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Nintendo Switch Proコントローラーの動作不良を分解修理し、何を吹きかければベストなのか考えた

Switchのプロコンの左スティックがまともに動かない

以前、PS5のデュアルセンスの交換修理ネタを書いた際にも触れたが、私のSwitchのプロコントローラーの動きがおかしい。ただし、初期不良があった訳では無く、最初の内は正常に動作していた。いつの間にか、スティック中立状態でも時折、右方向に勝手に入力されるようになった。
【無償&爆速】PS5のDualSense(デュアルセンス)が故障!修理に出した結果、僅か2日で交換対応して貰えた話 この不具合は常時誤作動する訳では無いので、Switchで遊ぶ程度のゲームであれば我慢できると思い放置していた。しかし、ここ数日、エンダーリリィズやスーパーケーブルボーイなど、やや難易度高めなゲームを連続して遊んだところ、流石に誤動作のストレスを回避することは出来なかった。しかし、既に保証期間は切れているし、新しい物を買うにしても高いので、仕方が無く分解修理することに。

分解は自己責任!以下は素人作業なので正しい保証は無し!

分解修理する前に、プロコンの動作不良に対して色々とインターネットで検索したところ、”コンタクトスプレー(接点復活剤)をスティックの隙間から入れろ”とか、”分解してエレクトロニッククリーナーで洗浄しろ”とか、”シリコンスプレーも使うべき”など、幾つかの手法が見つかった。何が正しいか分からず、プロコンを買い替えることと比べれば安いものなので、全部買ったうえで色々と考えてみることに。

呉の3連星。エレクト:コンタクト、シリコン、プロコンにジェットストリーム修理を仕掛けるぞ!

まず、結論から書くと、ベストなプロコンの取り扱い方法は、

・買ったら真っ先にスティックの軸にシリコンスプレー(分解不要)

・動作に異常が出たら、分解してエレクトロニッククリーナー

・Switchがレトロゲームと呼ばれる頃に、分解してコンタクトスプレー(接点復活剤)

である。

取りあえず直れば良いのであれば、エレクトロニッククリーナーだけで良い。

現時点ではコンタクトスプレー(接点復活剤)は不要!

1.クッソ硬いネジを外して分解

Switchのプロコントローラーの分解は簡単だ。10分もあれば終わる。

しかし、一番最初のグリップのネジがとんでもなく硬く締まっており、誤ったドライバーを使うとそれの解放がしんどい。恐らくグリップということで、知らず知らずの内に繰り返しの力が掛かる事を想定して、高トルクで締め付けているのであろう。適切なドライバーの持っていないとここで躓く可能性がある。

Switchのプロコントローラーを分解するためには、”+0の精密ドライバー”が必要である。

私はそれを持っていなかったので、特に何も考えずに精密機器向けの小回りが効くドライバーを購入した。

このドライバー自体は良品。だが、プロコン分解には向かない。

これが大失敗で、このサイズのドライバーでは、グリップ部ネジの締め付けトルクに太刀打ち出来ない。余程の力自慢でない限り、ドライバーは持ち手が付いたものを購入した方が良いだろう。

なお、ここで精密ドライバー買うの面倒くさい・・・と、サイズの合っていないドライバーを使わないように注意。確実にネジの頭をなめてしまい後悔するはずだ。ちなみに、ネジがなめた場合、追加でなめたネジ外しビットという商品を買って対応するハメになる。

いきなりドライバーの話題で脱線したが、分解手順は以下の通りだ。

グリップ下のネジを2本を外す

左右1本で止まっているだけなので、何一つ迷うことは無い。

背面のネジ4本を外して、背面カバーを外す

赤丸の4カ所を外す。

バッテリーを外す

簡単に外れる。

背面カバー下5カ所のネジを外す

ネジを無くさないように・・・。

表面のカバーを外す

透明なカバーと本体に隙間を作る。

表面カバーと本体がフレキシブルケーブルで繋がっているので、無理に引っ張らないように注意。

分解はこれだけである。

適切なドライバーを使えば、10分も掛からないはず。私は小さいドライバーで悪戦苦闘したので15分以上かかった上に、指が痛くなった。

2.スティック周りは粉だらけで、糸くずも侵入している

Switchのプロコントローラーは分解前から分かっていることだが、スティックのきのこ部周辺が粉だらけである。スティックのきのこ部は上に引っ張れば簡単に外れるのだが、その下のスティック本体には糸くず(写真だと少々分かり難いが)が付着していた。

左スティックの粉が顕著。

動かす頻度が多いからか、糸くずも右よりも左スティックの方が多い。

表面のカバーを外した状態を見ればわかるように、スティック本体にきのこ部が傘のように覆いかぶさる構造になっている。そのため、異物はあまり基盤側には落ちて行かないように見えたが、実際には糸くずが多数付着していた。きのこ部が削れて発生した粉は、きのこ部に留まっているのか、きのこ部の汚れの割には基盤側では余り目立たず。

つまり、この糸くずどうにかすれば、正常に動くのだろう。糸くずだけを取って、一度蓋をして動作確認すれば、動作不良の原因切り分けが出来るが流石に面倒くさいので、エレクトロニッククリーナーを全面に吹き付けて、粉も糸くずも全部綺麗にする。吹き付けると基盤が全面水浸しのようになるが、公式サイトによると、

プリント基板やセンサーなど、デリケートな部分に付着した油汚れなどをすばやく取り除きます。
速乾性で、残渣がなく、拭き取りが不要です。

とあるので、遠慮せずにこれで付着した異物を洗い流す。

乾いた後に、念のためコンタクトスプレー(接点復活剤)をスティック周りに吹き掛けておく。ただし、前述の通り、接点復活剤は利用する必要はない。

何故、コンタクトスプレー(接点復活剤)が不要なのか?

答えは簡単で、初期不良以外の経年後の動作不良の原因は、間違いなくスティック本体の破損か、侵入した異物により誤作動だからだ。そして、スティックの隙間から入るレベルの異物であれば、エレクトロニッククリーナーで十分に除去できる。

以下は、コンタクトスプレー(接点復活剤)の公式サイトの説明文である。

特殊置換性オイルがカーボンや汚れ、異物を除去し、電気接点の接触不良を解消します。

接点部の摩擦を軽減し、腐食から保護します。

コンタクトスプレーによって電気接点の接触不良が改善する仕組みは、詳しい解説サイトでも見てもらうとして、発売から高々5年程度のプロコンの、剥き出しでも無い内部の接点が電気的接触不良を引き起こすほど劣化する考えにくい。(特殊置換性オイルが・・・とあるので、呉のコンタクトスプレーは、接点不良の原因になるような、接点に生成された被膜類を如何にかしてくれるのでしょう)

コンタクトスプレーは、レトロゲーマーなら良くお世話になっていると思うが、基本的に劣化した接点に利用する製品である。従って、コンタクトスプレーをプロコンに流し込んで直ったというのは、単にコンタクトスプレーで異物が流されて綺麗になっただけだと思われる。

加えて、

フレキシブルケーブル(フィルムケーブル)、導電性ゴムへは使用しないでください。

との注意書きがあるので、同じ効果が得られるからと、エレクトロニッククリーナー代わりにコンタクトスプレーをむやみやたらに吹き掛けるのも良くない。(フレキシブルケーブルは使われている)

3.スティックの軸にシリコンスプレー後、逆順で組み立て

原因の切り分け調査していないので、粉が悪いのかゴミ(糸くず)が悪いのか動作不良の真因は不明だが、前述の通り、スティックのきのこ部から発生した粉は無視しても問題ないと考えている。

が、粉を吹いているコントローラーは見た目が格好悪いし、これからも削れて行けば削れ量が許容値を超えて、再び動作不良になるかもしれない。従って、きのこ部の軸にシリコンスプレーを吹きかけておく。シリコンスプレーを吹きかけておけば潤滑が良くなり、間違いなく粉の発生は少なくなるはずだ。Switchのプロコンに限らず、どのようなコントローラーでも買ったらまずは、スティックにシリコンスプレーを吹きかけておいては損は無い。

コンタクトスプレーは速乾とはいえ、多少は乾くまでに待ち時間が有るので、その間に吹き付ければ良いだろう。

後は分解した時とは逆順で組み立てるだけ。組み立てが終わったら、適当なゲームをプレイすれば直ったかどうか分かるはず。私の場合は問題なく直っていた。

分解して清掃しても動作不良が続くのであれば、キノコの下のスティック本体部分が死んでいるので、専門的な修理技術を持っていないと修理不可。使い方が荒かったり、落下させてスティック部からぶつけたりすると、故障すると思われる。その場合は大人しく買い直すしかないだろう。

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