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Far:Changing Tides (ファー:チェンジング タイド)【レビュー/評価】黙々と終末世界を一人で航海する、無駄な情報が削ぎ落とされた雰囲気ゲーム。ハードなゲームに疲れたなら遊んでみよう

総合評価
4 / 5
  • 革新性
  • ユーザビリティ
  • ビジュアル
  • サウンド
  • プレイ継続性
  • コスパ
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読者投稿評価
3.5
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総評/評判/感想

Far:Changing Tidesは、水に沈んだ終末世界が舞台だが、世界が崩壊した理由を知ることが目的のゲームでは無い。セリフや文字も一切用意されておらず、雰囲気を楽しむことに特化した作りとなっている。美しい世界と音楽を堪能しながら、黙々と操船作業を繰り返してたまに簡単な謎解きをする。ただそれだけ小振りな雰囲気ゲームだ。情報量も少ないが、全編を通してエモい息抜きゲーム。

点数評価
プレイ状況 クリア
実績:585/1000
プレイ時間 約5.5時間
発売日 2022年2月21日
対応機種 Switch/PS4/Steam
Xbox (Gamepass)
プレイ機種 Xbox Series X
開発元 Okomotive
発売元 FRONTIER
ジャンル アクションアドベンチャー
(ジャンルの考え方はコチラ)

Far:Changing Tides (ファー:チェンジング タイド)は、荒廃した水没世界を航海し、シンプルな謎解きアクションをするだけの、雰囲気重視のアクションアドベンチャーゲームである。2020年1月23日に発売された、FAR: Lone Sails (ファー: ローン・セイルズ)の姉妹作品を謳っているが。筆者は前作を未プレイ。

多くを削ぎ落とした雰囲気重視のゲーム

Far:Changing Tidesの舞台は、ポストアポカリプス的な文明が崩壊した後の世界だ。両極の氷が溶けた設定なのだろうか、町は生活圏内まで水没しており、既に住人は逃げ出したのか、あるいは流されてしまったのか人影は全く見当たらない。

美しさも併せ持つ、水に沈んだ終末世界が舞台。

そんな水没した世界を一人の少年が旅をするのだが、このゲームにはプレイ開始時の操作説明以外に、一切のセリフや文書は登場しない。そのため、何を目的に旅しているのか、何故世界が滅亡したのかさっぱり分からない。そして、それらを説明する気も無いらしく、最後まで明らかになることは無い。

Far:Changing Tidesは雰囲気を楽しむことに特化したゲームなのだろう。旅の目的や滅亡の理由など好きに想像してくれと言わんばかりのゲームデザインだ。そもそも、主人公は滅亡の理由なんて知らず、目的を持って船を目指したわけでも無く、偶然船に出合っただけなのかもしれない。そんな世界を語る術を放棄しているゲームなのでボリュームは少なく、クリアまではせいぜい6時間前後の短い船旅となる。

ただし、ゲームが進行するにつれて船はパワーアップしていき、船の進路は海上だけでは無く、水中や空の上にまで広がって行く。帆船が動力船になり、潜水艦になったと思ったら熱気球で空を飛ぶという無茶な設定なのだが、船がパワーアップする理屈も考える必要は無い。子供向けの絵本のような、荒唐無稽な展開なのだと割り切ろう。

帆船はマストの調整で船の速度が変化する。

潜水艦はバラスト調整で上下。

熱気球は限定イベント。

Far:Changing Tidesは何をするゲームなのかというと、メインは緩いワンオペ操船であり、それがプレイ時間の約6割を占めることになる。

潜水艦を動かすには燃料を投入して主機を動かさなければならない。主機は動かし続けると熱暴走するので水を掛けて冷やす必要があるが、水を利用していると今度はバラスト調整が上手く行かず、潜水艦の深度に異常をきたし障害物にぶつけてしまう。そのため、主機が冷えたら早々に水のホースをバラスト調整機に繋ぎ直し、深度の調整も必要となる。水上に顔を出すことが出来るシーンではマストを張って風を受けるのだが、マストが障害物に引っ掛かると壊れてしまうので、障害物が見えてきたら向きを変えて逃がす。具体的には下の動画を見てもらうと分かるだろうが、このようなワンオペを黙々と繰り返すことになる。

前述の通り文字が出てこないゲームなので、これらの操船作業は試行錯誤を繰り返してプレイヤーが習熟することになる。最初は操船方法すら分からない状態から始まるが、効率良くワンオペをこなせるようになり、狭所をぶつからずに抜けられるようになると達成感を得ることが出来るだろう。なお、操作失敗によるゲームオーバーは設定されておらず、操作が悪くてもタイムロスするだけである。

操船パートは幾つかの操作を繰り返すだけなのだが、自分以外は誰も居ない美しい終末世界をひたすら進むことは、存外に楽しいのである。時には変化が乏しい場面に遭遇することもある。船の帆の調整だけしかやることが無い状態で、哀愁漂うBGMに包まれながら終末世界を漂っていると、変化の無さに不安になってくるのだが、絶妙なタイミングで次のイベントが発生して、何とも言えない嬉しさがこみ上げて来る。

このような体験に価値を見い出せるかどうかで、評価は大きく変わる。

謎解きはシンプルで誰でも解ける

前項でFar:Changing Tidesの6割は操船と書いたが、残り4割はシンプルな謎解きである。

船の進行方向が阻害されて謎解きパートが始まる。

謎解きと言っても難解で頭を捻るような物では無く、少し考えるか、背景の図示やライトに照らされているなどの、意味ありげな場所を適当にガチャガチャしている内に解けるレベルである。インタラクト出来る場所は概ね水色にペイントされているため、何処に行けば良いか分からないという事態に陥ることも無い。

謎解きパートでは船を下りて主人公を操作することになるが、要求される動作は、ジャンプする、物を持って運ぶ、何かにインタラクトするぐらいだ。こちらも操船パートと同じくゲームオーバーは無く、高所から落下したとしても痛がるだけである。また、アクションと言ってもプラットフォーマーゲームのようにシビアな操作は一切要求されない。

背景と水色のインタラクト対象を見れば大体分かる。

何か良く分からなくても、適当に操作していればその内分かる。

クリアさせないという意思は一切感じない。あくまで廃墟を探索して障害を取り除く過程と雰囲気を楽しむことが目的。

時折、船の燃料集めのために海底を探索することもある。燃料は一度に複数個を運ぶことが出来ないため、船と燃料の往復作業がやや面倒に感じるかもしれない。筆者も燃料はもう少し親切な場所に置いて欲しかったと感じたが、クリアタイムに関するトロフィー/実績が設定されているため、効率良く燃料付近に停泊するテクニックが要求されるのだろう。面倒くささに関しては、終末世界が便利な訳が無いので、ロールプレイの一種だと思って受け入れた方が無難である。

水中の移動はダッシュが出来るのでスピーディ。

なお、スクリーンショットだけでは3Dゲームに見えるかもしれないが、プレイヤーは左右にしか動く事の出来ないサイドビュータイプのアクションゲームである。

琴線に触れる、シーンにマッチした音楽

Far:Changing Tidesは雰囲気重視のゲームなので、当然ながら音楽にも力が入っている。

チェロやバイオリンのような、クラシカル雰囲気を醸し出す楽器が多く使われているが、これらの音色は文明が崩壊した世界には実にマッチする。全体的に物悲しさを感じるが、そこまで絶望的な雰囲気でも無い音楽は何ともエモーショナルで、心に響くプレイヤーも多いだろう。

使われている楽器についてはエンドロールで確認することが出来る。

なお、デジタルサウンドトラックが同梱されたデラックス版が発売されている他、Amazon Music Unlimitedでも聴き放題で配信中である。

以上のように、Far:Changing Tidesはシンプルながらも美しい終末世界と、それにぴったりな音楽を楽しみながら、軽負荷の繰り返し作業や簡単な謎解きに挑戦する、雰囲気重視の緩いゲームである。PVPに疲れたり、大作オープンワールドゲームを遊んだ後にでも、息抜きがてら触れてみると良いだろう。コストパフォーマンスのスコアはやや悪いので、セール期間に購入することを検討するのもありだ。なお、Xbox Game Passでも配信されているので、加入者であればとりあえずダウンロードしておいて損は無いはず。

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