点数評価 | 80点 |
プレイ状況 | うお座まで |
プレイ時間 | 約5時間 |
発売日 | 2018年12月20日 |
対応機種 | Switch/PS4/Steam Xbox (GamePass) |
プレイ機種 | Switch |
開発元 | バンダイナムコエンターテインメント |
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
ジャンル | 転がして大きくするゲーム ジャンルの考え方 |
塊魂アンコールはリマスター作品と見れば何一つ問題が無い。そして、PS2版でも多くのプレイヤーを苦しめた3D酔いも完璧に再現されている。時代が進むと3D酔いは解消されると考えていたが、そうではないらしい。しかし3D酔いが改善されていることに期待して遊びたくなる良作シリーズ。
塊魂アンコールは有名な塊魂シリーズの初代リマスター版ということで、最早ゲームの詳細な説明は不要だと思うが、まずは念のために最低限の特徴だけを列挙しておく。
- 主人公である“王子”が、星空をぶっ壊した“王様”の尻拭いで地球で塊を転がして、延々と色々な物を巻き込んで星を作るゲーム。
- ステージ毎に決められたサイズまで、決められた時間で到達すればクリア。
- ステージ前後の、王様のふざけたセリフもこのゲームの醍醐味。
フルHD化で非常に遊びやすくなったが3D酔いは健在
オリジナルの塊魂が発売されたのは2004年だ。塊魂アンコールは、オリジナル版から実に16年も経過してからのリマスターなので、グラフィックは大幅に改善されており、さらに画面も4:3から16:9になることで、ゲーム内の視認性は格段に向上している。操作性も違和感なく再現されており、質の高いリマスター作品と言えるだろう。
さて、塊魂をプレイした人にアンケートを取ると、どのような感想が多く得られるだろうか?それは、間違いなく“3D酔い”である。塊魂と3D酔いは切っても切れない関係であり、リマスター版では3D酔いは改善されているのか?が、非常に気になる所ではないだろうか。
結論からいうと、リマスターした塊魂アンコールでも見事に3D酔いする。
筆者はPS2版をプレイしたときに盛大に3D酔いしている。あれは独特の操作とカメラワークに加えて、荒いグラフィックが原因であり、HDリマスターすると改善されると期待していたが、残念ながら3D酔いは健在だった。
Vita版“塊魂 ノ・ビ~タ”でも酔ったので、どうせ今回も酔うだろうと覚悟していた。そして、案の定酔った。塊魂 ノ・ビ~タは携帯機で遊ぶゲームだったので、大画面で距離を取ってプレイできる塊魂アンコールには、一縷の望みをかけていたのだが、その思いは儚く散ってしまった。つまり、塊魂の酔いの根本原因は操作方法とカメラワークな訳だ。グラフィック、視野、距離はさほど関係ない。
薄々と3D酔いすると想像が付いていたが、それでも“今回は行けるんじゃないか・・・”と、懲りずにチャレンジしてしまう魅力が塊魂にはあるのだ。
酔いを我慢して遊ぶ価値がある良作!
一応、塊の操作性にも調整が入っているようだが、3D酔いの解決に寄与するような大きな変更では無かったようだ。操作タイプは通常操作と簡単操作の2種類が用意されており、王子星でキツツキ?を調べると変更可能。どちらも試してみたが、どちらでも3D酔いした。FPSとかTPSは何時間やっても酔わないのだが、塊魂は酔ってしまう。人体の不思議である。
面白さは何も失われていない
さて、いきなり3D酔いのネガティブな話題を書いたのだが、リマスターされても、オリジナルの塊魂“らしさ”は一切失われていない。
小さかった塊をコツコツと転がして育てていき、段差を乗り越えて広いエリアに出れるようになり、更に塊を育てた後に初期エリアに戻って来て、最初は巻き込めなかったオブジェクトを根こそぎはがし取ることが出来た時の快感は唯一無二だ。最終的には、人も車も電柱も・・・と、何でもかんでも巻き込まれて阿鼻叫喚の地獄絵図に変わっていく様は、何ともシュール。リマスターされて綺麗になったので、巻き込まれた小さなオブジェクトがバタついている様子もしっかりと識別できる。
何一つ変わらぬリマスター作品なので、あの転がし体験を再び楽しみたい人なら間違いなく満足するだろう。リマスター作品として“完璧”なのだ。
転がし体験は、安心と信頼の面白さ!
なお、Switch版はHD振動にも対応しており、人によっては“巻き込んでいる感”を堪能できるかもしれない。筆者の場合は、3D酔いするので振動に意識を割いている余裕は無いが、酔わない人はその辺りも楽しめるだろう。
PS4版とSwitch版どちらを買うべきか?
約2年遅れでPS4/Xbox版が発売される訳だが、これから買う人はSwitch版を含めてどちらが良いか?それはずばり、PS4版である。
何故かというと、PS4のスティックの配置が塊魂に適しているからだ。
PS4のコントローラーは、左右のスティックが同軸に並んでいる。
このコントローラー仕様が大きい。
塊魂アンコールは操作モードがカンタン操作であれば、左スティックのみでもキャラクター移動できるが、オリジナル操作の場合は常に左右のスティックを同期させて動かす必要がある。Switchの場合、ジョイコンもプロコンも左右のスティックが同軸に配置されていないため、やや指に違和感を覚える。
好みの問題かもしれないが、個人的にSwitchのスティックの並びは好きではない。
なお、互換コントローラーでスティック位置が同軸な物が安く売っているので、そちらを持っている人はSwitch版をプレイしても良いだろう。
3D酔いする人もしない人も、塊魂アンコールを買って、将来酔い対策がされた完全新作が出ることに期待してはどうだろうか。
みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー 発売決定
ニンテンドーダイレクト 2023.2.9にて、『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』が発表された。塊魂アンコールのボリューム不足に対する指摘を受けてか、子供時代の王様で転がせる5つの課題が追加されるようだ。
続編も気になる人は公式サイトやPVを確認しよう。
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