本体と同時に発売された、Demon’s Souls(デモンズソウル)とMarvel’s Spider-Man: Miles Morales(スパイダーマン マイルズ・モラレス)をクリア。
PS5の売り上げランキング2トップのデモンズソウルとスパイダーマンは、どちらも評価は★5の100点で、神ゲーといえるクオリティ。どちらも気になるが、他のハードのゲームもプレイしたいし、時間が無いという人向けに、この記事ではどちらをプレイするべきか紹介。
買うゲームで迷っている人は参考にしてもらいたい。
約束されし神ゲーだが、ストーリーが短いスパイダーマン
まず、Marvel’s Spider-Man: Miles Moralesは、ストーリーのボリュームが無い。やり込み要素は多々あるが、本編クリアまでなら約10時間程度と短い。
Marvel’s Spider-ManのDLCとして考えるなら大ボリュームだが、新作と考えると物足りないというレベル。
インソムニアックゲームズからリリースされているMarvel’s Spider-Manシリーズは、エンドロールを見る限りでは続編が確定している。続編はピーターとマイルズ二人を使い分けながら進めるタイプのゲームになると容易に予想できる。前作Marvel’s Spider-Manでは、ピーター・パーカーが蜘蛛にかまれて云々という導入部分の説明が一切なく、ピーターは既にスパイダーマンとして活躍しており、多くのヴィランを刑務所送りにした状態からスタートした。あれだけ有名なスパイダーマンなんだから細かい説明は抜きで、プレイ開始直後から全力で行けと言わんばかりで、その目論見は見事成功し前作は最高の評価を得た。恐らく予定されている続編も同じ様に、開始直後から最高のスパイディ体験をさせたいのだろう。そのために、新人スパイダーマンであるマイルズの導入部分は、Marvel’s Spider-Man: Miles Moralesとして切り分けたのだと考えられる。
ゲーム自体は最高に面白い。が、定価6,490円でこのボリュームは、残念ながら割高と言わざるを得ない。前述の通り今作はマイルズの導入が役割と思われるため、ストーリーはこれ以上長く出来ずどうしようもない。一方でアクション面については、移動方法に目新しい要素は無かったが、戦闘方法は同じスパイダーマンでも随分と印象が違ってくる。初代スパイダーマンは多種のガシェットを使い分けて戦ったが、マイルズはガシェットの種類は少ないものの、電撃を纏ったヴェノムパワーと一定時間透明に慣れるステルスを駆使して戦うことができるので、しっかりと差別化されている。
このゲームには、前作リマスター+DLC+マイルズというアルティメットエディションが定価8,690円で用意されている。前作未体験のプレイヤーにとっては破格。アルティメットエディションで初めてMarvel’s Spider-Manをプレイすると、本編とDLCで40時間ぐらい楽しんだ後に、戦闘スタイルの異なるマイルズをDLCとして更に10時間遊ぶというイメージだろう。
新規プレイヤーには優しく、既存のプレイヤーには少々お布施気味の値段設定という所だろうか。少々高かったとしても、これをプレイしないなんていう選択肢は存在しないレベルのクオリティのゲームであることは間違いない。
本体の普及台数が難点なデモンズソウル
デモンズソウルは、しっかり探索して対人もそこそこ楽しんで20時間弱のボリューム。
黄衣の頭冠から分かると思うが、リメイク版は魔法使いスタイルでプレイした。
最初は純魔でプレイしていたが、PS3版は1周しかクリアしておらず各難所の記憶も怪しく、不意打ちで倒されることが多かったので、途中から体力と力にも少々振って魔法剣士スタイルに変更してクリア。
ステージやボスの細部まではっきりと覚えていなかったデモンズソウル。しかし、侵入者に酸の雲で装備を全部壊されたことだけは強く記憶していた。そのため、リメイク版をプレイするにあたって、侵入してきたヤツは、絶対に装備をぶっ壊してから完全な防護を使って正面からブン殴って返り討ちにしてやると、心に誓ってプレイしていた。
が、PS5本体がそもそも普及していないので、侵入プレイヤー自体が少ない!対人戦の準備が整ってからは、敢えてエリアをクリアせずに、侵入してもらえるまで無駄にウロウロしていた。また、本体の普及台数が原因で、協力プレイの召喚サインが絨毯のようになっているような恒例の光景も見ることができなかった。オンラインがウリのゲームなのに兎に角ユーザーが少ないことが残念だった。PS5のデモンズソウルでソウルシリーズを初めてプレイするような人は、なかなか召喚サインが拾えずに苦労するかもしれない。
対人戦はあまりやりたくなくて、協力プレイも不要だけど、他人のメッセージや死に様は楽しみたいという人は丁度良いかもしれない。
ちなみに、デモンズソウルもポリコレの余波を受けて、青ニートが黒人になったり、サツキがラーメンマンになったり、キャラメイクのプリセットは意図的にブサイクばっかりにされたり、性別男女ではなく体形AB(女体形が序列では先でA)にされたりしている。そのため、アストラエアの顔面も下方修正を食らっているのではないかとヒヤヒヤしていたが美人のままだった。
フォトモードはスパイダーマンのように追加ライトを設置出来ないので、ソウル体になった自キャラを接近させて光源としたうえで、自キャラ非表示にして撮影した。
まあ、ポリコレと言っても、ラスアス2みたいにストーリーの根本的なところにぶち込んでくるわけではないので、そこは妥協しても良いだろう。妥協点があるのに100点か?と言われると少々困るのだが、あれ?青ニートって黒人だったっけ?程度の違和感だったので筆者は気にしていない。なお、自キャラは最終的には黄布グルグルの予定だったので、適当なブサイクのプリセットでプレイした。序盤も軽装で口元を隠すタイプの布装備だったので特に気にならず。
今回のPS5デモンズは大きな追加要素は特になく(小ネタはあったが)、敵の挙動も殆どそのまま再現されており、”リメイク”ではなく”リマスター”相当だ!と憤っている人もいるようだが、基のデータをどうこう弄って綺麗にしたもの(リマスターしたもの)ではなく、1から素材を作り直して完全再現したものだから本作はリメイクである。追加要素がないからリメイクではないという訳ではないので注意。
1から作り直したうえで、全てを違和感なく完全再現できているのは、リメイクを担当したブルーポイントゲームが高い技量を持っているからである。
ゲーム外の追加要素としては、ゲームスタート前のメニュー画面からコンセプトアートや設定資料が閲覧可能。
まとめると・・・
スパイダーマン前作をプレイ済み:デモンズソウル⇒安くなったらマイルズ
スパイダーマン前作を未プレイ:スパイダーマン アルティメットエディション
これで間違いない!

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