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高難易度ながらも、プレイヤーを確実に成長させる仕組みが素晴らしい!CELESTE(セレステ)【レビュー/感想】

評価と簡易感想
  • 5段階評価:★★★★★
  • 点数:90点
  • 感想:アクションゲームの極致。
  • レビュー投稿時の進行状況:A面クリアまで。
  • レビュー投稿時のトロフィー:25%
  • プレイ時間:約5時間

CELESTE(セレステ)は、Matt Makes Games開発のアクションゲーム。Switch版は2018年5月10日、PS4版は2019年9月10日発売。今回はPS4版をプレイ。

主人公マデリンが、ゲームタイトルにもなっている”セレステ”という山を延々と登って行く、サイドビュー型アクションゲーム。登山と言ってもそのアクションはスピーディで、一般的な山登りとは全く異なる。

ゲーム内でプレイヤーが取れるアクションは、左右移動、ジャンプ、ダッシュ(空中含め8方向)、壁張り付きだけ。ストーリー終盤に2段ダッシュが可能になるが、操作は一貫してシンプル。また、操作キャラクターに体力のような耐久値や、ステータス的なものは設定されておらず、極限まで情報が削ぎ落とされた極まった作りとなっている。

1.高難易度だが、プレイヤーを確実に成長させる仕組み

CELESTEは、高難易度のアクションゲームである。

難易度の方向性としては、ロックマンでお馴染み、針でティウンティウンの即死ステージのオンパレードだ。ステージの6割は針山地獄で、残り4割の内、2割が落下ステージで、もう2割が針山地獄と落下の複合ステージ。

針は触れた瞬間即死。救済アイテムなどは無い。

序盤の”簡単な”落下ステージ。飛んでくる障害物に当たっても即死。

アクションシーンは公式によると700以上あり、全てに即死ギミックが採用されている。最初から最後まで一貫して、一度の操作ミスでやり直しとなるステージが続く。更に一部のステージには触れると即死する敵キャラクターも登場する。私はクリアするまでの5時間(内ミニゲーム30分)で1000回以上死亡した。

しかし、これだけ死亡しても、一切のストレスは無いし、心が折れることも無い。

何故なら、膨大なアクションシーン全てにチェックポイントが用意されており、死亡しても爆速でリスタートできるからである。

そして、膨大ながらも似て非なるアクションシーンは、ステージ毎のギミックの初歩的な使い方から始まり、徐々に応用を重ねて難易度が上がって行く丁寧な作りになっている。そのため、最初から高難易度ながらも、難易度の上がり方は緩やかなので、一度コツを掴んでしまえば同じギミックを使うアクションシーンは数回のリトライで進むことが出来るようになる。

一方で、苦手なギミックにハマリだすと、同じアクションシーンで何十回も死ぬ事になる。しかし、チェックポイントと爆速リスタートのお陰で、プレイヤーは短期間に連続して同じお題に挑戦することができ、素早く必要なテクニックを学習することができる。そのため、自分の操作の上達具合が分かり易く、苦手なアクションシーンを突破できた時の達成感が大きい。

CELESTEのトロフィー取得率を見ると、エンディング到達だけなら47%もある。高難易度にも関わらずクリア率が高いことから、少しだけ変化を加えたステージを大量に用意し、プレイヤーを確実にステップアップさせるという仕組みが、非常に効果的であることの証明であると言える。

そして、要求されるアクションを習熟した結果、流れるようにステージを突破できるようになると最高に気持ちが良い。そして、次の快感を求めて、先のステージが楽しみで仕方が無くなる。お陰で、私の場合は殆ど1日で最後までクリアまで完走してしまった。

スクショだけでは分かり難いゲームなので、特に気持ち良かったシーンを動画で載せておくので参考にしてもらいたい。

手に汗握るストーリー中盤のボス戦

途中に何カ所か安置があり、足を止めることが出来るのだが、敢えてノンストップで突破できるまでやり直した。

追いかけてくる敵から逃げるステージ

序盤の初めて敵キャラが出て来るアクションシーン。操作キャラクターに合わせて追いかけてくるので、常に動くことを強いられてスリリング。

死んでも死んでも高速リトライからの達成感がクセになるプレイバリューは、ゲームジャンルは全く違うが、サイバーパンク忍者パルクールゲームのゴーストランナーに近いものがある。

2.反射神経では突破できないパズル的な要素も多い

CELESTEは、シンプル操作の高難易度アクションゲームだが、反射神経さえあれば何とかなる訳ではない。

パズル的な要素が至る所に用意されており、そのようなアクションシーンでは移動ルートやタイミングを厳しく制限される。想定されたアクション以外を取ると基本的に即死だ。

下の動画は、乗ると移動方向を制御できる足場を使って進むステージ。足場はトゲ山を素通りするが、歩行可能な場所にぶつかると壊れるので、どうすれば足場を壊さずに進行方向に持っていけるか考える必要がある。

辺り一面トゲだらけで、一見どのようなアクションをしても向こう岸に辿りつけないようなステージも多い。そのような場合は、必ずダッシュ回数を回復するアイテムが設置されているので、それを取りながら空中ダッシュを繋いでいくことになる。

ダッシュ回復アイテム(浮いている発光体)を取り損ねると死亡。

また、ダッシュで衝撃を与えると、逆方向に高速移動するモンスター?も登場する。進みたい方向から衝撃を与えて上に乗れば、大きな谷間も超えることが出来る。

脆い壁に向けて移動させると壊してくれるドッスン的なヤツ。

そして、最終ステージになると、過去のステージのギミックが複合したアクションシーンが連続して登場し、プレイヤーの進行を妨げてくる。

下のスクショであれば、1回しか踏めない雲のジャンプ台、上方向に移動が伸びる吹き上げる風、空中ダッシュ回復アイテムのコンボ。

このようなパズル要素が加わったアクションシーンでも、丁寧に少しずつ難易度が上がって行くので、繰り返し挑戦すればいずれクリア出来るだろう。

3.クリアしてからが本番

エンディング到達には影響を及ぼさないが、ステージの至る所に収集アイテムである”イチゴ”が設置されている。イチゴの入手はチャレンジ要素なので、ストーリー進行よりもさらに過酷なアクションシーンが待ち受けており、イチゴを一定数集めることで手に入れることができるトロフィーも3個設定されている。

また、各ステージの隠しアイテムである”カセットテープ”を手に入れると、難易度がアップしたB面を遊ぶことができ、それをクリアすると更に難しいC面にも挑戦できる。

更に、ゲーム内にミニゲームとして、8ビット風のセレステを遊ぶことが出来る。これがまた良く出来ており、もし8ビットゲーム機時代にセレステがあったらというifを完全に再現している。ミニゲームにしてはボリュームもあり、全クリアまでに30分ほど掛かった。(デス数も200回以上!)

ミニゲームでも圧倒的に死ぬ・・・

強いてCELESTEの難点を上げるとすれば、主人公や登場人物があまり魅力的では無いことだろうか。アクションゲームとしては至高の領域に達しているが、主人公を含めた登場人物のビジュアルや性格には難あり。

主人公のマデリンは可愛くなく(和ゲーに慣れた視点では)、旅の途中で出会うセオは俗に言う”インスタ蠅”の害悪キャラである。登場人物達がセレステ登山を通じて、内面に秘めた鬱屈した感情と向き合い、精神的に成長していくというストーリーだが、魅力が無いキャラクターの内面描写を見ても余り面白くない。アクション面が極まっているので、ストーリーそのものが蛇足に感じた。ストーリーは全カットで、その分をコストカットするなり、ステージ数に反映しても良かっただろう。

CELESTEはアクションゲームの極致であり、ゲーム内で使用されるサウンドも素晴らしく(ボス戦の曲の為だけにサントラが欲しくなるレベル)、難点はキャラクターだけである。アクションゲーム好きなら絶対に避けては通れない傑作。

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