DAYS OF PLAYセールでPS5のコントローラーデュアルセンスを買い増し、Xbox Design Labで自分のオリジナルデザインのコントローラーを作成し、コラボカラーのSwitchプロコンが出れば飛び付き、互換機用やPC用にレトロデザインのコントローラーにもついつい手を出す。そんなハードゲーマーが頭を抱える問題は、ゲームのコントローラーの収納方法である。
コントローラーの収納と言えば、互換機メーカー各社がこぞって充電スタンドを発売している。確かに収納と充電が同時に出来て便利なのだが、複数ハードを跨いでプレイするゲーマーの場合、その充電スタンド自体が場所を取って仕方がない。
当記事で推奨したいことはただ一つ、
コントローラーは有孔ボードで壁掛け収納せよ!
である。
実際に、有孔ボードにコントローラーを収納した様子は以下の通りだ。
PS4,PS5、Xbox,Swtich プロコン,フィットボクシングのアタッチメント付きジョイコン,ジョイコン用のジョイント、retro-bit セガサターンコントローラーと、サイズや重さが異なるコントローラーを試し置きしてみたがどれも綺麗に収まっている。
試し置きの段階なので8個しか置いていないが、縦40cm×幅80cmの有孔ボードであれば、最低でも3列12個、ギリギリまで攻めれば最大で4列16個を置くことが可能だ。
有孔ボードを使うメリット
まず、コントローラースタンドというと、どのような機種でも以下のような、充電しながら保持するタイプが圧倒的に多い。
コントローラーを数個しか持っていないのであれば、これらを使えば良いだろうが、大量にコントローラーを持っている場合はそうはいかない。充電タイプのコントローラースタンドを複数置くとはっきり言って邪魔である。
充電を諦めるのであれば、収納数に優れたタワー型が候補に挙がる。
タワー型は収納力に優れるものの、表面と裏面に収納することになるので、裏面に置いたコントローラーの取り扱いが悪い。満遍なく様々なゲーム機で遊ぶ場合は不向きだろう。また、足の部分が必然的に円形になるので、確保しなければならない設置エリアは意外と広い。
では、何に収納すればいいかといえば、有孔ボード(ペグボード,パンチングボード)である。有孔ボードが優れている理由は以下のとおりだ。
- コントローラーが見やすくて取りやすいここによかったところ
- 省スペース
- 配置の自由度が高い
- 別の用途にも拡張できる
- 沢山並べた時に壮観
では、各項目について詳しく書いていこう。
充電スタンドに並べると前後の関係が生まれ、タワーに収納すると表裏の関係が生まれてしまうが、有孔ボードの場合は全てを表面に並べることができるので非常に見やすい。全てのコントローラーにアクセスがしやすく、取り扱いが容易である。
有孔ボードは何といっても省スペースが魅力だ。デッドスペースになりがちな壁を活用できるメリットは大きい。ただし、テレビ・ディスプレイの近くに利用できる壁が無ければ当然設置できない。筆者の場合、テレビの近くの壁にはスペースが無かったので、全く開けることの無い掃き出し窓からカーテンレールを外し、窓を塞ぐ形で天井突っ張りタイプの棚を設置し、有孔ボードのオプションを付けることで対応した。
スタンドやタワーと異なり、有孔ボードは収納場所を自由に調整できる。収納スパンを好みに調整できるため、現在のコントローラーの所持数に最適な配置ができる。将来の増減に柔軟に対応することも可能だ。
有孔ボードは拡張オプションが様々な会社から発売されており、安いものであればダイソーやSeriaのような100円均一の店でも購入できる。電池や充電ケーブルのような小物を収納したり、絵を飾ったり、フィギュアを飾ったりしても良いだろう。筆者の場合はぬいぐるみを飾り、海外から取り寄せた任天堂系のファンアートを飾っている。
やはり、なんと言ってもコントローラーをズラっと並べた時の満足感が大きい。Xbox Design Labから自分でカスタマイズしたコントローラー到着し、この並びに加わることを考えると、それだけで楽しくなってくるのではないだろうか。
充電に関しては、長めのケーブルを背面に這わせておけば事足りるので問題なし。
有孔ボードの設置実例
有孔ボードには実にさまざまな種類が存在する。安い合板から、高級なウォールナット、磁石を付けることができる金属製など種類は豊富だ。部屋の雰囲気や用途に合わせて選択しよう。
筆者の場合は前述の通り、天井突っ張りの棚にオプションで有孔ボードを付けている。具体的には、ドウシシャというメーカーの“ルミナス スチールラック 黒80cm”に、同社のオプションパーツである、“有孔ボード ダークブラウン”を組み合わせたものを2列配置した。
フックは、Rurumiというメーカーの、有孔ボード用T型フック(7cm)を利用している。
フックは保持力を重視し、先端にゴムが付いていて滑りにくいタイプを選んだ。フックも非常に種類が多く、金属製であれば一般的な銀色以外にも、銅色やマットな黒色などがあり、金属以外にも樹脂製のフックもある。また、長さも5cmや10cmなどバリエーションが多く、コントローラーを収納する場合であれば、立て掛ける角度が僅かに変わるので、好みの角度になりそうなものを選ぼう。
実際の利用状況は以下のような感じだ。フリーに使える棚板は上部に持っていき、その上にドラクエやマリオのぬいぐるみを置いている。中段にはポケモンとマリオカートの、浮世絵風ファンアートをアクリル板に挟んで飾っている。天井突っ張り棚は2列購入しているので、右側はどのように使うか検討中だ。
なお、見切れているがコントローラーの下部には、大きめのフックを引っ掛ける場所があるので、そこにはリングフィットアドベンチャーのリングコン、PS5のPULSE 3D ワイヤレスヘッドセット、Xboxのステレオヘッドセットを引っ掛けている。本立て部分は最下層に移動させて、Fire HDやiPadなどのタブレットを立てかけている。
ゲーム系インテリアというと、以下のようなゲーム機の標本という物も存在する。興味があれば関連記事を見て頂きたい。
実は耐震性にも優れている
さて、上記に示した有孔ボードだが、気になるのはやはり耐震性だろう。
前に飛び出したフック2本で果たして保持できるのか?弱い地震や、ちょっとした接触で落下しないのか?という心配があるのではないだろうか。実際に筆者が購入した有孔ボードは薄さ3mmなので、手で少し揺すっただけでも随分としなる。高性能化・高価格化が進むコントローラーを落下させて破損させたくはないし、壊れなかったとしても限定カラーに傷が入ってしまうと最悪だ。
しかし、結論から言えば、耐震性の心配は無用である。厳密に言えば、避難が必要になるレベルの地震が来れば話は別だろうが、日頃の生活でやや不安に感じる程度の地震までであれば、落下することは無いと考える。強引に有孔ボードを揺らした動画を撮ったのでそちらを見て欲しい。
これだけ揺らして落下しないのであれば、安心できるのではないだろうか?
特にretro-bit セガサターンコントローラーは非常に軽量なので、これが落ちないのであれば、現行機のコントローラーが飛び出すことはまず無いはずだ。当然ながら縦方向に揺らせば落ちるだろうが、一般的に有孔ボードは壁に設置するか、筆者の例のように天井突っ張りなので、縦に揺れることはまずない。
天井突っ張り+ネジ止めで倒れることは想定していない。それでも落下するレベルの地震は諦めるしかない。
このように、有孔ボードは、省スペースで耐震性にも優れ、見た目にも優れたコントローラーの収納手段である。強いて言えば自分で設置する面倒臭さがあるぐらいだろう。しかし、それを我慢して設置するだけのリターンがあるはずだ。増え続けるコントローラーに悩まされているゲーマーは、ぜひ取り入れてもらいたい。
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