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【SkateBIRD】レビュー: 可愛さに騙されて手を出すと、スパルタなチュートリアルで心が折れる – スケートバード

点数評価40点
プレイ状況チュートリアルのみ
プレイ時間約1時間
発売日2021年9月16日
対応機種Switch/Steam
Xbox (Gamepass)
プレイ機種Xbox Series X
開発元Glass Bottom Games
発売元Glass Bottom Games
ジャンルスポーツ
ジャンルの考え方
総評/評判/感想

可愛い見た目で、キャラメイキング画面からは、開発陣の鳥好き具合が伝わってくる。しかし、その愛くるしい見た目とアクション難易度のアンマッチが酷い。各種トリックを決めるには精度の高い操作を求められ、スケートボードの専門用語も最初から全開なので、余程スケートボードに興味が無いと継続プレイは厳しいだろう。

【総合評価】
革新性
ユーザビリティ
ビジュアル
サウンド
プレイ継続性
コストパフォーマンス

スケートボード(SkateBord)に、鳥が乗るからスケートバード(SkateBIRD)

このように完全にダジャレでネーミングされたSkateBIRDだが、本作は名前の通りにトリがスケボーに乗って奮闘する作品だ。正直な所、筆者はスケートボードには一切興味は無いし、どちらかと言えば反社会的なネガティブな印象しか持っておらず、可能な限り人生においてスケボーとの接点を持ちたいとも思っていない。しかし、トリが乗るとなれば話は別である。

アイコンがフクロウであることから分かるだろうが、筆者はトリ好きである。ペットとしてもコザクラインコ、ウロコインコ、ムラクモインコの3羽を飼っており、近場で鳥関係のイベントが開催されれば可能な限り通うレベルのトリ好きだ。そんなトリ好きとしては、トリを題材にしたゲームは見逃せないのでプレイしてみた。

SkateBIRD 開発会社のロゴ
開発会社のロゴからもトリ好きが伝わってくる。

チュートリアルから難易度が異常

SkateBIRDのストーリーは、“大きなオトモダチ(=飼い主)”に注目されるために、トリがスケートボードでアピールするというシンプルなものである。

スケボーパークに見立てた散らかった部屋には、NPCのトリが配置されているので話しかけてミッションを受注する。制限時間内に指定された技を決めればミッションをクリアとなり、更に新しいトリがやってきて新しいミッションを与えてくる。それを繰り返して次のステージへ向かっていく。

SkateBIRD 喋るトリ達
主人公の名前はデフォルトで“トッリ”

自分でカスタマイズした可愛いトリが小型のスケボーに乗って走り回るという、大変愛くるしい姿からほのぼのとした癒し系のゲームだと思うかもしれないが、その実態はガチのスケートボードゲームである。

ゲームを開始すると、オーリーやフリップトリックという専門用語がいきなり出て来て、スパルタなチュートリアルが始まる。ボタンを押せば用語に関する最低限の説明は出るものの、与えられるお題はとにかく難しい以外に表現しようが無い。操作性に難があるからなのか、チュートリアルがチュートリアルとして成立していないからなのか不明だが、単純に移動するだけの滑りならまだしも、オブジェクトのエッジを滑ってから技を繰り出そうとすると難易度が異常に高くなる。

ゲームを開始した直後には、パタパタと羽を動かしながら失敗しては引っ繰り返る様が可愛くて期待値が高まるのだが、いざミッションを始めると地獄である。指示された技を出せたところで特に爽快感は無く、そもそも偶然うまく行ってミッションから解放されただけでは、技の再現性も無くコツも掴めない。段階を追って上達させるという試みがチュートリアルから欠如しており、これが1段目だと言われるのであれば付いていけないと感じたので、ミッションを幾つかクリアしたところでゲームを終了した。

Sara
Sara

見た目に釣られて買うと痛い目に合うことは間違いない。

SkateBIRD 可愛く舞い上がって技を決める
可愛く舞い上がって技を決めると・・・
SkateBIRD ひっくり返る鳥
8割ぐらいは引っ繰り返るがまた愛しい。

可愛いトリジェネレーターとして遊ぶ

前項に記載した通り、スケートボードゲームとしてはチュートリアルから突き放されている感があって全く遊ぶ気にならなかったが、本作の良い所は何といっても可愛いトリをドレスアップ出来る事だ。

トリと簡単に言っても種類は多く、セキセイインコを初めとする様々なインコの他に、ハヤブサやフクロウのような猛禽、スズメやカラスのような庶民的な野鳥までラインナップは広く用意されている。トリを選んだら帽子やベルトなど、体の5カ所をアイテムで着飾って好みのドレスアップを行うことができる。インコ系のカレンダー写真にあるような、小道具を持たされた大人しいインコのような外観を作り放題なので、トリ好きにはこのキャラメインキングは溜まらない。ランダムカスタマイズのボタンを連打しているだけでも面白い。

SkateBIRD 見た目のカスタマイズ
下2種類はボードに対するカスタマイズ項目。

本作はXboxのゲームパスに入っているので、トリが好きならトリジェネレーターだけは遊んでも良いかもしれない。好きなトリを作ったら、ミッションを受けずに適当に好きに滑るだけのゲームと割り切れば良いだろう。

SkateBIRD 鳥雑誌で作られたコース
壁面には鳥の雑誌で坂が作られている。

残念なことにフォトモードは用意されていない。あくまでSkateBIRDはスケートボードの方が主体なのだろう。フォトモードが無いのでカメラをあれこれ動かしてアップでスクショを撮ろうと頑張って見たが、アップにすると折角可愛いポーズが決まってもピンボケになってしまう。実に惜しい。

SkateBIRD 可愛い鳥
フォトモードがあればまだ評価も上ったのだが・・・。

以上のように、SkateBIRDは残念な評価となってしまった。トリとスケボーを半々に見て、トリ40/50点、スケボー0/50点といったところか。フォトモードがあればトリ部分は50/50点とした。ゲームパスであれば遊び放題なので直ぐに離脱する人も多いだろう。Switchで購入した人は挫けずに上達して、コツを筆者に教えてもらいたい。

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