点数評価 | 90点 |
クリア時間 | ー |
プレイ状況 | いっせいトライアルでオンライン対戦 |
プレイ時間 | 約10時間 |
発売日 | 2016年3月5日 |
対応機種 | Steam/Switch/PS4/Xbox |
プレイ機種 | Switch |
開発元 | Clever Endeavour Games |
発売元 | Clever Endeavour Games |
ジャンル | パーティープラットフォーマー ジャンルの考え方 |
ネタバレ | 無し |
【総合評価】 | |
革新性 | |
ユーザビリティ | |
ビジュアル | |
サウンド | |
プレイ継続性 | |
コストパフォーマンス |
UltimateChickenHorseは、事前の投票にて選択したステージを規定回数繰り返しプレイし、合計得点を競う対戦に特化したレースゲームだ。そして、レースとレースの間にオブジェクトの設置パートが挿入され、プレイヤー達は任意に選んだオブジェクトをステージ内に配置可能となっている。そのため、レースを繰り返すほどに、プレーンだったステージが設置されたオブジェクトによってカオスに満ち溢れて行くことになる。
誰でも直感的に遊ぶ事が出来る
UltimateChickenHorseのマッチング方法は、“エンジョイ”や“初心者”、“ガチ”など、プレイコンセプトが示されたルームを選択するか、自分がホストになって主催するスタイルとなっている。
正直、このマッチング方法は、初心者にはホストは設定が面倒で、選ぶ側になったとしてもルームが満員で直ぐに入れない事も多く、オンラインゲームに不慣れな人にはあまり好ましくないものである。(条件だけ選んでオートマッチングがベスト)
しかし、マッチングさえ乗り越えてしまえば、後は誰でも直感的に遊ぶ事が出来る。
本作のステージの多くは1画面に収まる大きさであり、広いステージでもせいぜい1.5スクロールほどの短いものばかり。それを大体は12ラウンド繰り返し遊んでいく。(設定によっては短い場合もあり)
ラウンドとラウンドの合間にはオブジェクトの設置パートがあり、ゴールである旗へ到達するための足場を他のプレイヤーと“協力して”作ることになるのだが、この設置パートがUltimateChickenHorse最大の魅力と言っても過言では無い。
オブジェクト設置パートでは、自分で選んだ足場や障害物を好きな場所に設置することが出来る。配置するのはNPCではなくプレイヤーであり配置場所の自由度も高いため、毎回異なったレース会場が構築されていく。純粋にレースを楽しめるような配置にしても良いし、誰もゴール出来ないようなコースにしても良い。
オブジェクト配置パートでは、キャラクターの間抜けな見た目からは想像できないアツい駆け引きが行われる。点数でリードしているなら誰もゴールできないようなコースを作っても良い。当然そのようなコース作りを阻止するために、他のプレイヤーはクリティカルなパーツを我先に抑えようとしてくるだろう。なお、オブジェクトの取得は早い者勝ちだが、置く順番は決まっていないので、どのタイミングで何を置くかの駆け引きも重要になって来る。
オブジェクトの種類は多いものの、見れば足場なのかトラップなのか見当は付くものが大半だ。折り紙飛行機ロボは初見だと分からないが、他は何となく踏んだらマズそうだとか、何か噴出してきそうなど容易に想像が付くものばかりであり、直感的に遊べるようになっている。
プレイしたての頃は大きくて目立つ即死オブジェクトを選びがちだが、慣れてくると板1枚でも実にいやらしい配置が出来るようになってくる。自分の配置したオブジェクトで原因で、レースが大きくかき乱される様を見るとニヤニヤが止まらない。
全員がオブジェクトを置くか制限時間いっぱいになると次のレースが始まるので、レースパートとオブジェクト設置パートを繰り返して、得点が規定ポイントに達した者が勝利する。あるいは、最終ラウンドが終わった時点の最高得点者が勝利する。
得点はゴールポイントが一番大きく設定されており、ゴールポイントをメインとして、逆転ゴールやソロゴールなど、オマケのポイントが加算されていく。更に、誰かがゴールした際にトラップで妨害に成功していると、トラップポイントが加算される。
例え自分がゴール出来なかったとしても、妨害に成功していると得点が貰えるので達成感を得ることができるだろう。また、次のレースで自分が得意なルートが確保されているのであれば、積極的に悪質なトラップを狙っていけば、ゴール+トラップで大量得点が期待できる。
このようにUltimateChickenHorseは、オンライン対戦ゲームであるもののルールは簡単で、キャラクターも動物なので誰でも気軽に楽しめることが可能となっている。
配置パートの駆け引きがアツい
UltimateChickenHorseはレースも面白いが、何よりもオブジェクト配置パートの駆け引きがアツい。
簡単ルールと可愛い動物を操作するゲームなので、参戦の敷居は低く適当に変なコースを作っているだけでも楽しいが、駆け引きも意識して遊べば面白さは倍増する。
オブジェクトの設置場所や、設置するオブジェクト選びにはプレイヤーの性格が大きく反映されるので、どの動物(プレイヤー)がどのような傾向でオブジェクトを置くのか観察する事も、レースに勝つには重要な要素となっている。
特に性格が現れるのは滝ステージだろう。このステージは下段の洞窟がある足場から、上段のゴールの旗まで、崖のエッジ部分を折り返して上る必要がある。そのため、初期状態では何をどうやっても上段に登ることは出来ない。つまり、点数を取るためにゴールに至るには、必然的にプレイヤー同士が協力して足場を置かなければならない。
まずは無難に点数が取れるように、長板を置いて安全に行っても良いし、自分の操作を信じてギリギリ最低限の足場だけを置いても良い。
また、点数でリードを得たプレイヤーは、更に点数を重ねていくのか、相手の妨害に専念するかの選択を求められ、ここでも性格が現れる。例に挙げた滝ステージであれば、崖のエッジ部分に返しになるようなパーツを取り付けて、他のプレイヤーに無理ゲーを強要しても良いし、ぐるっと大きく回るようなルートを新しく作っても良い。
勿論、妨害された他のプレイヤーは、障害物を避ける別ルートを作ったり、爆弾アイテムで過去に設置してきたオブジェクトを破壊してルートを作ったり対策をしてくる。そのため、選んだオブジェクトを安易に置くことはご法度であり、制限時間ギリギリまで設置を完了させずに睨み合いが続くことも良くある。相手の得意な動きを見極めて、ラウンド終盤に先手を打ってルート阻止できると快感だ。
基本的には先にリード出来た者が有利であり、上手くいくと圧勝できることもある。他者を寄せ付けずに勝利できた時の達成感を是非味わって欲しい。
なお、エンジョイ部屋の場合、全員がただ只管に障害物を設置しまくって、誰もゴール出来ない展開が続くこともある。それなりに勝負を楽しみたいのであれば、積極的にガチ部屋に入る事をオススメしたい。
ガチ部屋ならカオスの中にも一筋の光(突破ルート)が見えてくる
レートマッチングさえあれば完璧だった
Ultimate Chicken Horseは1480円とかなり安い部類の作品だ。この値段でこの内容であれば★5の100点を付けたいところだが90点した。何故かというと、相手を蹴落として自分の勝利を掴み取るゲームなので、やはりレートマッチング機能が欲しかったからだ。
現状では対戦に勝ったとして、“あなたが究極の***”と言われるだけで特に得るものは無い。ガチ部屋で遊び続けるだけでもある程度の満足感は得られるが、やはり自分の実力の指数としてレートマッチング機能があった方がプレイの継続に繋がるだろう。
2016年に発売されたゲームだが、2020年3月時点でもまだアップデートが行われている。末永くアップデートが続くのも良いことだが、レートマッチングが搭載された続編にも期待したい。ちなみに、PS4とニンテンドースイッチのクロスプレイに対応しており、2020年においてもプレイ人口については全くの心配が無い。
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