点数評価 | – |
プレイ状況 | エンディング2種とも確認 実績:1000/1000 |
プレイ時間 | 約2時間 |
発売日 | 2021年11月25日 |
対応機種 | Switch/PS4/Steam Xbox (Gamepass) |
プレイ機種 | Xbox Series X (Switch/PS4ともパッケージ版購入) |
開発元 | Gibier Games |
発売元 | PLAYISM |
ジャンル | スローライフ街破壊ゲーム ジャンルの考え方 |
プレイする前から、タイトルとパッケージを見ただけで分かると思うが、これはマトモなゲームではない。プレイヤーを笑わせようという意気込みが、全力で伝わってくるバカなゲームだ。家族揃って笑って楽しめば良い。約2時間で全実績を解除できるブースト向きのタイトルであるが、笑い飛ばしながら楽しくブーストが出来る稀有なゲームである。
【総合評価】 | |
革新性 | |
ユーザビリティ | |
ビジュアル | |
サウンド | |
プレイ継続性 | |
コストパフォーマンス |
“普通”とは、以下のような定義である。
特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。
デジタル大辞泉より
変わっていない・ありふれている・当たり前という、これらは数値/数量で規定されない、定性的な表現である。つまり、普通とは人に依存する表現であるため、誰が何と言おうと、このゲームを世に送り出した開発者が、“普通の鹿のゲーム”だといえば普通なのである。
当レビューはネタバレを含むので注意してもらいたい。
まさかの本格的キャラメイキング!
ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulatorは、まさかの本格的なキャラメイキングから始まる。ローポリゴンな3Dゲームながらも、実に44もの項目をセッティングして、プレイヤーは自分自身の分身を作ることが可能だ。本格的な3Dゲームのように細かく設定ができるが、ここは出来る限り面白い見た目にしておくことを推奨する。
いざプレイを開始すると、丹精を込めて作ったキャラクターが、鹿をかばってトラックにはねられる。感の良いプレイヤーなら、横断歩道,飛び出す鹿,トラックが見えた瞬間に理解するだろう。そう、これは人間が鹿に転生するという流行りの転生物なのである。
鹿に転生した後は、ただひたすらに、通行人を殴り、車をハチの巣にし、工場を爆破させて破壊の限りを尽くしていくだけだ。破壊の跡には何故か銃火器が残るので、それを装備すれば次々に武装が充実していく。見た目が異常なだけで、ゲームとして当たり障りのない3Dアクションである。
街に損害を与え続けていると、右上の災害レベルが上昇する。メーターが満タンになる度に、警察署から動物警官が派遣されてくるので、それらとバトルを繰り広げる。基本的には逃げながら撃っていれば負けようがないが、偶に流れ弾がジャイアントコアラや、ダンクルオステウスという空飛ぶ巨大魚にヒットし、それらと敵対関係になってしまう。そうなると、巨大なモンスターから執拗な攻撃を受けて、ゲームオーバーになってしまう。
特に、第4の警官イッヌは合体ロボ風で必見だ。部位破壊をした後に、ダウンさせて肩のボタンを踏めば倒すことが出来る。ごく普通の鹿のゲームをプレイする気が無い人は、次の動画を見れば十分だろう。このゲームの狂気が凝縮されているのでオススメしたい。
このように、ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulatorは、全力で鹿を操作してバカを繰り返すだけのゲームである。一通り街を破壊して警官を倒した後は、未来行ったり、ライトセーバーで戦ったり、巨大ロボットで戦ったりと、奇想天外な鹿ライフを満喫することが出来る。
このゲームを黙々と一人でプレイすると間違いなく虚しくなるだろう。しかし、家族の団欒アイテムとしては優秀で、特に小さな子供がいる家庭であれば間違いなくウケる。さほど難易度は高くなく、ラスボスに関しても負ける度にこちらのライフが増えて行く仕様なので、3Dアクションゲームの入門としても一応機能する。
買ってまでプレイした方が良いとは言わないが、ゲームパス加入者であれば家族で楽しみたい。
約2時間でトロコン可能なのでブースト向き
正直な所、ごく普通の鹿のゲームは、レビューするほどのゲームでは無いのだが、Xboxのゲームパスに対応しており、無料で実績のブーストできるので記事にすることにした。
ごく普通の鹿のゲームは、アクションゲーマーであれば、全実績解除/プラチナトロフィーまで約2時間もあれば十分だ。エンディングは2種類用意されているが、最後の選択肢で分岐するだけなので何も迷わない。撃つとノーマルエンディングで、撃たないを選んだ場合の真のエンディングは、キャラメイキングした自分自身が大量に出現する。このラスボスは少し手強いが、倒される度に最大ライフが増えて行くので何回かやればクリアできるだろう。
ちなみに、公式からもアナウンスされていたが、ボスのビームは鹿の尻で防ぐことが出来る。
分かり難い実績は、「死か鹿か」「儀式完了」「ハンバーガーが4個分くらいかな」ぐらいだろう。と言っても、多少考えれば分かる程度だ。鹿のゲームに時間を掛けたくないという人は、以下を参考にしてもらいたい。
フィールド上に居る人間に近付くと、“鹿にする”というコマンドが表示されるので、それを10回実行するだけで取れる。人間は未来のジャイアントコアラの手前で、発電機の近くに大量に居るのでそこで一気に数を稼ぐと早い。(といっても、10人程度は直ぐだが・・・)
未来で発電機の近くの人と、ハムスターを倒すと周囲が停電し、シンバルを持った大きなサルが何故か出現する。それを攻撃すると敵対するので倒せば取得。
クリア後にもう一度プレイ開始すると、スタート地点にドラゴンが居る。それに乗って攻撃ボタンを押せば火炎を吐くので、牛に当てればハンバーガーになる。バスケットコートに複数いるのでそこで焼けば早い。
このように、ごく普通の鹿のゲームは、バカを突き詰めたゲームであり、トロフィー/実績ブーストと割り切る場合でも、この手のユーモアを理解できるタイプのプレイヤーであれば、楽しくプレイしてトロフィー/実績を解除できる良作と受け取ることが出来るかもしれない。トロコンした後は、自慢の首を伸ばして、スパイダーマンの如くスイングしながら街を徘徊するのも良いだろう。
なお、パッケージ版には特典としてサントラと普通の鹿免許が付いており、Switch版とPS4版で、裏面のイラストが異なっている。コレクターであれば2機種ともパッケージ版を揃えたい。・・・かもしれない。
もちろん筆者はパッケージ版を買った。その上でXboxのダウンロード版で遊んでいる。
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