極限進化と言うよりも進化の行き詰まり 機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON

★★★☆☆ 65点 一回リセットして参戦機体を絞ってバランス取れ!

レビュー投稿時の進行状況
トロフィー:22%
オンライン対戦:約100戦

2016年からアーケードゲームとして稼働し、プレイヤーのマナーの悪さから”ガンダム動物園”,”猿の惑星”などとバカにされながらも、愛され続けているVSシリーズのマキシブーストONが2020年7月30日にPS4へ移植されました。

移植に伴い、家庭用オリジナル機体としてザクアメイジングとモンテーロが追加され、合計185機体という豪華な顔ぶれに加え、マキシブーストミッションと言う一人用のモードが追加された事で、アーケード勢以外にも期待されていましたが、蓋を開けてみると非常にガッカリな出来栄えでした。

一体何が悪かったのか、触れていきたいと思います。

1.一見は絵面が良いが、大半の機体は選択肢に上がらない

さて、このゲームには185体の機体が参戦しますが、8割ぐらいの機体は積極的に使われる事はありません。機体はコストで4つのクラス(3000,2500,2000,1500)に別けられますが、特に2000と1500の機能不全っぷりが顕著です。

一見はオールスターゲームですが・・・。

例えば最低ランクのコスト1500には、アッガイ、Ez8、イフリート改、アレックス、ヅダ、ガンイージ、バスターガンダム、ライジングガンダム、ドアンザクなどなど、プレイアブルになるからには、少なからずは人気のある機体が26体も参戦しています。が、まともに使えるのはケンプファーとリ・ガズィぐらいで、組み合わせによっては、かろうじてキュベレイMK2(プルツー)やヒルドルブが何とかという程度。

コスト2000は、主人公の初期機体や、中堅敵キャラの機体が揃っており、それらに該当する機体も多いので必然的に層が厚いです。なんと62機体も居ます。しかし、やはりキャラゲーという事で、主役級が揃う2500~3000が使われがちで選ばれにくいため、100戦したぐらいではたった一度も見る機会がない機体が半数以上でしょう。

加えて、2016年から稼働していたゲームなので、定番の組み合わせや強機体はもう完全に定着しています。なので、定番以外の機体は、移植された家庭用版から入ったプレイヤーが何も知らずに使うぐらいです。
例えば上の写真なら、一見は多様性があってオールスターゲーム感がありますが、実際のところは、あー初心者が何も知らずにGP02選んだな・・・と言う感じです。

コイツは嫌われている!

ドアンザクとか選んだら、最初の開戦時の挨拶をしてくれないレベル。
覚醒でシューティングバーストを選んで、格闘を仕掛けてきた敵にカウンターでコアファイター召喚のバルカンが入ったところ所に、岩投げ3連を決めると最高に楽しいんですけどね。

なんでこんな事になっているかと言うと、単純に運営陣に調整能力が無いからです。185機体もあれば完璧な調整は無理な事は分かりますが、それにしても死に機体が多すぎる。素人でもマシな調整できそうな気がしますが、それが出来ないようなので理解に苦しみます。

アストレイは2機で十分では?

それでも、人気があって偶に見かけるならまだマシです。8枠も無駄に使っているアストレイは本当に悲惨。ファンは一定数は居るものの、どうしても作品の立ち位置から一番手にはなり難く、185機体もあると選ばれにくい。加えて強機体も無いので本気で見かけない。

どういう需要有るの?

ゲームオリジナルのクソ痛いキャラ&機体(エクストリームガンダムタイプ)も、わざわざプレイアブルに5体も用意する必要あるの?

“極限進化と言うよりも進化の行き詰まり”とはまさにこう言う所です。
アストレイやオリジナルに限らず、シリーズ移行時やバージョンアップ時に、安易に素材流用で作れる機体を金儲けのために増やし続けた結果、毒にも薬にもならない機体が大量に存在します。

2.そもそも2on2前提なので一人用モードは盛り上がらない

マキシブーストミッションは、歴代作品の大型機からボールやオッゴみたいな小型機まで、非プレイアブルユニットが100機以上登場するモードです。

ミッション数は200以上で、高難易度ミッションには機体をカスタマイズで強化して挑め!という事でやり応え抜群。のはずでした。

が、そもそも2on2の対人戦に最適化したゲームを一人で黙々もやっても面白くないんですよね・・・。しかも、機体カスタマイズが結構な曲者で、能力が拡張された機体に慣れてしまうとオンライン対戦に悪影響が出かねないという。

巨大ボスと戦えること自体は良いのだが課題あり。

クリア時のスコアでランク付けされるので、カスタマイズ無しで高難易度ミッションをSランククリアとか、そういう縛りプレイが好きな人は良いかもしれないが、基本的に一人用モードはプレイする価値無しです。

3.次はUCに絞ったEXVSを出したら?

進化が行き詰まると緩やかに死んでいくしかないので、後3年ぐらいしたら心機一転、EXVSUCとかEXVSアナザーに切り替えて、世界観を絞って機体数を減らしてまともにバランスを取る方向に舵を切るべきでしょうね。

同じガンダムゲームなら、ジャンルは違いますがまさにGジェネレーションシリーズはそれをやって概ね好評でした。(UCのジェネシスを出した後に、アナザーだけのクロスレイズが出たが、どちらも評価は決して低くない。)

2001年の連邦VSジオンから、20年近く愛され続けているシリーズが死んでいく様は見たくないので、何かしらのアイデアを出して評価を巻き返して欲しい所です。

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