2023年9月9日~9月14日のゲームネタまとめ
『ニンテンドーダイレクト 2023.9.14』 を見た感想と、気になった作品を幾つかピックアップ
前回の『ニンテンドーダイレクト 2023.6.21』は、次世代の2Dマリオ新作『マリオワンダー』や、温存され続けたリメイク『マリオRPG』が発表され、さらには隠し玉のドラゴンクエストモンスターズ3登場や、安定したクオリティを保ち続けるマリオカード8DXのDLC第5弾が発表されるなど、非常に評価の高い内容であった。
今回の『ニンテンドーダイレクト 2023.9.14』は、前回の高評価を受けて少々ハードルが高くなっていた訳だが前回同様に満足度の高い内容だった。序盤こそスプラトゥーン3のDLC続報,マリオRPGやDQM3の続報など、そこまで新鮮味の無い内容だったが、サガシリーズ新作やヴァニラウェア新作で一気に流れが変わった。そして、伝説的なmoon開発スタッフによる新作や、まさかの風来のシレン6、そしてマリオRPGリメイクが発売される前にペーパーマリオRPGリメイクの発表と、全く予想できない展開が待っていた。デイヴ・ザ・ダイバーのようなコアなゲーマー向けの作品もしっかり用意されていた点も評価が高い。これらの発表は驚きに満ちた内容であり、新作発表というイベントの楽しさを存分に味わえるニンダイだったと言えるだろう。
当記事では、今回のニンテンドーダイレクトで発表された作品の中から、気になった物を幾つかピックアップして紹介する。情報を網羅したい人は次のリンク先の動画を見よう。また、一部のタイトルは任天堂の公式サイトにて記事が順次公開されるはずなので、そちらを参照してもらいたい。
秩序の塔を舞台にプレイヤーを強化しながら戦う、ソロモードの大型アップデートが2024年春に配信される。舞台となるステージは無機質で未来的な見た目をしており、更に敵にインクをぶつけた際にダメージが表示されるなど、今までとは異なる雰囲気のソロモードを楽しめそうだ。『繰り返し遊べる』らしいのでスプラトゥーンの新たな可能性に期待したい。また、テンタクルズのヒメがドローン化して同行するなど、設定にも謎が多く興味深い。
ジャストタイミングで攻撃の全体化、アクションコマンドでゲージを貯めて繰り出せる仲間との協力技、撃破済みのボスキャラクターとのクリア後の再戦といった追加要素が公開された。
サガシリーズの完全最新が遂に登場。特徴的な6人の主人公のストーリーを自由に選択肢、17の異世界を巡るようだが、各主人公のストーリーの進行具合によって大きく展開が変わるようである。戦闘はサガ・スカーレットグレイスから引き続きタイムラインバトルが採用されている。
アトラス×ヴァニラウェアの完全新作は硬派なファンタジー系SRPGのようだ。登場キャラクターは60人以上となっており、ソロプレイだけでも幅広い遊び方が用意されていそうだが、オンライン対戦まで用意されているようだ。ヴァニラウェアの作品は殆どが高評価なので特に深く考えずに購入すればOKだが、得意のボディラインの強調具合に少し物足りなさを感じた点だけが気になる。(料理の出来の良さはいつも通りだったが)
なお、本作はSwitch版だけでは無く、PS4及びPS5でも発売される。また、放送では発泡されなかったが、6bitアレンジサントラ,カードゲーム,アートブック同梱の限定版を同梱した限定版も発売されるようだ。各バリエーションは既に予約開始している。十三騎兵防衛圏の限定版を逃して悔しい思いをした人は念のためお早めに。
PS4版 https://amzn.to/3LlV6uI PS5版 https://amzn.to/3LN2sI7 Switch版 https://amzn.to/3rkb41y
バトルロイヤルになって復活したF-ZEROがダイレクト終了と共に無料配信開始。
インディーゲーム界隈で話題の圧倒的高評価を維持し続けている、昼の間海を探検し魚を獲て、夜は得た食材で寿司屋を運営するハイブリッド・海洋アドベンチャーゲームのSwitch版が登場。コロコロコミックでコミカライズされるなどゲーム外の展開も進行中。ニンテンドーダイレクトのピックアップタイトルとして紹介されたことで更に勢い付きそうだ。
いよいよDLC最後となる第6弾が配信。デイジーサーキット4体の追加キャラクターは、ファンキーコング,ディディーコング,ポリーン,キノピーチに決定。そして、本編とDLCがセットになった新パッケージ版の発売も決定。
『moon』開発スタッフによる完全新作。RPGだがホラー寄りな雰囲気で、主人公の子供が言葉を使って大人の魂を救っていくという、メンタル面の展開に力を入れている模様。
遂に風来のシレンの完全新作が登場。舞台はタイムライン的にはGB版月影村の後、つまり風来のシレン4の前の話になるようだ。風来のシレンシリーズと言えばローグライクRPGの人気作品だが、Wiiで発売されたシレン3で大失態を犯し、その後DSで発売されたシレン4,5では意味不明な技や謎のHP回復仕様が不評で信頼回復には至らなかった。シレン5のSwitch移植版では、名作として名高い64版や外伝であるアスカ見参のような作品を作りたいという、開発者の隠しメッセージが仕込まれていたことから、シレン6ではシレン3,4,5の不満点を全て解消してもらいたい。
ちなみに、タイムライン的に風来のシレン4の前ということで、シレン4から導入されて不評だった夜と技のシステムは出て来ないだろう。それだけでも非常に喜ばしい事である。当然ながら新システムもあるはずなので、今後の続報を楽しみに待ちたい。
マリオRPGに続いてペーパーマリオRPGもリメイク。発売日は未定だが、こちらも高評価作品なのでリメイク版にも期待が高まる。
悲報:ドラゴンクエストモンスターズ3のマーニャの衣装が、FF7Rのティファの黒インナー方式で下方修正
『ニンテンドーダイレクト 2023.9.14』にてドラゴンクエストモンスターズ3の続報や体験版の情報が配信されたのだが、新情報の一つとしてドラゴンクエスト4のキャラクター達を目にすることが出来た。ドラゴンクエストモンスターズ3はドラゴンクエスト4と世界観を共有しているため、同作の勇者たち御一行が登場する。その中でもモンバーバラの踊り子であるマーニャは、ドラゴンクエストシリーズ屈指の人気キャラクターなのだが、時代に合わせて服装が不自然に変更され、肌の露出具合が下方修正されているようだ。
ファイナルファンタジー7リメイクのように、美麗なグラフィックをウリとしている作品であればセンシティブな表現を回避することを目的に、女性キャラクターに対して露出を制限するためのインナーを装備させる配慮は分からないでも無い。しかし、Switchで発売されるようなゲームのグラフィックでも今回のような措置が必要なのか甚だ疑問である。
正直、同じくニンダイで放送された『ミクといっしょにエクササイズ』のミクのヘソ周り、腹筋のラインの方がよっぽどセクシーだと思うのは筆者だけだろうか。(パッケージ用に描き下ろされた1枚絵)
PlayStation Plus ゲームカタログ9月分は、ニーアレプリカント,十三騎兵防衛圏,オーディンスフィアなど超豪華
2021年4月に発売されたリメイク版ニーアレプリカントを筆頭に、十三騎兵,オーディンスフィア,ドラゴンズクラウンとヴァニラウェアの大盤振る舞い。また、スターオーシャン2のリメイク版を前に、2以外の全スターオーシャンシリーズが登場し、利用料金の値上げに見合う充実っぷり。サービス開始当初のラインナップからは、ゲームパスに追いつく気があるのか疑問だったが、ここ数カ月はかなり頑張っている。
レバーレス アーケードコントローラー Razer Kitsune 予約開始
期待のレバーレスアケコンの新作が10月27日発売決定。しかし、有線にも関わらず53,880円と超高額設定。
今になって、UNDERTALEのXbox One版がパッケージで発売
まさかのアンダーテールXbox版がパッケージ化。2023年10月24日発売。
Redemption Reapers(リデンプションリーパーズ) 限定版 投げ売り開始
9,680円⇒5,701円と大幅に値引き。エンダーリリーズが売れたからと言って、流石にインディーゲームで9,680円は欲張り過ぎな値付けだった。しかしこれで適正価格なので、もう一声欲しい所である。ここからもう少し下がるか、値を戻すかは判断が難しい所。
FF・ドラクエ頼み限界か、スクエニ株下落の背景に長期業績低迷懸念
チョコボGP事件から殆どのゲームが発売から数か月で投げ売りされ、スマホゲーは課金圧が高い割りには1年ぐらいでサービス終了して虚無感が強く、そのような状況を受けて襟を正すわけでもなく信者から絞る方向にシフトするという、最悪な路線を突き進んでいるので市場はスクエニに対する信頼が無い。信者の声が比較的強いツイッターを主戦場にしている人は錯覚しやすいがこれが現実。
そして年末にはドラゴンクエストモンスターズ3の発売が予定されているが、クリア後の育成を効率化するための要素を本編から切り離して別料金で売ることが確定しており、まともに対戦を楽しむには11,000円を超えるマスターズ版を買うことが前提となっている。金を搾り取る路線が更に加速しており、昨年のドラゴンクエストトレジャーズと同様に、低評価からの短期値崩れが危険視されている。業績の長期低迷は避けられないと推測する。
アーマード・コア6、バルテウスなどの強敵を弱体化してしまう
ゲームバランスに多少の調整を入れるのは結構だが、ボスを必要以上に弱体化してしまうのはゲームのコンセプトを自ら否定するようなものなので大問題。フロム・ソフトウェアは、“アクションゲームは下手だが、話題に乗って死にゲーを遊びたい”という人向けに、難易度イージーの導入を検討しなければならない時期なのだろう。デモンズソウル以降の成功を重ねで購買層が広がった以上、様々なプレイヤーに対応するためにこの流れは仕方が無い。敵のAPが標準難易度から半分になる程度の雑な調整で良いので、上手いプレイヤーと下手くそなプレイヤーの住み分けが必須である。上手い人は下手な人の気持ちなんて分からないし、下手な人は上手い人が求めているものなんて理解できない。両者の歩み寄りは困難なので、ゾーニングすることが最適解なのである。
「Steam」祝20周年! 歴史を振り返る特別企画や最大90%オフのセール実施
何かと理由を付けてセールが開催されるからライブラリの肥大化が止まらないんだが。
「7 Days to End with You」を手掛けた開発者の新作「Refind Self: 性格診断ゲーム」が11月に発売へ
またまた尖ったゲームで勝負を仕掛けてきた。
『ビビッドナイト』の新作『Vivid World』が2024年に発売
買い切りゲームでクソソシャゲにありがちな凸システムを堪能できる変わった作品の第2弾。前作は40%OFFセール中。
『バテン・カイトス』『エルデンリング』『エスコン』などバンナム作品の楽曲が聴けるサウンドレーベル登場
バンナムといえば、スカーレットネクサスのサントラが気が付いたらサブスクに入っていた。
名画「ひまわり」ならぬ「キマワリ」も登場する?蘭・ゴッホ美術館とポケモンのコラボ企画
動きなめらかドット絵警察ロボアクション『スクランブルヴァイス』正式発表、2024年発売へ
整備場のスクリーンショットを迂闊にアップしたら、運が悪いとセンシティブ認定を喰らうやつ。
「東方 Project」二次創作2D探索型アクションゲーム 『Touhou Luna Nights』PS版とパッケージ版が1月25日に発売決定
おビンタ決闘ゲーム『薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~』がNintendo Switchで9月19日から発売決定
久し振りにジョイコンを存分に活かしたクセ強なゲームが登場。
さぁ,執行の時間だ――ローグライト推理ゲーム「探偵死神は誘う」が発表に
留まるところを知らないローグライクゲームだが、遂には推理ゲームと融合してしまったようだ。
『Vampire Survivors』開発者、「今の開発に夢中で次回作について考えていない」と明かす
拡張はまだまだ続く。しかしBrotatoを経験してしまった今では、本家ヴァンサバには戻れない。
ローグライク荷物整理アクション『God Of Weapons』好評&好調スタート
Brotato+バックパックヒーローみたいな感じ。
80年代ファンタジーアニメ風ローグライクACT『MythForce』正式リリース
『Nour』ハンバーガーが空を飛び、ラーメンが踊りだす
意識高い系フードゲーム。
2Dと3Dを切り替えて進むアクションRPG『ジャーニーレコード』発表
ゲームキューブの名作カードRPGを復刻した『バテン・カイトス I&II HDリマスター』の先行プレイ映像を公開
一般的なJRPGだと思い込んでいたがカードRPGだったか。急に気になりだした。
人気戦闘曲『ビッグブリッヂの死闘』のみを収録したコンピCD「大盤振舞」が「東京ゲームショウ2023」で販売決定
元々2017年のゲームショウで限定発売されたもの。その後も限定通販などで度々登場していたが、今年も会場で発売される。
『スプラトゥーン3』フェス終了後のロビーで流れる“すりみ連合”の新曲『再見オネノネノン』発表
風来のシレン公式ツイッターが、SFC初代試練の原画を公開
貴重な紙に描いていた時代の原画。これから複数回に分けて紹介してくれるらしいので期待。
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