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ゲーム・オブ・ザイヤー&クソゲー・オブ・ザ・イヤーを年間レビューから選出!【2022年版】

当サイト『ゲームナナワリ』では、2022年に58タイトルをレビューした。それらの中から、最も優れた作品である『ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)』と、最も出来の悪い作品である『クソゲー・オブ・ザ・イヤー(KOTY)』を選出する。

ゲーム・オブ・ザ・イヤー(Game of the Year,GOTY)とは、個人や業界団体がその年の優れたゲームソフトに与える表彰である。選考のレギュレーションは、ゲーム開発者が選出,インディーゲームに限定,スマートフォンゲームに限定など様々だ。つまり、一口にGOTYと言っても実に様々な形態が存在する。

従って、当記事で紹介するGOTY及びKOTYは、当サイトが2022年にレビューした作品(発売日を問わず)から、個人的な意見で自由に選出したものであることに注意してもらいたい。

Sara
Sara

自分なりの意見があれば、自分でサイトを作って、オリジナルのGOTY&KOTYを公開しよう!

GOTYは大賞以外にも、幾つかの部門に分けて表彰している。評価項目として挙げている、革新性,ユーザビリティ,ビジュアル,サウンド,プレイ継続性,コストパフォーマンスの6項目に加えて、ゲームジャンルで4部門、期待作で1部門を用意した。KOTYは大賞のみとなり、GOTYとKOTY合わせて全13部門で表彰した。

ゲーム・オブ・ザ・イヤー2022

大賞:Horizon Forbidden West

当サイトにおける、GOTY2022大賞は『Horizon Forbidden West』である。

美麗なグラフィックで表現された世界で、巨大な機械獣を相手に繰り広げられる、スリリングなハンティングアクションは前作を上回る素晴らしさ。前作で不満だった、最終盤の駆け足気味なストーリー展開は完全に解消されており、全編通してバランス良く、説得力のあるSF設定を盛り込んだ進行には大満足。ビジュアル部門と、3Dアクション部門を受賞したことも大賞の決め手となった。

革新性部門:RPGタイム!~ライトの伝説~

この部門については、『RPGタイム!~ライトの伝説~』と『INSCRYPTION 』で迷った。どちらも作り手の狂気を感じる作品なのだが、どちらの狂気を感じて欲しいか考えると『RPGタイム!~ライトの伝説~』に軍配が上がった。作り手の狂気こそが、革新性に繋がるのだ。

あらゆる手作り風演出の凄さは勿論のこと、“手作りゲームをロールプレイする小学生をロールプレイする”異端のゲームであり、育児に近いプレイフィールを与えて来るゲームは他に存在しない。

ユーザビリティ部門:ベヨネッタ3

ユーザービリティの項目は、UI,操作性,応答性など、ユーザーエクスペリエンスに通じる評価項目だ。何故『ベヨネッタ3』が受賞するかと言うと、ノンストップ クライマックス・アクションを適当操作・簡単操作でも味わうことができることに他ならない。操作性の良さ、あるいはアクションゲームとしての触り心地の良さは圧倒的であり、ベヨネッタの美貌と相まって得られる満足度は飛躍的に向上する。

ビジュアル部門:Horizon Forbidden West

映像の美しさ“だけ”を見れば、『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』の方が上だろう。しかし、『Horizon Forbidden West』には機械獣というユニークな被写体が存在する。フォトモードで遊んだ際に、『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』と『Horizon Forbidden West』、どちらが楽しいかと言えば間違いなく後者だ。躍動感にあふれる機械獣と、民族的な登場人物や退廃した機械文明の組み合わせを目の前にするとフォトモードが止まらない。

サウンド部門:Dicey Dungeons

ゲームの発売自体は2019年8月だが、2022年秋にマイニンテンドーストアで100円セールが行われたことで大躍進した作品。ゲーム自体はコミカルな見た目のサイコロ人間が主人公のローグライクだが、見た目と設定からは想像もしていなかった、ジャジーなチップチューン系BGMの虜になった人も多いのではないだろうか。筆者の場合、ゲームをプレイしたその日のうちに、Amazon Music Unlimitedで聴けるオススメのゲームサントラ紹介に即掲載したぐらいに気に入った。出来ればゲームもプレイして欲しいが、せめて音楽だけでも聴いて欲しい。

プレイ継続性部門:ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

QTEとイベントを織り交ぜた戦闘の面白さもさることながら、親子愛・家族愛について終始考えさせられる展開は、続きが気になって仕方がなく、寝食を忘れてストーリーを追ってしまった。メインクエスト,サイドクエスト共に、仲間たちが常に喋り続け、全ての内容が一級品。捨てクエストなど存在せず辞め時が見つからない。

コストパフォーマンス部門:Vampire Survivors

サバイバーズ系ブームの火付け役でありながらも、ハイクオリティ&ダンピングにも近い過剰なまでの低価格設定で、フォロワー的作品の台頭を許さない作品。スマートフォン版もリリースされたが、そちらはまさかの無料だ。スマホで遊ぶ場合は、オプションから“Orientaiton”の項目を、“Landscape Left” or “Right”に変更して、横持ちプレイに設定変更を忘れずに。

ベスト2Dアクション:添丁の伝説 The Legend of Tian Ding

2021年11月に発売後、1年経った2022年11月にゲームパスに登場したアクションゲーム。日本統治時代の台湾が舞台という強烈に個性的な設定に惹かれて遊んでみたところ、武器チェンジとカンフー技を交えたコンボが爽快な2Dアクション。小振りな作品ながらも、隠れた名作という言葉がふさわしい。恐らく出るであろう続編にも期待。

ベスト3Dアクション:Horizon Forbidden West

GOTY大賞候補であった『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』と『Horizon Forbidden West』、どちらもアクション面は前作を踏襲したうえで素晴らしい出来栄えなのだが、優劣を付けるのであれば『Horizon Forbidden West』の方が面白いと断言したい。ビジュアル部門と同じような感想になってしまうが、やはり機械獣を相手にするというテーマが強いのだ。

スキャン⇒切断部位確認⇒最適な武器を選択⇒準備してからステルスアタック⇒尻尾などの部位パージでレアドロップを狙う

という流れが圧倒的に優れている。新たな巨獣相手にレアドロップを狙う楽しさはモンハンでも証明されている。ぶん殴るだけでは既視感を覚えるが、この鉄板ムーブは飽きが来ない。

ベストマルチプレイヤー:マリオカート8 DX コース追加パス第3弾

当初は『スプラトゥーン3』の受賞を考えていたが、発売後の調整内容で開発陣営のエアプが露呈したため『マリオカート8 DX コース追加パス』が受賞となった。オンラインマルチプレイヤーゲームは、発売して終わりではなくその後の運営が重要だ。『マリオカート8 DX』は既に発売から5年以上経過しているが、DLCがリリースされる度に何らかのバランス調整を行って、ゲームをより良くしようとしている。

ベストローグライク:Vault of the Void

個人的にローグライクゲームが好きなことに加えて、とにかくこのジャンルは圧倒的にリリースされる作品数が多い(特にインディーゲーム界隈)ので、ベストローグライク部門を設けた。ローグライクの定義とは?という人は、ゲームジャンルの説明に関する記事を読んでもらいたい。

そんなローグライクゲームの中でも、2022年に最も注目を浴びたのは『Vault of the Void』だろう。長きに渡ってアーリーアクセスが続いたが、2022年10月5日に正式リリースとなった本作は、“Slay the Spireこそ、デッキ構築型ローグライクの原点にして頂点”という、『Slay the Spire』至上主義に終止符を打った名作である。

なお、オススメのローグライクだけをまとめた記事もあるので参考にしてもらいたい。

リリース前の期待作品:Nova Drift

既にアーリーアクセス3年目となる360度シューター。開発が止まっている訳ではなく、しっかりとアップデートが繰り返されている。未だにメインモードは実装されず、エンドレスモードしか選択できないが、それでも筆者は既に50時間以上プレイしている。そして、これだけ遊んでもまだ飽きが来る気配はない。用意されている選択式パワーアップの種類が圧倒的に豊富で、自機のショットに関する新しいビルドを考えることが楽し過ぎる。

以上が、ゲームナナワリにおける、ゲーム・オブ・ザ・イヤーの内容である。最も権威があるGOTYであるとされている、『The Game Awards』で大賞を受賞した『ELDEN RING』は、当サイトでは未受賞となった。

『ELDEN RING』は、70時間以上遊んだし神ゲーだと思っているが、当サイトで重要視する評価項目で何れもトップにならず。仮にオープンワールド部門を設けたのであれば、『ELDEN RING』が受賞していたはずだが、2022年はオープンワールドゲームのレビューが少なかったので設けていない。

Sara
Sara

当サイトにおける『ELDEN RINGは、無冠の帝王みたいな位置付け。

クソゲー・オブ・ザ・イヤー2022

不名誉なKOTY2022を受賞した作品は、『スーパーロボット大戦30 エクストラチャプター』である。

当作品は、2022年にレビューした作品の内で、唯一【★1:クソゲー】を獲得した逸材だ。詳細については個別の記事を見てもらうとして、以下の問題点により大幅な減点となっている。

スパロボ30 EXチャプター 問題点
  • 詐欺まがいの参戦作品表示
  • 余りにも痛すぎるストーリー
  • サンドバッグを殴り続けるだけのような戦闘

2021年に発売された、『スーパーロボット大戦30』の本編にて辛うじて【★4:オススメ】を獲得したにもかかわらず、その評価を無に帰す結果となったのは残念で仕方がない。

ちなみに、“痛すぎるストーリー”という点については、『SDガンダム バトルアライアンス 』も相当の物なのだが、あちらはアクション面やビジュアル面で一定の評価を得ているため、【★1:クソゲー】には認定していない。

アクセス数から見た人気記事

ゲームオブザイヤーとクソゲーオブザイヤーは上記の通りだが、次に2022年にアクセス数が多かった記事トップ10を紹介する。

まずはランキングを見て頂きたい。(数値は非公開)

以上のような結果になっており、絶賛する記事よりも忖度無しで真実を伝えている記事の方がアクセスが多いことが分かる。

一部の記事はGoogle Discoverにも掲載されており、そのような記事は年の後半に公開された場合であっても、年間アクセス数の上位に食い込んでいる。ランキング外の記事でも掲載された記事は複数あり。

Discoverに掲載されるということは、専門性・権威・信頼の3つを備えていることらしいので、これからも安心して当サイトのレビューを信用してもらいたい。

Sara
Sara

Google先生の判定基準を信じるんだ!

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