点数評価 | 60点 |
プレイ状況 | クリア後のEXステージも全クリア |
プレイ時間 | 約2.5時間 |
発売日 | 2018年3月21日 |
対応機種 | Switch/PS4 |
プレイ機種 | Switch |
開発元 | シルバースタージャパン |
発売元 | シルバースタージャパン |
ジャンル | おもしろケモノ育成&タワーディフェンス ジャンルの考え方 |
超獣ギガ大戦はにゃんこ大戦争のパクリ。それで全ての説明が片付いてしまうゲームだ。鳥獣戯画に目を付けたアイデアは素晴らしいが、ゲームシステムとして何一つオリジナリティが無く、難易度も本家より相当低い。本気でバランス調整してやり込み要素を用意すれば化けそうだが、開発元にそのやる気があるかどうかは不明である。
【総合評価】 | |
革新性 | |
ユーザビリティ | |
ビジュアル | |
サウンド | |
プレイ継続性 | |
コストパフォーマンス |
剽軽に擬人化されたウサギやサルが描かれた国宝絵巻物の鳥獣戯画は、日本人であれば恐らく誰でも一度は目にしたことがあるだろう。そんな絵巻物のパロディである超獣ギガ大戦は、鳥獣戯画“風”にアレンジされた味のある風貌のケモノ達を召喚し、謎の集団『ロボウサ革命軍』が各地に設置した変な像を壊すことが目的の緩いゲームだ。
2021年5月13日~5月26日の期間限定で、通常価格713円が100円まで割引されているので遊んでみた。なお、PS4版も同期間に割引セールが実施されているが、そちらは50%OFF356円となっている。今回はSwitch版を遊んだが、トロフィーが欲しい場合はPS4版をプレイすれば良いだろう。(トロフィーだけ確認したが、恐らくトロコンまで3時間程度)
ジェネリック にゃんこ大戦争
超獣ギガ大戦のゲームジャンルはタワーディフェンスだが、プレイ画面を一目見て多くの人が“にゃんこ大戦争”っぽいと思ったことだろう。まさにその通りで、にゃんこ大戦争のユニットを、鳥獣戯画風のケモノ達に置き換えれば、超獣ギガ大戦の出来上がりだ。
ゲームはシンプルで、敵陣のロボウサ像を壊す以外にクリア目標は無い。時間経過でモチ(エネルギーみたいなもの)が溜まって行くので、モチを消費してユニットを召喚する。召喚されたユニットは自動的に、画面右端(自陣の月姫)から、画面左端(敵陣のロボウサ像)まで歩いていく。途中で敵ユニットとぶつかれば戦闘が始まるが、特に指示などを出す必要は無い。ロボウサ像のHPを削り切れば勝ちで、逆に月姫のHPを削り切られると負けとなる。
ゲーム開始直後は、ウサギ,サル,カエルといった、鳥獣戯画でお馴染みの面々が愛くるしく戦っているのだが、ステージを進めていくとニワトリ,タカ,ウマ,カニ,オニなど、鳥獣戯画には出ていないが、出てきても特に違和感が無いようなユニットが次から次へと追加されていく。


そして、最終的には、各ユニットがゴツい見た目にパワーアップする。例えばウサギならヒーロー風にマフラーを靡かせ、タカはグラサンスーツに拳銃とSP風に変貌する。更にはUFOに乗った宇宙人,将棋の駒,昔話の登場人物などが登場し、画面が個性で大渋滞する。

つまり、最初はただの丸いデフォルメされまくったネコだが、最終的には良く分からない奇妙な生物になり、それらで画面が埋め尽くされる“にゃんこ大戦争”と全く同じな訳だ。一応ストーリーは用意されているが、緩いゲームなので特に気にすることは無いだろう。

ゲームバランスを調整すれば化けそうな気がする
超獣ギガ大戦は、全50ステージ+クリア後のEXステージが5種類で全55ステージが用意されている。全55ステージと聞くとボリュームが多そうだが、効率を求めた遊び方をすれば2時間半ほどでクリアできる。じっくりプレイしても5時間ほどだろう。
攻略に使用するケモノ達は、個性豊かで50体以上も用意されており、それぞれに移動速度、攻撃力、耐久力、攻撃範囲が設定されている。経験豊かなゲーマーであれば序盤をプレイしただけで、ユニットは“移動速度が正義”であることに気が付くはずだ。序盤で手に入る移動速度の速いニワトリ、イノシシ、ネズミと、リキャストの待ち時間に低コスト(持ちの消費が少ない)で召喚可能なウサギとカニだけを重点的に強化するだけでクリアできてしまう。そのため、移動速度は遅いが、高威力の範囲攻撃を行うような高コストユニットは全く出番が無い。

ユニット毎に遠距離や範囲攻撃などの特性が用意されているが、威力は並でも懐に入り込んで素早く攻撃した方が結局はダメージ効率が高い。更にそのような攻撃タイプは、足の速いユニットに設定されている。そのため、多少倒されようが低コストのユニットで速攻を掛けることになりがちだ。
ユニット毎に属性を設定することで得意・不得意をはっきりさせれば、ステージ毎の敵の出現傾向によって最適な編成を考える必要が出てきてゲーム性が向上したはず。折角用意されている大量の魅力的なユニットを活かしきれていない点が残念である。
クリア効率を考えるゲームだと考えれば面白い
超獣ギガ大戦は、クリアするだけなら簡単なのだが、“如何に効率良く高速にステージをクリア出来るか”を考えることに楽しさを見出せる人であれば、遣り甲斐のある2時間半を過ごせるだろう。ユニット毎に足の速さが違うので、会敵タイミング考えて効率良く敵を撃破できるように召喚していく、部隊マネジメントは楽しいのだ。
特に低コストの速攻型でプレイすると、自動で上がって行く戦線、ユニットのリキャスト、溜まって行くモチを忙しなく見比べる必要がある。そこまでしなくても十分にクリアすることは出来るのだが、上がり続ける効率に妙な達成感を覚えるはずだ。
ステージクリア後に手に入る資金の使いどころを考えることも楽しさの一つである。目先の戦力強化の為にユニットをレベルアップさせても良いし、戦闘能力は上がらないが後々有利にするために、拠点の性能をアップさせても良い。最適な選択を出来た場合は次のステージが完全に消化試合となる。

超獣ギガ大戦はヘビーゲーマーには簡単なゲームだが、ゲーム初級者でタワーディフェンスゲームなど遊んだことが無いような人であれば程よく楽しめるだろう。なんせ、登場するキャラクターは万人受けする鳥獣戯画風なので、子供から大人まで幅広い層に受け入れるはずだ。
セール期間中は100円なので、効率化を楽しめるゲーマーや、ゲーム初級者であれば迷わず買っておいて良いだろう。定価なら欲しくないがワンコインなら選択肢としてもアリだろう。各ユニットに関するバランスを調整するか、敵が大幅に強化された難易度が用意されれば化けそうなので、超獣ギガ大戦2にも期待したい。

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