- 5段階評価:★★★★☆
- 点数:80点
- コメント:シリーズ未プレイでもアクション好きならOK
- レビュー投稿時の進行状況:6作品の内やりたかったのは、ゼロ1とゼクスなのでそれだけクリア。
- プレイ時間:2作で約6時間
- トロフィー:17%
2002年から毎年1本、設定を肥大化/拡張しながら、まるで義務のように6年連続リリースし、追いかけるファンにも負担を強いたゼロシリーズ(ゼロ1~4とゼクス及びゼクスアドベント)。2020年2月27日、それらが1本に、しかも低価格にまとめられ、ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクションとして発売された。
ロックマン信者以外の認知が低いゼロシリーズ
ロックマンシリーズと言えば、今でも根強い人気を誇るアクションゲーム。特にアクション面で大幅なスピードアップを図り、ストーリーもシリアス路線に変更したXシリーズは、発売当時からアクションゲームファンから絶大的な支持を得ていた。ロックマンゼロシリーズは、Xの人気キャラゼロを主人公に、舞台をXから100年後に移したスピンオフ作品。
一作目のロックマンゼロが発売されたのは2002年。ちょっとクソゲーなX6(2001年)と、完全なるクソゲーなX7(2003年)の間。あらゆるロックマン作品の中でも至高で、伝説的な作品であるロックマンX2以降、X3,X4はそこそこ面白いもののX2超えは出来ず、X5,6ではクオリティの低下が激しくシリーズを見限った人が大量に発生し、ロックマンが好きだった少年たちも年齢を重ねて他のジャンルに手を伸ばし始めたため、このゼロシリーズには手が回らなかった人も多いだろう。
しかしながら、このゼロシリーズ、迷走し続けるXシリーズとは異なり、シリーズ間の差は少々あれど、高いクオリティを保ち続けていたのだ。ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクションは、そんな黙々と出し続けた良ゲーが6作も入っている本当にお得なセットなのである。
アシストセーブがとにかく便利
ロックマンシリーズの醍醐味と言えば、やはりボス戦だろう。前情報なしでプレイした場合、弱点武器を見つけて、ボスパターンの把握し、うまく立ち回れるようになるまではどうしても死に続ける。少しづつ上達してようやくエンディングを迎えた後は、超効率プレイや縛りプレイ用のパターン探りをやるわけだが、そんな時にどうしても足枷となるのが残機数だ。
残機が無くなると、当然ながらステージの最初からやり直しだが、アシストセーブ機能をONにすると、ボス前や難所の前にチェックポイントが現れて、死亡時に自動的に通過時の状態で再スタート可能になる。チェックポイントからのリスタートには残機数が関係ないので、無限にチェックポイントからやり直し可能となる。
これを”ヌルい”と捉える人もいるだろう。しかし、よくあるクイックセーブのように、戦闘中にセーブ出来るわけではないので、ボスは最初から最後まで、自力で倒す必要がある。つまり、ボスに到達するまでの無駄時間を排除し、何度も連続してリトライ出来るようになるだけだ。
各コレクションを揃えよう!
ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクションは、ゼロシリーズ好きは勿論のこと、幅広いアクションゲーマーにオススメ出来る作品だ。ただし、あくまで過去作品の詰め合わせなので、他に積んでいるゲームが多い忙しい人はそちらを優先しても良いだろう。
なお、ここ数年で、ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション以外にも、
・ロックマン クラシックコレクション1,2
・ロックマンX アニバーサリーコレクション1,2
・ロックマン11
と、立て続けにロックマン関連ゲームが販売されていますが、同一ハードでフィジカル版を全部揃えるには、ロックマン&ロックマンX 5in1 スペシャルBOXとゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクションを買うしかないので注意が必要。
クラコレ1:国内は3DS版のみ。PS4版は海外版のMega Man Legacy Collectionがあり、言語を日本語に変更可能。(筆者はPS4海外版を買った。)
クラコレ2:PS4版は単品あり。Switchは1+2の合わせ売りのみ。
ちなみに、Xアニコレには罠があり、Switch版のアニコレは1+2のセット版の場合、2はダウンロードコードのデジタル版。2単体売りはフィジカル版なのに。
また、5in1 スペシャルBOXの収納ボックスは、PS4のケースサイズ前提で作られているのでSwtich版は完全にフィットしないらしい。よって、フィジカル版で全部揃えたい人はPS4版を推奨。
ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション – PS4
ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション -Switch
ロックマン&ロックマンX 5in1 スペシャルBOX – PS4