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【グノーシア】レビュー: 120回ぐらい遊べる一人プレイ用のSF人狼ゲーム

点数評価85点
プレイ時間約15時間
プレイ状況真エンドまでクリア
発売日2019年6月20日
対応機種Switch/Vita/Steam
PS4/PS5/Xbox
プレイ機種Switch
開発元プチデポット
発売元プチデポット
ジャンルSF人狼ゲーム
ジャンルの考え方
ネタバレ無し
総合評価
 (4)
革新性
 (5)
ユーザビリティ
 (4)
ビジュアル
 (3)
サウンド
 (4)
プレイ継続性
 (5)
コストパフォーマンス
 (4)

グノーシアは、Vitaで2019年6月20日に配信された、プチデポットが開発したSF人狼ゲーム。評判が良くて気になっていたものの、他にプレイするVita専用ゲームが無かったので、わざわざVitaを引っ張り出してくることが面倒くさくプレイを見送っていた。しかし、2020年4月30日からスイッチ版が配信されたので遊んでみた。

人狼ゲームを知らなくてもOK!ルールは分かりやすい!

本作のプレイヤーはとある宇宙船の乗員だ。宇宙船の乗員の中には、“グノーシア”と呼ばれる人外の存在が紛れており、1日1人乗員を消し去っていく。グノーシアの脅威から逃れて生き残るために、疑わしい人間を1日1人、乗員全員による投票でコールドスリープさせていくことになる。グノーシアを全員コールドスリープさせることが出来れば人間の勝利、グノーシアを見破ることができず、誤って人間をコールドスリープさせてしまい、グノーシアが乗員の過半数を占めると敗北となる。

本作は人狼ゲームなので、プレイヤーが常に人間とは限らず、敵側であるグノーシアとしてプレイする回もある。その場合は、人間のフリをして他人から疑われずに乗員を始末していき、最終的に乗員の過半数をグノーシアにできれば勝利となる。

ループ世界で立場と役割を変えながら、何度も人狼ゲームを繰り返して真理に辿りつく事が目的だ。

リアルの人狼ゲームであれば、回を重ねるごとにプレイヤーが騙し合いに慣れて、上手く立ち回れるように上達していくだろう。本作の場合、プレイヤーの成長を1ループ毎に貰える経験値によるキャラのレベルアップで表現している。なお、相手となるCPUもイベントが発生する度に経験を積んで強くなっていく。

レベルアップで上昇するステータスは以下の通りで、RPGをイメージすると非常に分かりやすいだろう。

ステータスをRPGに例える
  • カリスマ:物理攻撃力
    周囲が発言に感化されやすくなる。
  • 直感:技量
    他人の嘘を見抜く確率が上がる。
  • ロジック:魔法攻撃力
    論理的に説得できるようになる。
  • かわいげ:物理防御力
    投票されにくくなる。
  • 演技力:魔法防御力
    他人に嘘を見抜かれにくくなる。
  • ステルス:回避力
    グノーシアに消されにくくなる。

グノーシアは人狼ゲームなので、

他人を騙すゲームだろ?
カリスマとロジックにステ全振りすれば大体上手くいくんだろ?

などと、安易に考えて偏ったステータス振りをすると、俗な言い方をすると脳筋キャラになってしまう。そのような極端なステータス振りをすると、他人を責める事には強くなるのだが、少しでも不審な行動を取った際に、速攻で投票が集まってコールドスリープされまうので注意が必要だ。

ステータスの振り直しは後から可能だが、自分のプレイスタイルを活かせるステータスをよく考えて、バランス良く伸ばしていった方が良いだろう。このステータス割り振りの検討がなかなかに面白い。

魅力的/特徴的な登場人物が多数登場

グノーシアは、人間に化けているグノーシアを炙り出すゲームだが、こんな可愛い娘達を急に”犯人だ!”と、決めつけるのは心理的になかなか難しい。

グノーシア 可愛いその1
可愛いその1
グノーシア 可愛いその2
可愛いその2

つまり、前項で説明したステータス“かわいげ”が超重要なのである。敵はその可愛さを逆手に取って、嘘を並べてこちらを嵌めてくる。まさに可愛いは正義だ。

特にパッケージにも登場する赤髪のSQは、あの手この手でこちらを誘惑してくるが、SQがグノーシアの役割の際に最後まで生存させてしまうと、PVにも出て来る目を見開いて舌を出した顔に豹変して襲ってくる。その瞬間は何とも恐ろしくゾッとする。

一方で、全くかわいげが無いキャラも居る。その代表はラキオというキャラクターだ。ラキオは攻撃ステータスとも言えるロジックに極振りなので、人間側でもグノーシア側でも、速攻で他の乗員たちから投票されてコールドスリープされるザコキャラ筆頭だ。

グノーシア ラキオ
脳筋ラキオ

しかし、グノーシアをクリアするためには、この手の弱いキャラを上手く庇いながら、特定のメンバーがだけが生存する状況を作り出すことで発生するイベントを発生させて情報収集する必要がある。つまり、自分が生存するだけではクリアできないのである。

次に紹介するのは、不審者代表のしげみちだ。

グノーシア しげみち
不審者しげみち

しげみちは、どう見ても不審者なので、大抵は直ぐに投票される。見た目からして明らかに宇宙人で、気を許したら“デストロイ オール ヒューマンズ”されそうなので、迷った時はしげみちに投票しがちなプレイヤーも多い事だろう

また、全ステータスが高いキャラクターも存在する。

夕里子はどのステータスも高めで怖いので、人間だと分かっていても可能な時は早めに始末しておかないと、思わぬ攻撃を受けがちだ。

グノーシア 夕里子
強敵の夕里子

全員は紹介しないが、プレイヤー以外の登場人物14人は全て魅力的である。キャラクターの情報を掘り下げた、設定資料集的なものを発売して欲しい。

なお、本作にはギャラリーモードが用意されており1枚絵を全て埋めたいところだが、イベントは特定のキャラが生き残った状態でしか発動せず、完全に進行をコントロールも出来ないのでコンプリートが骨が折れる作業だ。お手軽にゲーム外で資料として閲覧させて欲しい所である。

世界観と1日目が改善されれば最高

本作は繰り返し人狼を遊ぶ事に重きが置かれており、そのシステムについてはしっかりと成功している。

ただし、結局のところグノーシアとは何なのか?という、世界観に関わる解説が非常にアッサリしており、真エンドまで遊んだとしても設定に対する物足りなさを抱くだろう。

繰り返しループして、登場人物の情報を収集する作業がストーリー進行の鍵になっているので、それぞれの登場人物がグノーシアの説明に結びついて、更に世界観の掘り下げができたなら更に評価が上がっただろう。特にオトメと沙明はキャラ個性の割に、ストーリー展開的に居ても居なくても割とどうでも良い所が惜しかった。

また、ループ1日目の選択肢の無さも残念な点である。

1日目はグノーシアである証拠について何も情報が無いので、自分のステータス的に不利な相手や、発生させたいイベントに無関係なキャラを、証拠も無しに投票するぐらいしかやる事がない。情報が無いため、“とりあえずビール!”みたいなノリで、“とりあえずしげみちをコールドスリープ!”を何回やったことか。1日目の動きについては改善の余地があるだろう。

評価は★5には届かなかったが、プレイして損のないゲームだ。

特に筆者の場合は、人狼に関する知識を一切持っていない状態からスタートだったので、人狼に関する知見を得ることができた点も満足している。

サウンドトラックも流通は限定的ながらも、2020年10月1日に発売される模様。サントラと一緒に関連グッズも発売されるようなので、気になった人はチェックしよう。

【追記】PS4/PS5/Xboxでも発売決定

2023年9月10日、対応ハードの拡張が発表され、PS4/PS5/Xbox/Windowsでも発売が決定した。追加ハードにおける発売日は2023年12月14日であり、PS4/PS5向けには新たにパッケージ版が発売される。初回生産特典として、特製リバーシブルジャケット2枚セットと、ジョナスのドッグタグが封入される。

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