PS5のDualSense(デュアルセンス)がまともに動かない
という話を聞いても、多くのゲーマーはさほど驚くことは無いだろう。ここ数年のゲーム業界は、ソニー陣営にしろ、任天堂陣営にしろ、コントローラーの動作不良に関する話題が後を絶たないからだ。
筆者のプレイステーション5のコントローラーには、購入当初からR2が過敏反応するという異常が発生していたが、割と長らく我慢できていた。何故なら、どうしようもないニンテンドーSwitchのクソコントローラーお陰で、入力デバイスに関する不具合には耐性が付いてしまったからだ。(プロコンはニュートラルでも勝手に右方向が入力されるし、ジョイコンは直ぐに暴走して接続が切れる。)
また、デュアルセンスを修理に出すとなると、診断から修理完了までには最大2週間を要する(不具合対応が多過ぎるため)と公式サイトには書いてあることも修理を見送ってきた理由の一つだ。最近はフリープレイの配布も多く、2週間もコントローラーが無くなるのは困る。かと言って、自分に瑕疵がある訳でも無いのに、約8000円もするデュアルセンスをもう一個追加で用意するのも嫌だ。そのため、修理に出さずに我慢して使ってきたのだ。
しかし、この度は3つの全く系統の違う異常が重複し、流石に我慢の限界に達したので修理に出すことを決意した。また、ここまで異常が重なれば、不具合解消の修理は行われずに、代品対応で直ぐに返ってくると踏んでいた。
結果としては、予想通りに代品対応にて交換となった。しかも、ソニーの修理センターで滞留した日数は僅か二日という高速対応だ。コントローラーを修理に出そうかどうか迷っている人は是非参考にしてもらいたい。
なお筆者の場合、巷で話題のドリフト現象(スティックに触れていないのに、スティック入力が一定方向に入り続ける)は発生していない。どちらかのスティックにドリフトが発生している人も、当然ながら修理対象である。
まさかの3重苦に陥る
筆者のデュアルセンスには以下の3つの異常が発生した。
- R2の過敏反応ここに項目が入ります
- 右スティックの引っ掛かりここに項目が入ります
- ✕ボタンの埋没
筆者のデュアルセンスのR2は非常にセンシティブで、極僅かなストローク量でも入力されたと認識される。L2と比較すると、R2が入力認識されるまでのストローク量は1/10にも満たないだろう。
左右のトリガーでどの程度までストローク量に許容差が設定されているか不明だが、R2に手を添えたり、コントローラーを置こうと動かしただけでも入力が認識される。
この異常により、デモンズソウルでは罪無きNPCに大剣の強攻撃をお見舞いし、リターナルでは無駄弾を撃って肝心な時に弾切れして死に戻りし、FF7Rでは用も無いのに仲間への指示画面を頻繁に開いたりと、何かと影響が大きかった。
温厚な青ニートさんも、いきなり強攻撃を喰らったら流石に切れる。
右スティックをニュートラル位置から左に倒すと、“カチ”という小さな音と共に、明確に何かに引っ掛かったような感触が右手親指に返ってくる。ただし、スティックの入力結果自体は良好。激しいアクションに集中している時は忘れるレベルなのだが、ひとたびゲームが落ち着いて辺りを見渡すような緩慢な操作をしていると、唐突にこの引っ掛かりを認知してしまい不快になる。
埋没と言っても押した後に完全に返ってこない訳では無い。〇△☐ボタンと比べるとコンマ数秒遅く戻ってくる。たかがコンマ数秒と思うかもしれないが、コンマ数秒違えば確実に“遅い”と感じる。PS5は日本市場を相手にしていないため、遺憾にも✕が決定ボタンだ。そのため4種類のボタンの中でも最も押す機会が多く、一度気になりだすと延々と気になる。
なお、R2ボタン過敏は2020年11月の発売初日からの現象で、スティックの引っ掛かりはいつの間にか発生していた。✕ボタンの埋没は2021年5月ごろから発生。
修理に送る前に公式を絶対に確認
修理申込みの詳細は必ず修理受付に関する公式サイトを必ず見てもらいたい。
この記事のように、コントローラーの故障を取り上げたウェブサイトは幾つもあるだろうが、送る製品によって対応方法が公式サイトにて細かく指定されており、規定が変更される可能性がある。従って、非公式サイトの情報を見て動くのではなく、公式サイトの最新情報を毎回確認した方が良いだろう。
ただし、全製品に共通して、今後も間違いなく言えることは一点ある。それは、メーカー保証を適用する場合に必要な、以下の何れかの同梱が必須であることだ。
- 保証書(購入日時と店舗印の記入が必要)
- 購入日時、販売店名、製品名が記載された購入証明書(レシートなど原本限定)
なお、Amazonで購入した場合には原本(紙)は存在しないので、自分で用意する必要がある。
“アカウントサービス > 注文履歴”から過去の注文を遡り、PS5の注文に辿りついたら、“注文番号”の直ぐ下の“領収書等”をクリックして、出て来る内容を印刷して同梱すれば良い。
プリンターを持っていなければ、コンビニのネットワークプリントを活用しよう。
サポセン到着後の対応が早い!
筆者は2021年6月14日(月)の夜に、コンビニからサポートセンター宛てに着払いで発送した。
手続きは夜に行ったため、発送手続き完了時点で14日の集荷は終わっており、事実上は15日(火)発送と同じ扱いだ。
16日(水)AM(午前指定で発送)に千葉県東金市のプレイステーションクリニックに到着。この時点で、ソニーから無事に到着した旨を知らせるメールが到来する。
翌17日(木)AMに修理内容(今回は無償交換)と、出荷準備完了したので数日以内に発送するとの案内が到来。製品着から交換品の出荷準備完了まで1日しか経っておらず実に早い。
対応に時間を要して返品が遅くなるのは、生産が追い付かずに代えが効かない本体だけかも知れない。
ユーザー責で発生した不具合対応の場合は当然ながら、保証期間であっても有料対応となる。修理費用が10500円以上になると、修理するかどうかメールで確認が入るようなので、急ぐのであればメールが来たら直ぐに返信した方が良いだろう。
交換品は数日以内に発送と言いつつも、17日の午後にはヤマト運輸にて発送されている。発送の通知はソニーから来ないが、ヤマト運輸のアプリを入れていたのでMy荷物の通知で判明。着日時は指定無しの状態で発送されるので、アプリから18日(金)AM着に変更して無事に受け取り完了。
なお、交換品は正規のパッケージに入った状態では無く、簡易包装となっており説明書の類は一切添付されていない。
関西⇔関東で品をやり取りしても、交換対応案件であれば、往復移動で2日、ソニーで滞留2日の、合計4日で済むことが分かった。
もし不具合が発生したプレイステーション周辺機器を持っており、交換対応になるという自信を持っているのであれば、億劫にならずにサポートセンターへさっさと送ることを推奨したい。
なお、当記事を投稿した2021年6月現在では、PS5は入手困難な状態が続いている。一定数が海外へ流出していることから、国内のサポートセンターの負荷はそこまで高くないと推測する。今後、生産ラインが増強されて供給量が増えると、サポートセンターの負荷が高まりレスポンスが悪くなる可能性が高い。このことからも、異常が発生した場合は早めにサポートセンサーへ連絡しよう。
2022年11月25日~Amazon Black Friday sale対象に
カラーバリエーションが5色まで増えたデュアルセンス。保証期間終了後の故障に備えて予備が欲しいところだが、コントローラーの高性能化が進み定価は8,228円と高いため簡単には買い足せない。
しかし、2022年11月25日から始まる、アマゾンのブラックフライデーセールの値引き対象品となっている。アマゾンであれば3メートルのロングケーブルが特典として付いているので、購入を検討するチャンスだ。
なお、PULSE 3D ワイヤレスヘッドセットも3色まで拡張されている。ポイント還元のキャンペーン期間に購入したい。
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