【クリア後レビュー】オンライン対戦が過疎っていなければ一気に化ける可能性を秘めている!オーバーライド 巨大メカ大乱闘

評価と簡易コメント
  • 5段階評価:★★☆☆☆
  • 点数:40点
  • コメント:対戦さえ出来れば、★4の80点になるはず。
  • レビュー投稿時の進行状況:ストーリーはクリア。オンラインマッチングは厳しい。
  • プレイ時間:約3時間
  • トロフィー:26%

オーバーライド 巨大メカ大乱闘は、ブラジルのゲームスタジオBalanceが開発した、最大4人で対戦するロボット物対戦アクションゲーム。日本向けには2019年4月18日にPS4版、同年12月12日にSwitch版が、DLC全部入りのスーパーチャージエディションとして発売されている。

タイトルだけは聞いたことがあり、何となくロボット対戦ゲームをやりたい気分だったところに、後述するのインパクトのある登場人物が目に付いて、PS4版、Switch版共に50%以上の大幅値引きになっているということもあって購入。(PS4版をプレイ)

このゲームは、オンライン対戦がメインなのだが、発売から1年以上経過しているため兎に角マッチングしない。余りに過疎っているので、ストーリーモードで怪物と戦うか、ローカル対戦でCPUと戦うしかできない。トロフィーもオンライン対戦が条件となるものが多いので、プラチナトロフィーの取得は絶望的である。

1.対戦ゲームとしての潜在能力は高そうな戦闘

オーバーライド 巨大メカ大乱闘は、16体のメカから好きな1体を選び、4人で乱闘したり、チーム戦をするゲームである。

オーソドックスなヒーロータイプのメカから、パワータイプのメカや、魔法のような攻撃をするメカ、騎士のように剣を持ったメカなどなど、どれも個性的。如何にも日本のスーパーロボットアニメや特撮物から影響を受けたデザインなので、親しみを持ちやすいだろう。

王道のヒーロー然としてメカ

見るからに怪力自慢のメカ

メカ×魔法のロマン

装甲も甲冑風で、剣を持った騎士メカ

対戦相手のHPを削りきれば勝ちと言うシンプルなルールで、やや狭めなフィールドで混戦となるように設計されている。系統の全く異なるメカ同士が、殴る蹴るの近接戦闘を行う絵面はコミカルで楽しい。攻撃方法は、L1L2R1R2に振り当てられた左右のパンチとキックが基本になるので、パシフィックリムのメカで殴り合っているような雰囲気を味わうことができる。(ただし、街の破壊表現は非常に軽め。メカが掠っただけでハリボテの如く悉く崩れさる。)

最も、現状ではCPU戦しか満足にプレイすることが出来ないので、対戦バランスが取れているかどうかは不明である。

パンチキック以外には、メカの体力が減ると使える一発逆転を狙える必殺技や、溜めたゲージを消費して繰り出すスキルもある。連続して攻撃すればオーバーヒートも起こすし、メカ同士の相性もあることから、対戦ゲームとして評価するためには対戦をかなりの回数こなす必要があるだろう。貴重なロボット乱闘物なのでじっくりと遊んで評価したいが、それは叶わないので実に残念である。

必殺技を発動すると、各メカ専用の演出あり

なお、CPU戦の難易度は低めである。駆け引きと言うものが最低限しか設定されていないのか、距離を取るとCPU同士でずっと削り合っている。強さを3段階で設定することが出来るが、一番強く設定しても乱闘ではまず負けることは無いだろう。

対戦時に使用するメカには設定したスキンとアクセサリーが反映される。用意されているスキンの量はなかなかのもので、例えるならばオーバーウォッチの各ヒーローのスキン程度には豊富である。即ち、レア度が低いスキンならシンプルなカラーパターンの変更。エピックになるとカラーパターンにテーマが設定され、更にレジェンドスキンになると、メカの外装に変化が現れるといった感じである。更に、メカの性能には影響を与えないがアクセサリーで着飾る事も出来る。

元々絵面の良いゲームだが、スキンとアクセサリー機能で更に見栄え良くなる。勿論、オンライン対戦が盛況だった場合の話だが・・・。

2.ストーリーモードのキャラクターの癖が強い!

オーバーライド 巨大メカ大乱闘は、肝心のオンライン対戦が全くと言っていいほどに繋がらず、CPU戦も弱すぎるので、ストーリーモードを楽しむしかない。

ストーリーでも多少は巨大メカが敵として出て来るが、相手にするのは主にモンスターである。エイリアン風のモンスターが次々と出て来るのでそれらを倒して、ミッションを進めていく。ミッションの合間にはメカの改造やMOD装着による性能変化などの強化要素が用意されている。が、ストーリーモードは精々2時間程度のボリュームしかない。12キャラ分用意されているとは言え、同じような内容を繰り返し12回も遊ぶのは辛いだろう。

しかし、ストーリーモードの特筆すべき点は、登場人物のクセの強さである。

下のスクショは、恐らく多くのプレイヤーが最初に操作メカとして選ぶと思われる、ウォッチボットのパイロット”ヨシオ”である。

ドモン・カッシュから覇気を抜いて、服を青く染めた感じ

“よし!やってやる”という気合の入った言葉に反して、拳を握ったポーズとハチマチが全く似合っていない、弱そうな青年が出てきた瞬間に吹くこと間違いなし。

まだ”ウォッチボット&ヨシオ”を選んだのであれば被害は少ない方である。

私の場合は、ストーリーモード開始時に間違ってボタンを連打してしまい、”スターダスト”というユニコーンがモチーフのメカを計らずとも選択することになってしまった。

特に後姿が格好いいスターダスト

DLCのメカということもあり、格好良く作られているのだが、パイロットは化け物。

有名な歌姫らしい。ちなみにストーリーで持っているケープはゴミだと貶される。

オンラインでマッチしないとか、ストーリーが短いとか、そういう問題点が吹き飛んでしまうレベルのインパクト。ヨシオ君は何回見ても面白い。癖になる。

メカのアートワークは、どの機体もコンセプトは被らず、見た目から性能の想像が付きやすい特徴を捉えた素晴らしい物なのだが、パイロットはどういう経緯でこれになったのか非常に気になる。

3.続編は海外版のみ発売されている

オーバーライド 巨大メカ大乱闘は、海外では2020年12月22日に続編がPS4/PS5向けに発売されている。しかも、特別ゲストとしてウルトラマン(Netflixにて独占配信の3DCGアニメ「ULTRAMAN」版)が参戦し、評価も高めである。海外では続編が発売されるぐらいには1作目が評価されており、2作目も高評価と言うことは、やはり対戦さえ成立すればやはり面白いのだろう。

今回レビューした1作目は、日本向けにはDLC全部入りのスーパーチャージエディションしか発売されていないので、2もDLCが出揃ってから同じようなエディションで発売されるかもしれない。もし発売されるのであれば、PSとSwitchのクロスプラットフォームプレイに対応するなど、過疎対策をしてもらいたい。そうすればきっと評価の高い対戦ゲームになるだろう。

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