙なサイコロ人間が挑むローグライクゲームのDicey Dungeonsのサントラ。サウンドはチップチューン系BGM界隈では高い評価を得ている、北アイルランド出身のミュージシャンChipzelが担当。ふざけた見た目とは裏腹に、ジャジーなチップチューン系BGMはクセになる魅力を持っている。戦闘曲はいずれも名曲揃い。
東方シリーズ(上海アリス幻樂団)
日本のインディーゲーム界の重鎮である東方シリーズ、そのサウンドトラックも大量に登録されている。圧倒的な二次創作の多さから、“曲目は知らないがどこかでアレンジを聴いたことがある”という人も多いだろう。代表してリンクを貼ってある、“東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil. ”であれば、“上海紅茶館 ~ Chinese Tea”や“U.N.オーエンは彼女なのか?”は耳にしたことがある可能性が高い。個人的には、“東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossm.”に収録の“幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life”が非常に好みだ。曲の雰囲気はまさに、優雅を幽雅と記したに値する。
Cuphead (Original Soundtrack)
1930年代カートゥーン風の言わずと知れた神ゲー、カップヘッドのサウンドトラック。如何にも1930年代アニメのオープニングを連想させる“Don’t Deal with the Devil”から始まる当サントラだが、全楽曲がプロの音楽家の生演奏により収録されており、打ち込みは使われていない。管楽器の圧倒的な存在感を味わえる聴きごたえのある曲が多い。
UNDERTALE サウンドトラック
インディーゲームにもかかわらず、まさかの101曲が収録された大ボリュームのサウンドトラック。トリエル戦の“心の痛み”、アンダイン戦の“正義の槍”、マフェット戦の“スパイダーダンス”など、16bit“風”な打ち込みがSFC世代にはたまらない。ゲームをプレイしていなくても聴けば琴線に触れる人は多いはず。
Death’s Door (Original Soundtrack)
社畜の死神カラスが魂を狩るというコミカルな設定とは裏腹に、死をテーマに扱ったややシリアスなゲームのサントラ。テーマに相応しく、物悲しさや荘厳さが入り混じるサウンドが用意されている。1曲目のゲームタイトルと同様のDeath’s Doorは、度々アレンジされて登場する。この曲に何か感じる物が在れば、そこからゲームに手を伸ばすのもありだろう。
Hollow Knight Piano Collections
Hollow Knightのピアノコレクション。拠点で流れる“Dirtmouth”は退廃的な世界観を完璧に現しており、これを聴くだけでゲームの方向性を明確に理解できるか一曲。“Hornet”や“Mantis Lords”などのボス曲は何とも荘厳で、リトライを繰り返す高難易度なゲームに抜群にマッチしている。
ENDER LILIES ORIGINAL SOUNDTRACK
上記のHollow Knightと同じく高難易度探索型ゲームのサントラ。ただし、こちらの主人公はか弱い少女であり、儚さを感じられる繊細な旋律の曲が多い。フィジカル版は限定版に同梱のみとなっており、現在は入手困難。
VA-11 Hall-A (Original Soundtrack: Second Round)
サイバーパンクな世界観の場末のバーを舞台に、バーテンダーとして酒を提供するADVのサントラ。その世界観や場所の雰囲気を見事に再現したサントラだが、ゲームの内容はただただ主人公が痴態を晒しながらセクシャルトークを繰り返すというもの。クールな曲と自堕落な主人公のギャップも良い。
Coffee Talk (Original Soundtrack)
VA-11 Hall-Aのフォロワーとして生まれた、とあるカフェで異種族間の文化交流を見守るADVのサントラ。カフェというだけあり、落ち着いたチル系サウンドで構成されている。筆者は、このサントラを集中すれば無視できるほどの低音量で流しながら仕事をすることが多い。
Coffee Talk Ep. 2: Hibiscus & Butterfly (Original Game Soundtrack)
前作から曲数・収録時間共にボリュームアップしたコーヒートーク2作目のサウンドトラック。前作同様に落ち着ける曲で構成されており作業用BGMとして最適。Lo-fi系が好きなら問答無用でお気に入りへ。
Ori and the Blind Forest (Original Soundtrack)
圧巻のオーケストラ音源。“restoring the light facing the dark”は、迫りくる即死系ギミックの緊張感にぴったり。また、同曲のアレンジが繰り返し様々なシーンで使われているが、何度聴いても飽きが来ない。
再生デバイスについて
再生デバイスはAmazon Musicにアクセス出来れば基本的に何でも問題ない。スマホやPCから直接聴いても良いし、外部スピーカーに飛ばしても良い。
Amazonデバイスを持っているのであれば、プレイリストを作ってから「マイプレイリストの〇〇を流して」と話しかけるか、スマホのAmazon Musicアプリから曲を選んで再生してから、再生端末の選択でスマートスピーカーを選択する方法が便利だ。
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