【2024年版】オススメのローグライク・ローグライトゲーム10作品を厳選して紹介!【第2弾】

前回のオススメのローグライク作品選出から約1年3ヶ月が経過し、レビューした作品も積み重なってきたので、2024年版として新たに10作品を選出する。前回選出した10作品については、以下のリンク先を参考にしてもらいたい。

ローグライク・ローグライトの違いについて

まず、これは前回も記載した内容だが、改めて“ローグライク”と“ローグライト”の違いについて記載しておく。何故なら、「このゲームはローグライトなのにローグライクのタグ付けがされている」などと言った、見当違いなコメントが寄せられることがあるからだ。

ローグライクとは、ランダム生成,パーマデス,リソース管理,探索またはマッピングなどの要素を備えたゲームが分類されるゲームジャンルのことである。ゲームのジャンルの定義はどこかの機関が管理している訳ではなく、明確な定義など存在しない。従って、具体的にどれだけの要素を備えるとローグライクと呼べるかは曖昧であり、自身の作品をローグライクとするかどうかは開発者次第である。

広義的なローグライクに属する作品の中には、構成要素を幾つか欠いたゲームが存在しており、それらがローグライトと呼ばれる“傾向にある”。あくまで傾向であり、どの程度ローグライクから要素を欠くとローグライトと呼ぶかなどは一切決まっていない。ローグライクなのかローグライトなのかを議論することに何の意味も無いため、記事のタイトルは「オススメのローグライク・ローグライト」としているが、記事本文内では表現をローグライクに統一している。また、それは当記事で紹介する各作品のレビュー記事でも同じである。ただし、各作品のレビュー記事の冒頭のジャンル紹介では、公式が自称するジャンルを記載している。ジャンルの定義の考え方について興味があれば、別記事を読んで頂きたい。

ちなみに、当記事では4項目に分けて作品を紹介しているが、作品ごとに一番特色が強い項目に分類している。作品によっては複数の項目にエントリーできるので、項目はあくまで参考程度に捉えてもらいたい。

ターン制RPGローグライク

不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録

『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』は、14年ぶりの風来のシレンシリーズの新作であり、『風来のシレン3』以降の不満点を概ね改善した作品だ。前作から相当の年月が経過したためか、シリーズ初心者に基本を教え込むことを徹底した作りが特徴的である。玄人視線であれば全体的に難易度が低く物足りないが、シリーズの再出発として良い落としどころのレベルデザインとなっている。

アイテムやモンスターの図鑑が充実したり、モンスターの出現傾向をいつでも確認出来たりと、暗記するかゲーム外で確認する必要があった情報が全てゲーム内で完結するなど、過去作品と比較して利便性も大きく向上している。

Backpack Hero

『Backpack Hero』は、ベースこそターン制のRPGだが、カバンに詰め込んだアイテムの配置が武器や防具の性能に効果を及ぼすという、戦闘開始前の整理整頓が重要となる作品だ。カバンの中身の整理整頓が実質的にデッキ構築のような役割を果たしており、長考して最適解に辿り着くことが得意なプレイヤーにおススメしたい作品である。

また、単純にカバンの中身の整理整頓と言っても、操作するキャラクターによってプレイフィールは全く異なっている。操作キャラクターは5人用意されており、単に利用できるアイテムが異なるだけでは無く整理整頓のメカニズムそのものが異なるので、覚えることが非常に多く遊び応えは抜群だ。

レビュー時点ではアーリーアクセス中だったが、現時点では正式リリース済み。

Peglin

『Peglin』は、ターン制RPGにおける攻撃時のダメージ計算にパチンコを採用した作品だ。与えるダメージはパチンコ玉に相当するオーブがクギで反射した回数で決まるうえに、そのオーブがデッキ構築要素を持っているという新しいタイプのローグライクRPGである。

オーブの反射回数で与ダメージが決まるため一見は完全に“運ゲー”に見えるが、ボス戦に向けて適切なオーブを取捨選択していかなければならず、意外と思考が重要となる部分もある。

現時点ではアーリーアクセス中となっており、2024年中頃のリリースが予定されている。

デッキ構築型ローグライク

Astrea Six-Sided Oracles

『Astrea Six-Sided Oracles』は、手札にカードの代わりにダイスを使った、ランダム性の高いデッキ構築型ローグライクゲームだ。ダイスの出目によって手札の効果が大きく左右されるため、『2023年版 オススメのローグライク・ローグライトゲーム10作品』にて紹介した、ランダム性を大きく排除した『Vault of the Void』の対極であると言えるだろう。

ただし、本作においてはランダム性が高いことは運ゲーであることを意味する訳ではなく、たとえ出目が悪くても被害を軽減する手段は複数あり、さらにマイナス効果が生じる出目をプラス効果に転換する手段も用意されている。デッキの構築が上手く行けば、出目のランダム性を完全に無視できるようになり、まさに“ランダム性をねじ伏せる”ようなプレイフィールを得ることができる。『Slay the Spire』及び『Vault of the Void』に続く、第3の至高に到達したデッキ構築型ローグライクゲーム。

Inkulinati

『Inkulinati』は、敵も味方もユニットを押して強制移動させることができる、ターン制ストラテジーゲームだ。押されたユニットが場外に落ちると一発アウトになるというスリリングな戦闘システムになっており、使用するユニットはステージ毎にデッキ構築型ゲームのように幾つかの候補から取捨選択することになる。

また、“退屈”システムによって、プレイヤーはユニットのロースターを固定することができず、ステージ毎にユニットを入れ替えながら戦う必要があり、強力なユニットを揃えることが出来たとしても決して安定しない点が特徴的だ。デッキ構築型にしては珍しく、1回の敗北ではゲームオーバーにならないストック性が採用されている。

ちなみに、公称ジャンルはローグライクゲームでは無いが、十分にローグライクゲームと認識できることから今回は選出した。(そのため、記事タイトルは10タイトルとしているが、本作を含むと11タイトルとなる。)

レビュー時点ではアーリーアクセス中だったが、現時点では正式リリース済み。

サバイバーズ型ローグライク

Brotato

『Brotato』は、全方位から敵が迫ってくるサバイバーズ系の作品であると同時に、デッキ構築型ローグライクの要素も持った作品だ。スクリーンショットを見ただけでは良くあるサバイバーズ系の作品にしか見えないが、実態としてはステージとショップを交互に繰り返す、ルート分岐無しのデッキ構築型ローグライクに近い。

最大で6種類の武器を装備でき、武器に合わせてステータスを調整していく作業が実に奥深く、さらに特徴が大きく異なるキャラクターが44種類も用意されているため、本作を極めようと思うと数百時間のプレイが必要となる。そして、それだけプレイしても全く飽きが来ない傑作である。

なお、本作は当サイトにおけるゲームオブザイヤー2023にてベストローグライク賞を受賞している。

Deep Rock Galactic: Survivor

『Deep Rock Galactic: Survivor』は、『Deep Rock Galactic』の世界観を完全にサバイバーズ系に落とし込んだ作品だ。他のサバイバーズ系の作品と異なり本作に出て来るエイリアン達はかなり強く、プレイヤーの強化が順調に進んだとしても、そう簡単には無双させてくれない。そのため、原作同様に戦略的にトンネルを掘り、エイリアンを上手く誘導する戦い方を求められる。また、エイリアンを誘導しつつも、隙を見つけて鉱物の採掘も行わなければならず、原作同様に忙しいドワーフ鉱夫体験が用意されている。

このようなトンネル掘りと鉱物の採掘という要素が、絶妙にサバイバーズ系のシステムと噛み合っており、多数のサバイバーズ系の作品を遊んできたプレイヤーであっても既視感を覚えずに楽しむことができるはずだ。

現時点ではアーリーアクセス中となっており、2024年内もしくは2025年初頭のリリースが予定されている。

一風変わったローグライク

Balatro

『Balatro』は、ローグライクの面白い部分だけを楽しむことに特化した作品だ。ポーカーの役を作ってスコアを出すという、誰でも理解可能なシンプルな遊びに、デッキ構築型ローグライクの要素がミックスされている。1~13のトランプのカードをデッキに見立て手札の改竄を繰り返し、150種類に及ぶ特殊効果を持ったジョーカーの組み合わせでポーカーの役のスコアを高めていくのだが、多種多様なシナジーの探求を短期間で何度も繰り返すことができる。

シナジー効果の探求こそがローグライクゲームの本質であり、そこにフォーカスすることを目的にポーカーという手段が取られただけであり、開発者は特にポーカーが好きな訳では無いという異端の作品。決して万人には勧められないため★3【人を選ぶ】という評価になるが、当記事を開いているようなローグライク好きであればプレイ必須のはずだ。

30XX

『30XX』は、ロックマンXの挙動を完全に模倣した2Dアクションゲームであり、まさに“野生のロックマンX”という言葉がぴったりな作品だ。ロックマンXで育った世代であれば感涙ものの操作感である。昔ながらのロックマンXの操作感を楽しみながら、様々なバスターの強化を試すことができ、更にボスアビリティの合成といったオリジナル要素も用意されている。

基本的には「残機ゼロかつステージの選択権を奪われた状態で、オープニングからラスボスまで通しで遊ぶ、ランダム性の高くなったロックマンX」なのだが、ローグライク要素を軽減してステージ選択可能になった、ローグライト的なモードも用意されている。今回は、プレイヤーが任意にローグライクとローグライトを切り替えることができるという点から「一風変わったローグライク」に分類した。

なお、本作は当サイトにおけるゲームオブザイヤー2023にて、ベスト2Dアクション賞を受賞している。

漢字インダストリー

『漢字インダストリー』は、生産自動化ゲームに素材の投入方向のルールを取り入れてローグライク化した作品だ。漢字の部首が次々と工場から生産されてくるので、“正しい方向から”部首を組み立て工場に投入し漢字を産み出していくという、新スタイルの生産自動化ゲームである。

ステージモードにはデッキ構築型ローグライクの要素が取り入れられており、ステージ毎に生産ラインに使用できるパーツを取捨選択することになる。使用パーツ数に制限が掛かるため、効率良く綺麗な生産ラインを組まなければ詰んでしまう。制限時間内で頭をフル回転させて、生産ラインを見事に構築できた際の達成感は非常に大きい。

現時点ではアーリーアクセス中となっており、2024年内のリリースが予定されている。

Shotgun King: The Final Checkmate

『Shotgun King: The Final Checkmate』は、ターン制の知的な競技であるチェスに、ショットガンによる射撃攻撃と、自身と同時に相手も強化するパワーアップの取捨選択要素を取り入れた作品だ。

チェスのキングが1人でショットガン片手に戦うという狂ったコンセプトの作品であるが、自身を強化する際には敵も強化しなければならないというシステムが新しく新鮮だ。また、ランダムに提示されるアイテム以外にも、ショットガンの弾の飛び方の上振れ下振れで一喜一憂したりと、オリジナリティが非常に高い作品となっている。

アーリーアクセス作品のその後

2023年版 オススメのローグライク・ローグライトゲーム10作品』では、アーリーアクセス中の作品として『Nova Drift』を紹介した。あれから1年以上経過したが、本作は未だにアーリーアクセス中だ。

しかし、開発が停滞しているという訳では無く、大型アップデートが繰り返されている。新たなボスが複数体追加され、新たな武器の追加やバランス調整も行われおり、アーリーアクセスということでエンドレスモードしか遊べないが、現時点でも既に何十時間も遊べるボリュームだ。実際に筆者も既に70時間以上遊んでいる。

次回はいつになるか未定だが、更なる10作品を選出した際には、今回紹介したアーリーアクセス中の作品のその後についても記載する予定である。

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